Arc de Triomphe / Oil Painting


デニムがおすすめする”コンテンポラリーアート”のオイルペインティング(油絵)です。
今から40年ほど前、20世紀後半に描かれた印象派スタイルのタウンスケープです。

フランスの首都、パリ。

パリを訪れた方なら、ほとんどの方が立ち寄っていることでしょう、
シャンゼリゼ通りの西側の始点、シャルル・ド・ゴール広場Place Charles-de-Gaulle。

世界的に有名なエトワール凱旋門Arc de triomphe de l'toileは、この広場の中央に立っています。

こちらの作品はタイトルの通り、冬の凱旋門を描いた作品です。

作者はホアン・ソレルJuan de la Cruz Soler(1951-)。
スペイン人の現代作家です。
サインが右下に入っています。

ホアン・ソレルはまだ現役のアーティストと思われます。
バイオグラフィはプライバシーの観点からか、あまり外部情報はありませんが、
その筋では知られたアーティストになりますので、一般的な情報は何の苦労もなく入手できます。

なので・・もうここでデニムが特に多くを語る必要などはないですね。
作品の感想レベルに抑えておきたいと思います。

作品から受ける印象としましては、フランス印象派系の現代作家、といったイメージで、
インプレッショニストの王道を歩んでいるアーティストのように見受けられました。

すでに半世紀以上、芸術の道に携わってきていると思われるので、作品も豊富。
自分自身の作風もしっかりと確立し、商業的にも成功したプロフェッショナルオイルぺインター、
と申しあげても良いのではないかと思います。

作品を見れば誰が見ても、フランス系現代絵画のマスタークラスの作家であることは明らかでしょう。

こちらの作品にしても、習熟された技量を持って描かれた秀作であることは、
デニムが自信をもって断言させていただきます。

もちろん、現役のアーティストともなれば、まだまだこれからも作品が増えていくことが想像されますので、
現時点では、価格的見て、一般的なアンティーク絵画に比べて、それほど高値がついているわけではありません。
比較的安価なものから、アンティーク絵画並みに高価なものまで様々です。

ホアン・ソレルの国籍はスペインですが、活動エリアは主にフランスが中心だった様子。
その他、イタリアやギリシャ、アメリカへも渡航していたようです。

そのせいか、作品の流通もインターナショナルで、
ヨーロッパやアメリカでも作品のオークション実績をチェックすることができます。

作品の相場は、国によってばらつきがあるようで、イギリス以外、アメリカでも価格を見ると
結構人気があるように思われます。

世界的なオークションハウス、クリスティーズやサザビーズでも扱われているアーティストですので、
その人気もさることながら、美術的評価も高いことがうかがわれます。

ただこれほどの技量を持つアーティストですので、
今後、どれほどその相場が変わっていくのか、想像つきません。

インテリアにふさわしい知的で好感の持てる構図、「古典」を感じさせる空気感のある描写、
落ち着いた色使いによる表現力、的確にかつ印象的に描きこまれた被写体・・。

こちらの作品も彼のほかの作品の例にもれず、誰がどう見ても、
美術の道を志しているアーティストが自身の持つ技術のすべてを注ぎ込んだ「血作」に映ります。

こちらの作品はイングランド南東部、イースト・サセックスEast Sussexのアンティーク絵画ディーラーより、
デニムが直接入手いたしました。

ディーラーは、印象派、ポスト印象派の現代作家の作品をメインに扱っている専門ディーラー。
ですから、印象派の作品を見る目は確かです。

出所情報は、直近ではイギリス人コレクターのプライベートコレクションだったとのこと。
いかにも、身分の高い個人宅の書斎や個人事務所などに、飾られていた個人蔵の絵画のように思われます。

オールドフレンチスタイルのウッドフレームも、スレンダーなヒストリカルスタイルが品のある印象で、
アンティークなインテリアにもふさわしい雰囲気と思います。

ゴールドギルトのアクセントを持つフレームデザインは、レトロモダンな印象派の作風とも相性は良く、
作品を引き立てているようにさえも見えます。

インテリアにこだわるアンティーク上級者の方にはぜひおすすめしたい、
素敵な20世紀のファインアートです・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 194,400 円
参考市場価格: 189,000 円
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