スーパークオリティ ヴィクトリアン マホガニー チルトアップワインテーブル


今から何と! 150年前!
英国19世紀ヴィクトリアンの時代に製作されたチルティングテーブルです!

これが1世紀半も前のテーブルです。
信じられますか?

日本でいえば江戸末期、明治維新のころにつくられたものですよ。
何という家具デザインの先進性、驚き・・。

しかし、そんなスーパーアンティーク級にもかかわらず現代まで実用性を維持するこのコンディション!
これこそ、デニムが自信を持ってお勧めするスーパーアンティークです。

英国家具のなかでも、”ブレックファーストテーブル”とか“サパーテーブル”と呼ばれていた、
このチルト型のテーブルは、「英国家具の黄金期」と称賛された、18世紀“ジョージアン”を代表する家具。

今では作られることの無い家具だけに、21世紀の現代となっては
貴重なコレクティングファニチャー(収集目的の家具)です。

18世紀当時では、天才デザイナー、トーマス・チッペンデールが好んで製作したといわれています。

ただ、チッペンデールは後年「チッペンデール様式」と呼ばれるほどに、貴族的な装飾をふんだんに盛り込み、
天板の立てられるチルトテーブルなどはまさに天板面がスクリーンのようにアートしてしまいますが、
一般に普及したと呼ばれるサパーテーブルはもう少しシンプルなデザインです。

それでもこちらのテーブルでは、控えめながらも、ディッシュトップの天板を飾るウェイビングエッジや、
かわいらしい「花綱文様」をイメージさせるお花型のアクセント、S字カーブを描くカブリオールレッグ(獣脚)など、
製作者が独自に盛り込んだアピールポイントがあり、時代を超えた「価値」も備えています。

そして!
何より特筆すべきは、アンティークな時代の銘木マホガニー。

・・良く見てください。
木部自体に華やかな赤みを含んだこのテーブルに使われているマテリアルこそが、
かつての本当の家具の高級材、ソリッド・マホガニーなのです。

現代の最高級家具材と名高いホンジュラス産マホガニーが、「一般材」だった時代。
「最高のマホガニー材」と珍重されていた、当時のスーパー・マホガニーです。

”ジャマイカンウッド”とか、”キューバンマホガニー”など、旧スペイン領から輸入されてくる
総じて”スパニッシュマホガニー”と呼ばれていた銘木が、19世紀以前の高級家具には盛んに取り入れられていました。

現代ではホンジュラスマホガニーでさえ、ワシントン条約で絶滅危惧種のレッドリスト化されている状況ですから、
そんな植民地時代のスーパーマホガニーなど、もはや「幻」のようなもの。
現代感覚では、逆に材木やさんですら、ピンと来ない方が当然のことなのかもしれません。

しかも、天板は何と、そんなスパニッシュマホガニーの一枚板。
・・気を失いそう。

これだけのサイズのマホガニーの一枚板など、もしかすると将来、新たに切り出された材料ではなく、
既存のアンティーク材でさえも、売買取引すら禁止される可能性もなくはないと思います。

そんなスーパーマテリアルに、無垢削り出しのウェイビングエッジ。
幕板の花綱文様だって、脚部だって、全てが無垢削り出しです!

そんなアンティーク品質に加え、天板を立てて省スペース性を発揮するという大胆な製作者の発想、
そして3つ股1本柱のトライポッド(3脚台)というエイジレスデザインの美脚構造・・。

この製作に手間をいとわない姿勢、そして安心性よりも先進性を追求する心意気に、
当時の家具業界の意気込みとか、活況を感じませんか?

間違いなく、家具業界が当時の花形産業であり、時代の先端を走っていた産業だった、
という歴史性が、確かに感じられるテーブルです。

このようにアンティーク家具を見れば、歴史の教科書には載っていない、
当時の時代風景、そして人の心が透けて見えることもあります。

やっぱりアンティークってすごい。
本物を知る方に、ぜひ・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 129,600 円
参考市場価格: 126,000 円
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