カルナkarna タイガーオーク バーリーシュガーツイスト キャビネットグラモフォン


20世紀前半に製作された、ツイストミュージックキャビネット一体型の高級モデル、
完動品のアンティークグラモフォンになります!

※こちらのグラモフォンのレコード再生が視聴できます。
 下記サイズコメント欄をご覧ください。

※また、こちらのキャビネットグラモフォンお求めいただいた方には、お好みのレコード盤を10枚差し上げます!
 こちらからお選びください。


一般的に蓄音器は、イギリスアンティークとして、”グラモフォン”と呼ばれていますが、
正確に言うとそれは、英コロムビア社製の蓄音器の製品名。
商品名には”グラフォノラGrafonola”と名付けられています。

こちらの蓄音器については、”カルナkarna”というロゴマークがついています。

アンティークのグラモフォンでは比較的見かける商標ですが、
この”カルナ”という商標に関する情報はほとんど存在していないため、この”カルナ”が商品名なのか、
メーカー名なのかすら、判明してはおりません。

おそらく商品の仕様的に、HMVグラモフォンの後に出てきたメーカー名ではないかと思われます。

基本的に20世紀初期当時のグラモフォンは、コロムビア社製が寡占していた市場と思われますので、
ほぼHMVグラモフォンに匹敵する後発商品と見てよろしいのではないかと思います。

さて、それにしてもなんと見事なネオバロックデザインのサイドキャビネット。

当時の蓄音機は、機械を収納するケースが大変素晴らしく、
アンティークマーケットではそのケースだけをサイドボードなどとして使われているのをよく見かけます。

こちらもそんな家具調蓄音器(?)の一つ。
黄金色に輝くゴールデンオークの美しく堅牢な造形は、タイガーオークの虎斑杢(とらふもく。トラ柄の杢目)も美しく、
ほぼパーフェクトに当時の容姿を今に伝えています。

家具がまだ「使い捨て」の時代を迎える前の、良質な家具と同様のボディ構造ですから、本当に美しいです。
このキャビネットだけでも価格分の価値は間違いなくあると思います。

私たちデニムの家具再生技術で完璧に蘇らせることができました!

ところでちょっと話は変わりますが、12月6日は「音の日」だったって知っていました?

そう、かの発明王“トーマス・エジソン”が蓄音器を発明した日、ということだそうです。

でも、エジソンの発明したレコードは、ほどなく姿を消すことになる「円筒式」というレコードで、
私たちが一般に知っている「円盤式」のレコード再生システムを開発したのは
“エミール・ベルリナー”というドイツ系アメリカ人だったこと、以前にもご紹介しましたね。

彼はエジソンと「円盤型 VS 円筒型」の普及競争に勝利し、1895年、アメリカに
“ベルリーナ・グラモフォン”という蓄音器の製造・販売会社を設立します。
そして“ベルリーナ・グラモフォン”社は1901年、”ビクタートーキングマシン”社と名を変え、
さらに発展していきます。

一方、この米グラモフォン社は、1897年に英グラモフォン社を設立します。
しかし英グラモフォン社は短命で、1931年には英コロムビア社と合併をしています。
ちなみにその会社は・・現在の英EMI社です。

こちらのキャビネットグラモフォンについては、ケースのデザインに特徴があり、
このようなデザインが流行したのが、1890年から1900年代にかけて。

しかし、こちらの”カルマ”が作られたのは、現地ディーラー情報や製品の完成度から見て、
1920〜40年前後、第一次大戦後から第二次大戦前につくられたものと考えるのが妥当な線でしょう。

ディーラーの評価通り、コレクションアイテムレベルの骨董品です。

機械については、どの程度のレベルのコンディションなのかは専門ではありませんので
骨董品レベルでしか表現できませんが、稼働状況はとても良好だと思います。

すべての機能は完ぺきに稼働しています。
ゼンマイの巻き上げ具合、稼働時間、音量、全てがオリジナルに近い状態を維持していると思います。

音についてはノイズは若干混じりますが、それが単に針のせいなのか、レコードのせいなのか、
本来の音がわからないので私感ですが、デニムの耳にはとても良い音に聞こえます。
どこかで聞いたような(遊園地で聞いたような?)懐かしい音です。

もちろん、詳しい専門家の方にチェックされれば、マイナスポイントはあるかもしれませんが、
聞く人の「耳」、そして「心」をわしづかみにして離さない、”サウンド”です。

些細な欠点など、全く気になりません。(と思います。)

ぜひそのサウンド、聞いてください・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 108,000 円
参考市場価格: 105,000 円
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