Parisienne Street Scene / Oil Painting


デニムがおすすめする”コンテンポラリーアート”のオイルペインティング(油絵)です。
今から30〜40年ほど前、20世紀後半に描かれた現代フレンチスタイルのタウンスケープです。

センスの良いファッションに身を包んだ人々、
そして、古びた建物さえもデザインの一部であるかのような、パリのストリートシーン・・。

こちらの作品はタイトルの通り、パリの人々の行きかう街並みを描いた作品です。

こちらはイギリス・ノーフォークNorfolkのアンティーク絵画ディーラーより、
デニムが直接入手いたしました。

アメリカ・フロリダ州のアーティストが、フランス・パリのストリートを描いた作品で、
さらにイギリス・ノーフォークで流通していた、というインターナショナルな作品です。
出所情報も明らかで、ノリッジNorwich のタウンハウスに住んでいる
イギリス人コレクターのプライベートコレクションだった、ということです。

いかにも個人宅の書斎や個人事務所などに飾られていた風景画のように思われます。

尚、絵画の「生産国」は通常、作家の国籍としていましたが、こちらの作品に関しては、
「制作した国」ということにしています。
ご理解くださいね。

さて、その作品の一方、天然木ベースのソリッドウッドフレームも、作品にふさわしくとても素敵です。

1970年前後の当時ものと思われますので、まだ新しさは感じられますが、
ゴールドギルトの石膏彫刻がとてもゴージャスで、かつ繊細なフォルムが華やかながらも控えめな印象で、
お仕事の場でのインテリアとしてふさわしい雰囲気と思います。

そのロココ調トラディショナルなフレームデザインは、絵画の作風とも相性は良く、
作品を引き立てているようにさえも見えます。

作者はキャロライン・バーネットCaroline Burnett(20th c‐)。
アメリカ人の女性現代作家です。
サインが右下に入っています。

キャロライン・バーネットはまだ現役のアーティストになりますので、
バイオグラフィはプライバシーの観点からか、あまり外部情報はありませんが、
その筋では知られたアーティストになりますので、一般的な情報は何の苦労もなく入手できます。

なので・・もうここでデニムが特に多くを語る必要などはないですね。
作品の感想レベルに抑えておきたいと思います。

作品から受ける印象としましては、フランス絵画系の現代作家、といったイメージで、
インプレッショニストの王道を歩んでいるアーティストのように見受けられました。

すでに半世紀以上、芸術の道に携わってきていると思われるので、作品も豊富。
自分自身の作風もしっかりと確立し、商業的にも成功したプロフェッショナルオイルぺインター、
と申しあげても良いのではないかと思います。

作品を見れば誰が見ても、フランス系現代絵画のマスタークラスの作家であることは明らかでしょう。

こちらの作品にしても、習熟された技量を持って描かれた秀作であることは、
デニムが自信をもって断言させていただきます。

もちろん、現役のアーティストともなれば、まだまだこれからも作品が増えていくことが想像されますので、
現時点では、価格的見て、一般的なアンティーク絵画に比べて、それほど高値がついているわけではありません。
比較的安価なものから、アンティーク絵画並みに高価なものまで様々です。

活動エリアはフランスローカルですが、作品の流通はインターナショナルで、
ヨーロッパやアメリカでも作品のオークション実績をチェックすることができます。

作品の相場は、国によってばらつきがあるようで、イギリス以外、アメリカでも価格を見ると
結構人気があるように思われます。

ただこれほどの技量を持つアーティストですので、
今後、どれほどその相場が変わっていくのか、想像つきません。

インテリアにふさわしい知的で好感の持てる構図、「今」を感じさせる空気感のある描写、
女性らしい優しい色使いの表現力、的確にかつ印象的に描きこまれた被写体・・。

こちらの作品も彼女のほかの作品の例にもれず、誰がどう見ても、
美術の道を志す人が自身の持つ技術のすべてを注ぎ込んだ「血作」に映ります。

インテリアにこだわるアンティーク上級者の方にはぜひおすすめしたい、
素敵な20世紀のファインアートです・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 86,400 円
参考市場価格: 84,000 円
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