チッペンデールスタイル クオリティマホガニー ネストテーブル


今から70年ほど前、1940年ごろのイギリスで製作された、とても素敵なチッペンデールスタイルのネストテーブルです。
当時のリプロダクション(復刻家具)としては最高級クラスの高級家具になります。

通常、3組のテーブルで構成されているネストテーブル。
別名“トリオテーブル“とも呼ばれたりもします。

“ネスト(入れ子式)テーブル”とは文字通り、
サイズの異なる同型のテーブルを複数、入れ子状(ネスティング)に組み合わせたテーブルです。

テーブルとしては比較的新しい部類に入るものと思われますが、アンティーク市場から推測するに、
ネストテーブルは19世紀頃より製作が始まり、お茶の普及とともに広まっていったようです。

いかにも職人的な工芸技術が感じられる、アンティークならではの魅力が詰まったテーブルです。

イギリスでは「午後のお茶の時間」に古くから活躍したとのこと、
いかにも絵になる風景が想像できます。

日本ではあまりなじみのないテーブルかもしれませんが、
欧米ではリビングで来客用として使われることが多く、
大中小に分れたネストテーブルそれぞれに、お酒やコーヒー、スナックなどと、
メニューを分けて置いたりして、おもてなしをしているようです。

こちらのテーブルにつきましては、デザイン的にはイギリスの伝統様式であるクイーンアン様式をベースとした
チッペンデールスタイルを踏襲しております。

脚の付け根には西欧ロココの象徴、アカンサススクロールの文様が入り、
カブリオールレッグ(獣脚)の脚先はボウルアンドクロウ(珠をつかむ猛禽類の脚)、という
生粋の英国家具らしい古典デザインです。

木肌の美しいマホガニーの躯体には、各所に効果的で、繊細な彫刻が施されています。
極限まで削り込まれた美脚の“カブリオールレッグ”がとても魅力的ですね。

木の葉が連なったかのような、”リーフ”エッジの天板はパイクラスト(Pie crust:パイをかじった時の歯形)とも呼ばれ、
サーペンタイン(波型)の幕板(天板下の横板)も、クイーンアン様式でしばしば用いられた装飾モチーフです。

さらに!
マホガニーベースの躯体には、1万本に1本といわれる貴重なバール・ウォルナットを面という面に全面化粧張り!

その霞がかった杢がシンメトリーに映るように、
クオータリング(四分法)と呼ばれる技術で美しくベニヤリング(化粧張り)されたその躯体は、
まさに17世紀の家具そのもののハイクオリティです。

テーブルトップに鎮座するガラスでさえ、ただの板ガラスではなく、
周囲にワンカットの面取りが加えられた高価なべべルドガラス。
一寸の隙もありません。

すべてが完ぺき!
王道を行く、トラディショナルなブリティッシュスタイルです。

アンティークファンの方のティータイムに、
ぜひおすすめいたします・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 116,640 円
参考市場価格: 113,400 円
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