ジョージアン スパニッシュ・マホガニー トライポッドチルトテーブル

正真正銘、ジョージアンのスーパーアンティークです。
今から何と! 230年前!
英国18世紀に製作されたチルティングテーブルです!
これが2世紀半も前のテーブルです。
信じられますか?
日本でいえば江戸中期、明治維新よりもさらに100年も前につくられたものですよ。
つまり幕末当時の1870年ごろには、このテーブルは既にアンティーク級だったのです。
驚き・・。
しかし、そんなスーパーアンティーク級にもかかわらず現代まで実用性を維持するこのコンディション!
これこそ、デニム自信を持ってお勧めするスーパーアンティークです。
家具史に残る希代の天才デザイナー、”トーマス・チッペンデール”などを輩出し、
英国でも「英国家具の黄金期」と称賛された、“ジョージアン”。
アンティークで最も質の良い家具といわれている時代の、
ハイクオリティなテーブルだからこそのクオリティ、なのです。
なかでも、”ブレックファーストテーブル”とか“サパーテーブル”と呼ばれていたこのチルト型のテーブルは、
使用しない時は天板を垂直に立てて壁際に置き、部屋のアクセントにしていたジョージアンを代表する家具です。
当時、天才チッペンデールが好んで製作したといわれています。
ただ、チッペンデールは後年「チッペンデール様式」と呼ばれるほどに、貴族的な装飾をふんだんに盛り込み、
天板の立てられるチルトテーブルなどはまさに天板面がスクリーンのようにアートしてしまいますが、
一般的に“ジョージアン”と呼ばれる家具はもう少しシンプルなデザインです。
こちらのようなシンプルなフォルムに、一見カントリー風のこの家具こそが、真のジョージアン!
このテーブルのイメージが「農夫のジョージ」と言われるほど質素だったジョージ3世George III治世下、
典型的なジョージアンスタイルなのです。
しかし、そんな時代性がありながらも、控えめながら、こちらのテーブルには、
ラウンドトップの天板を飾るウェイビングエッジや、
S字カーブを描くカブリオールレッグ(獣脚)にはかわいらしい「花綱文様」をアクセントに加えるなど、
製作者が独自に盛り込んだアピールポイントがあり、時代を超えた「価値」も備えています。
そして!
何より特筆すべきは、ジョージアンは歴史的に「マホガニー」の時代と言われ、歴史上、
最も良質なマホガニー材が中米より輸入されていた時代。
・・良く見てください。
木部自体に華やかな赤みを含んだこのテーブルこそが、その時代のソリッド・マホガニーなのです。
現代の最高級家具材と名高いホンジュラス産マホガニーが、「一般材」だった時代に、
「最高のマホガニー材」と珍重されていた、当時のスーパー・マホガニー。
”ジャマイカンウッド”とか、”キューバンマホガニー”など、
総じて”スパニッシュマホガニー”と呼ばれていた銘木が、ジョージアンの高級家具には盛んに取り入れられていました。
現代ではホンジュラスマホガニーでさえ、ワシントン条約で絶滅危惧種のレッドリスト化されている状況ですから、
そんな植民地時代のスーパーマホガニーなど、もはや「幻」のようなもの。
現代感覚では、もはや、逆にピンと来ない方が当然のことなのかもしれません。
しかも、天板は何と、そんなスパニッシュマホガニーの一枚板。
・・気を失いそうですね。
これだけの大判のマホガニーの一枚板など、もしかすると将来、新たに切り出された材料ではなく、
既存のアンティーク材でさえも、売買取引すら禁止される可能性もなくはないと思います。
そんなスーパーマテリアルに、無垢削り出しのウェイビングエッジ。
普通の現代感覚なら、こんな装飾はモールドの貼り付け(別に作ったパーツをあとから付け加えること)ですよ。
脚元の花綱文様だって、驚くことに貼り付けではありません!
そんなアンティーク品質に加え、天板を立てて省スペース性を発揮するという大胆な製作者の発想、
3つ股1本柱のトライポッド(3脚台)の美脚構造・・。
この製作に手間をいとわない姿勢、そして安心性よりも先進性を追求する心意気に、
当時の家具業界の活況を感じませんか?
間違いなく、家具業界が当時の花形産業であり、
時代の先端を走っていた産業だったことが確かに感じられるテーブルです。
このようにアンティークを見れば、歴史の教科書には載っていない、
当時の時代風景、そして人の心が透けて見えるようです。
やっぱりアンティークってすごい。
本物を知る方に、ぜひ・・。
(Buyer/YM)
価格(税込):
147,960
円
参考市場価格:
143,850
円
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LOCKON CO.,LTD.