FORDHOUSE, STOCKLAND / Oil Painting

デニムがおすすめする”コンテンポラリーアート”のオイルペインティング(油絵)です。
今から半世紀ほど前、20世紀中盤に描かれた現代イギリス印象派のランドスケープです。
のどかに広がるイギリスのカントリーシーン。
遠くに山脈を抱く高原で、居心地の良い場所なのでしょう、いくつかのコテージが建てられています。
こちらの作品はタイトルの通り、イングランド南西部、デボンのストックランドStockland, Devonの村、
と思われる田園風景を描いた作品です。
作者はピーター・L・オリバーPeter L Oliver (19272006)。
かなり著名なイギリス印象派の現代作家です。
サインが右下に入り、背面には名刺のようなカードが添付されています。
ピーター・オリバーはつい最近まで活躍されていたアーティスト。
人物評などはプライバシーの観点からか、ほとんど情報はなく、入手できるのは簡単なプロフィールのみです。
作品から受ける印象としましては、美術を学ぶ学生を指導できる立場にある教授、
あるいは経験を積み重ねた職業的なオイルぺインター、などのように思われます。
作品を見れば誰が見ても、イギリス・インプレッショニストのマスタークラスであることは明らかでしょう。
こちらの作品にしても、確立された自身の技法をもって描かれた秀作であることは、
デニムが自信をもって断言させていただきます。
もちろん、つい最近まで現役のアーティストでしたので、多くの作品が残されています。
現時点では、価格的見て、一般的なアンティーク絵画に比べて、それほど高値がついているわけではありません。
比較的安価なものから、アンティーク絵画並みに高価なものまで様々です。
国によっても人気にばらつきがあるようで、イギリスやアメリカでは価格を見ると
結構人気があるように思われます。
まだまだこれから市場に出回る作品が増えていくことが想像されますので、
今後注目をアぎる可能性の高いアーティストと言って良いでしょう。
遠近法などにこだわりなく視界を広く感じさせる構図、的確にそして緻密に描きこまれた光や影の表現力、
鮮やかに印象付ける作品の色彩感覚、現代インテリアを感じさせるセンスある描写・・。
誰がどう見ても、美術を志す人が、自身が確立したテクニックを注ぎ込んだ「血作」に間違いがありません。
こちらはイングランド南西部、サイレンセスターCirencesterのアンティーク絵画ディーラーより、
デニムが直接入手いたしました。
出所情報は、直近ではイギリス人コレクターのプライベートコレクションだったようです。
何でも、イングランド南東部、ホールトHoltにある
ジョージアン様式の古いカントリーエステイトから放出されたもの、ということ。
身分の高い個人宅なので、書斎や個人事務所などにいかにも飾られていた絵画のように思われます。
ジョージアンスタイルのゴールドギルトウッドフレームも、シンプルでありながらも品格のある印象で、
アンティークなインテリアにもふさわしい雰囲気と思います。
その角度のつけられたフレームデザインは、現代的な印象派の作風とも相性は良く、
作品を引き立てているようにさえも見えます。
インテリアにこだわるアンティーク上級者の方にはぜひおすすめしたい、
素敵な20世紀のファインアートです・・。
(Buyer/YM)
価格(税込):
59,400
円
参考市場価格:
57,750
円
[9]かごを見る
[0]TOPページへ
LOCKON CO.,LTD.