ジャコビアンオーク ツイストアームチェア

1920年代、イギリス・アールデコの時代に製作された、英国スタイルのアームチェアです。
イギリスらしい伝統的なツイストチェアになります。
※こちらのチェアは2脚ペアで入荷いたしました。
またこちらのチェアはDC1151 クオリティオーク ツイストダイニングチェア4脚と全6点セットで入荷いたしました。
つやつやなダークオークの木肌が、とてもアンティークらしくて、心に染み入る色合いです。
背柱からつながる肘掛けから前脚への“バーリーシュガーツイスト”は、
ハンドメイドの味わいを残すアンティークらしいスレンダーなシェイピングですが、
S字スクロール(渦巻)シェイプのアームレストやH型ストレッチャー、ハイバックフォルムなど、
英国クラフトマンシップの伝統デザインがアールデコ風にバランス良くアレンジされています。
チェアとしてのデザインセンスが抜群な1脚です。
また、全体的にほっそりしたシルエットですが、手に持ってみると意外にずしっと重みがあります。
明らかにそれは良質の無垢のハードウッドが使用されているための「重み」。
こちらは基本フレームにはベーシックなオーク無垢が使用されておりますが、
人の手が直接触れるフレームパーツにはソリッド・エルム(ニレ無垢)が使われています。
エルム材は、構造がシンプルなウィンザーチェア等、カントリー系のチェアでは
19世紀以前、よく使われる材料でしたが、20世紀以降はオークほど入手しやすい材料ではないため、
一般的にはあまり使われなくなった材料です。
そもそもエルムは、年月を経れば経るほど、また磨きこめば磨きこむほど、艶を増し、
ダーク系の木肌は黒曜石のように黒光りすることでとても人気のある材料でしたが、
変形を起こしやすく、精度を保つのが難しいため、このツイストチェアのような、
複雑にほぞ組の入り組むチェアなどには、もともとあまり使われることはありませんでした。
確かに、こちらのチェアもトップレイル(笠木)やフロントレイル(座枠)、アームレスト(肘置き)などの
主要材にエルムが使われていますので、厳密に見れば躯体のフォルムには多少の歪みも確認できますが、
それはあくまで現代の製造品質を基準とした見方。
特に使用上に差し支えるわけではありませんし、それ以上に、
その銘木の木肌の美しさがカバーしてあまりあるほどです。
デザイン性、家具としての実用性、素材の希少性、という
家具の3要素を高次元で両立させた素晴らしいツイストチェアと思います。
まじめに手抜きなく、しっかりとつくられた優良なアンティークです。
デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。
(Buyer/YM)
価格(税込):
55,000
円
参考市場価格:
52,500
円
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LOCKON CO.,LTD.