ジョージアン チルトアップ ワインテーブル


イギリス1780年代に製作された“トライポッド(三脚台)”のチルトアップサイドテーブルです。
貴重な18世紀アンティーク、英国家具の黄金期、”ジョージアン”のテーブルになります。

・・ジョージアンの家具、それは現在の「全世界の家具のルーツ」、といっても過言ではないと思います。

世界で最も家具製作の技術が進んでいたイギリスにおいて、
最も良質の家具が生産されていた時代。

その家具のデザイン、工法、そして生産技術は、ヨーロッパからアメリカに渡り、
時空を超えて全世界に伝播しました。

そしていまや、現代家具はそれぞれの国の風土に馴染みながらも、ほぼ全世界共通のデザインに集約されました。
すなわち、ジョージアンの家具こそ、まさに現代家具のルーツ、原点。

その現代家具の原点が、今、この目の前に・・。

歴史的な存在価値だけではありません。
家具本来の品質レベルも明らかにトップクラスです。

いまでは入手できない大変貴重なイングランドオークを、贅沢にも無垢材を削りだして構成させた素材品質の高さ。

そのオーソドックスなスクエア型の無垢板天板に、「3つまた1本柱」のプロポーションは、
なんと230年以上もほとんど変形を見せずに維持されています。

もちろん、製作精度が高い事は言うまでもない事でしょう。

上げ下げできるチルトアップの稼働性でさえ、今でも実用レベルです。

デザイン的には、今では現代のPL法がこのような、
自立が危うそうな「三つまた」テーブルをこの世から抹消してしまいましたが、
まだまだ21世紀の現代に見ても全く古めかしさなどまったく感じさせないデザインです。

その機能美を備えたスタイリングは、身近なカフェのテーブルやご家庭のティーテーブルなどとして、
今でも私たちの日常生活にしっかりと根づいています。

“ワインテーブル”などでも広く普及している、このデザイン。
でも、当時は”サパーテーブル”などと呼ばれる、貴族たち専用のちょっとした軽食用のテーブルでした。

ジョージアンの家具なので、飾り気はあまりありませんが、
間違いなく、当時の名家の家具。
カントリーサイドの邸宅で使われていたようなサパーテーブルです。

そんなぜいたく品の象徴だった貴族家具が庶民の間に浸透していったのは、
それだけ人類の生活文化が豊かになっていったことの証しなのでしょうね。

「古きを学び新しきを知る」
・・その真理がここにあります。

実用家具、コレクション、といった商業主義を超えて
ぜひ後世に引き継いで行っていただきたい「生活文化遺産」です。

デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 101,520 円
参考市場価格: 98,700 円
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