The Holiday Season / Oil Painting

デニムがおすすめする”コンテンポラリーアート”のオイルペインティング(油絵)です。
今から100年前、20世紀初期に描かれたイギリス印象派の風景画になります。
にぎわう夏のリゾートビーチ。
こちらの作品には”ホリデーシーズンThe Holiday Season”とタイトルがつけられています。
作者については不明。
ただ、作者の直筆らしきサインが右下にあります。
不明瞭ながら、赤い字で、”Mellon”と読むことができます。
入手したディーラー情報では、こちらの作者は、な、何と、
”キャンベル・アーチバルド・メロンCampbell Archibald Mellon” (1876-1955)かもしれない、とのことでした。
・・もしそれが真実であるとすれば、何と、デニム始まって以来の大発見!
特大級の「お宝」!!
キャンベル・アーチバルド・メロンといえば、上級のアンティークアートファンの方ならご存じのことでしょう、
言わずと知れた20世紀を代表するイギリス印象画派の巨匠です。
富裕層好みの牧歌的な画風が特徴の、ポスト印象派に分類されるビッグネームになりますが、
特に近年、アートオークションなどでは非常に人気が高く、クリスティーズやサザビーズ、ボナムスなどの
世界的なオークションハウスでも、驚くほどの高値を付けていたりします。
2010年12月のボナムス・ロンドンでのオークション情報になりますが、
その日に落札された最高値のトップ5の内、何と3点がキャンベル・アーチバルド・メロンの作品だったそうです。
しかも、その3点の落札合計額は、実に£367,000!!
※現在1£=約150¥
う〜ん、すごすぎる。
しかし、デニムの見立てでは、画風についてはメロンのオリジナルといっても良いほどに似ていると思いますが、
残念ながら、こちらの作品についてはメロンの弟子、あるいはフォロワーによる作品ではないかと思っております。
なぜなら、経年の風合い的には、作品は100年近く経過している印象はありますが、
まう、そのサインの書体がちょっと平べったい?、う〜ん、少し違うように見えます。
書体もそうですが、調べた限りではメロンのサインは必ずと言って良いほど、黒あるいはグレーで記されていて、
また、ネームは”Mellon”だけではなく、ほとんどの作品はフルネームの”C.A.Mellon”と記載しています。
それゆえ、デニムでは違うだろうと判断しておりますが、真贋いずれにしても
申し訳ございませんが、確証はありません。
作品周りにも情報はなく、フレームの状態や背面を見ると、古いアンティークフレームと思われますが、
近年のものと思われるクラフト紙と裏板で封印され、ギャラリーラベルなどの痕跡は確認はできませんでした。
手がかりになりそうな情報は、作品周りで見つけることはできませんでした。
ただ、見る人の内面を刺激する、すがすがしさに満ちたこの作品。
権威ある専門家が見て、評価されるレベルのアーティストのよる作品であることは疑いようもありません。
作品から受ける印象としましては、経験を積み重ねた職業的なオイルぺインター、
あるいは美術を学ぶ学生を指導できる立場にある教授、などのように思われます。
作品を見ればどなたでも、ポスト・インプレッショニストのマスタークラスであることは明らかでしょう。
こちらの作品にしても、確立された自身の技法をもって描かれた秀作であることは、
デニムが自信をもって断言させていただきます。
現時点では、価格的見て、お安くはないですが、一般的なアンティーク絵画に比べて、
不当に高値がついている作品ではありません。
むしろ、人気作家のフォロワーだとすれば、かなりのお値打ち作品といっても良いほどかと思います。
著名なアーティストの画風ですので、いずれ制作者に関する情報は明らかになるのではないかと思っております。
もしそのように素性がはっきりするとなれば、こちらの作品相場は高騰する可能性を秘めていると思います。
視界に広く奥行きを感じさせる構図、的確にそして計算高く描きこまれた光や影の表現力、
「夏の休日」を印象付ける作品の色彩感覚、現代インテリアを感じさせるセンスある描写・・。
多くの人が、自分の手元に置いておきたいと思う、そんな魅力にあふれています。
作品のクオリティだって、誰がどう見ても、
美術を志す人が、自身が確立したテクニックを注ぎ込んだ「血作」に間違いありません。
こちらはイングランド南東部、イースト・サセックスEast Sussexのアンティーク絵画ディーラーより、
デニムが直接入手いたしました。
ディーラーは、印象派、ポスト印象派の現代作家の作品をメインに扱っている専門ディーラー。
ですから、印象派の作品を見る目は確かです。
出所情報は、直近ではイギリス人コレクターのプライベートコレクションだったとのこと。
詳しいことは不明ですが、キャンベル・アーチバルド・メロンの作品、という情報だけが引き継がれてきたようです。
いかにも、生活にゆとりのある個人宅の書斎や個人事務所などに、飾られていた個人蔵の絵画のように思われます。
オールドフレンチなパステルブルー&ゴールドのカラーフレームも、品のあるシャビーな印象で、
アンティークなインテリアにもふさわしい雰囲気と思います。
そのエイジングされたかのようなフレームデザインは、レトロモダンな印象派の作風とも相性は良く、
作品を引き立てているようにさえも見えます。
インテリアにこだわるアンティーク上級者の方にはぜひおすすめしたい、
素敵な20世紀のファインアートです・・。
(Buyer/YM)
価格(税込):
216,000
円
参考市場価格:
210,000
円
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LOCKON CO.,LTD.