アールヌーヴォースタイル アートガラス テーブルランプ

とても興味深いテーブルランプが入荷致しました!
フランス・アールヌーヴォースタイルのアートガラスランプになります。
※こちらは照明器具一式つきの商品です。
※サンプルとして電球を2つお付けいたします。
・・こちらは、きわめて「お宝」の可能性が高いアンティークです。
ぜひ、アンティークガラスのコレクターの方、ご判断をよろしくお願いいたします。
デニムでは、陶器やガラスに関しては専門ではありませんが、
こちらのランプに関しては、はじめてみた瞬間から、作品自体インパクトは十分。
まず目を留めない人はいないでしょう。
しかも、誰がどう見てもハンドメイド製のアートガラスランプですが、
個人の趣味的な作品とは違って、この道を何十年も歩んてきたランプデザイナーが、
その仕事の一環として製作した作品、という、そんなプロフェッショナルなデザイナーズランプの印象です。
もちろん、ガレの作品のようにサインなどはありませんので、確かなことは申し上げられません。
ただ、フランス現地ディーラーからのインフォメーションでは、
20世紀初めごろのミュラー兄弟社Muller Freres製ではないか、ということ。
買い付けをしたフランスのディーラーは、テーブルランプを含む、
アート系のインテリアディスプレイを専門に扱っている業者さん。
その手の高級骨董を見る目は確かです。
しかし、ガラスが専門外のデニムでも明らかにわかります。
あたかもプラスチック樹脂かのような、このような一体成型品を、
昔ながらのハンドメイドのブローガラスで、どのように造形できたのだろうか、と。
非常に高度な職人技術でつくられています。
もちろん、左右非対称であったりする点で、製作精度はハンドメイドなりですが、
だからこそ、このような2つのアートガラスをアイアンパーツで連結した、
見事なフォルムのマッシュルーム型が製作できてしまうことに、本当に驚かされます。
また透かしこみガラスmottled glassらしい、ピンク・モノトーンのスウェル(波文様)という色彩感覚も素晴らしい。
躯体の中心点から完璧に、その不規則な造形に沿いながらも均等な同心円状を描いていて、
その製作技術とともに、卓越したデザイン感覚は全く芸術品クラスです。
推測ですが、ミュラーの商品だとすれば同じデザインの商品をいくつも製作したはずですが、
かなり製作ロスの多かった商品ではなかったかと思います。
何度も何度も失敗を繰り返しながら製造し、製作できたのは3割程度、
といった状況だったのではないでしょうか。
量産品とはおそよ呼べなかった商品と思います。
まあ、ミュラーの商品にせよ、他メーカーの商品にせよ、明らかなのは、ある程度の技術レベルに達したガラス職人が、
自身の商品の名にかけてに製作したであろう、プライドをかけた意欲作、とデニムでは想像しています。
20世紀初めごろ、ミュラー兄弟たちが、エミール・ガレなどに代表されるようなガラス工芸のトップアーティストを目指したように、
同時期に同じ志を持ったアーティストがこちらのランプを製作した、というところなのでしょう。
いつか、どこかで同じランプを見かけることがあるかもしれません。
一生もののアンティークランプをお探しのアンティークファンの方、
こちらのランプを受け継いでいただけることをお待ちしております・・。
(Buyer/YM)
価格(税込):
56,160
円
参考市場価格:
54,600
円
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LOCKON CO.,LTD.