スーパーソリッドオーク デミルーンシェイプ ホールテーブル


イギリス1940年代に製作された”ネオゴシック”スタイルのホールテーブルです。

”パイナップル”とか”ダブルカップ”などと呼ばれる、「球根」状の飾りを脚に備えたレッグデザイン。

西欧16世紀、ゴシック様式の時代にイギリスで流行したといわれる、”エリザベサン”様式の
象徴的なオーナメントになります。

そんなイギリス伝統デザインを、20世紀の前半に復刻した家具がこちらのテーブル。
いわゆる”ネオ・ゴシック”スタイルの高級リプロダクション(復刻家具)です。

この半円形をしたテーブルは“D(デミルーン)シェイプ”や“ハーフムーン”などと呼ばれるデザインで、
17世紀後半のジョージアン様式の時代、大変流行したデザインだったといわれています。

でも、もともとこの3本脚のハーフムーンテーブルは、ジョージアンのひとつ前の時代、
すなわちクイーンアン様式の時代のラウンド(円形)テーブルをルーツにしています。

円形テーブルを、ホールテーブルとして壁に沿わせておこうとすると、どうもおさまりが悪い。

壁にぴったりとくっつけるには、半円型のほうがベターなわけですから、
円形をバッサリと2つに切ったデザインが生まれた、というわけらしいです。

まあ、生活文化の進展とともに、進化するべくして進化したテーブル、といえますね。

そんな半円型テーブルも、同じサイズのテーブルを2台、背面同士をくっつけると
今度は逆に4本脚テーブルにもなりますので、当初はカードテーブルなどに重宝されていたようです。

しかし時代が進むと、もともと天板自体が2つ折りの状態で半円になっていて、広げて円形にして使用する、
1台で2役タイプのテーブルも登場したりして、ハーフムーンテーブルはどんどん多機能化が進行。

特に引き出し付きのコンソールテーブルなど、小物入れなどの収納が付いたバリエーションが増えていきました。

さらに20世紀に入ると、クラシカルなデザインのホールテーブルとして、ハーフムーンシルエットは定着。

エントランスホールやサロンホールなどの格式ある空間を飾るインテリアとしては、
21世紀の現代でも、定番のデザインといえるのではないでしょうか。

何だか、「家具史の生き証人」のようなテーブルですね。

こちらは、2棚式のラックとしても使える、ハーフムーン型ホールテーブル。
ダークなソリッドオークの質感と、虎斑杢(とらふもく。トラ柄の杢目)の彩りが素晴らしいお品です。

アンティーク上級者の方の、素敵なインテリアのアクセントとして、
きっとご活用いただけることと思っております・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 69,120 円
参考市場価格: 67,200 円
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