SL0017 イギリス 1890年代 ベントウッド バンブーBambooファニチャー ミュージックカンタベリー
サイズ |
幅 425mm 奥行 320mm 高さ 765mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
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Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
19世紀末、トーネットあるいはトーネットと同等クラスのベントウッドファニチャーによって製作された、
バンブー製のカンタベリー/マガジンラックです。
大変珍しいコレクションアイテムです。
・・ちょっとジャポニスム(日本趣味的)なアンティーク。
19世紀末には日本文化の影響が西欧、特にフランスあたりでは強かったようですので、
デザイン性による時代考証、という観点からでも、リアルタイムな当時ものといえそうです。
棚板には「畳」のように編まれたシートが張り込まれ、
フレームは、東洋的な「勾玉(まがたま)」、あるいは「風車」をイメージさせる面を構成させるなど、
あたかも当時の日本製品の逆輸入版であるかのようにさえ見えます。
素材として、竹が使われていることだけでも珍しいものですが、
実は、バンブーファニチャーといえば、19世紀末から20世紀初めごろの一時、
曲げ木の家具メーカーたちがこぞって自社のラインアップに取り入れた当時のトライアル的なモデル。
ベントウッドファニチャーの需要が拡大していくとともに、その素材として使われていた
ヨーロピアンビーチ(西欧ぶな)の用材が不足しつつあり、その補完素材としてにわかに脚光を浴びたのでしょう。
1904年のトーネット社のカタログには、5ページほどのスペースがバンブーファニチャーにさかれていました。
※エキストラフォトにカタログページの抜粋を載せています。
こちらは音楽の楽譜などを入れる楽譜台、あるいはマガジンラックとしてつくられたモデル、ということです。
さすがにウィーン発祥の曲げ木メーカーたちがつくるバンブーファニチャー。
日本の竹細工とはデザインのレベルが違います。
その脚のラインには、当時の世界を席巻していたベントウッドファニチャーと同じカーブが与えられています。
これこそ、まぎれもない「ウィーンの曲線」。
「竹」という特殊な素材を使用していながらも、決して主張しすぎないそのデザインは、
さすが当時のトレンドをリードしていた曲げ木家具メーカーによる快作だと思います。
ぜひ、アンティークベントウッドコレクターの方に・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
当時の曲げ木家具を知るための一里塚として、非常に貴重なバンブーファニチャー、カンタベリーです。
ベントウッドファンにはこの上のないコレクションアイテムと思います。
素材はもちろん本物の「竹」。
竹は削って細くしたりできない素材ですから、必要な太さの竹をあらかじめ何種類も用意しておいたのでしょう。
ストックさえできていれば、後は曲げるだけですので、確かに材料としての利便性は高かったのかもしれません。
コンディションについては、表現には難しいところがありますが、
竹家具のアンティーク品としては、入荷時よりほぼパーフェクトな状態でした。
おそらく、コレクターの所有品だったものでしょう、近年は使われた形跡はあまり感じられず、
自然劣化による木割れや汚れ、釘止めの緩み、などがチェックポイントでした。
構造上の「要」となっている外側の4本脚については、ビーチのベントウッドと同じカーブが与えられていて、
そのラインは今なお、端正なフォルムを維持しています。
古い竹に亀裂が入るのは自然なものですので致し方ありません。
ただ竹の場合、普通の木材と違って強度が極端に下がることはないので使用上の問題はないと思います。
亀裂といっても、確認できるレベルのものは3~4箇所程度でしたので、硬質パテを充填して補修しておきました。
接合部は全て釘止めです。
釘止めは素材の収縮や外部からの圧力で緩んできますので、全て叩いておきました。
さらに接合部をずらさないように業務用の接着剤を用い、仮止めするような要領で、
釘打ちの箇所に接着補強をさせていただきました。
現状かなりしっかりとしたと思います。
構造的に気になる点はありません。
棚板には「畳」と思われるウェビングシートが張られています。
かなり日本趣味的ですね。
若干、押しあとなどはありますが、切れもなく状態は良好です。
塗装面にはやや年季を感じていましたが、特に荒れているわけではありませんでした。
まだら模様に見えるのは、おそらく当時の着色処理と思われ、特にはがすこともしませんでした。
エアダスターで埃を隅々まで叩き出した後、デニム独自調合のウッドトリートメントで木部を磨きあげておきました。
また木肌保護も兼ねて、天然樹脂製のシェラックニスを使用し、全面コーティングもしてあります。
尚、天面の木口には全て円形のメダルのような飾りが設置されています。
メダルはスチール製と思われ、文様の型押しが入っています。
この飾りはオイルクリーニングで汚れのみおとしています。
風合いが合わなくなってしまいますので、ポリッシャーによる磨き上げは行っておりません。
最後に塗装の乾燥を待って、仕上げは天然蜜蝋ワックスで磨いて艶出し仕上げを致します。
担当職人から自信を持ってお奨めさせていただきます。
是非ともご検討ください!
(Restorer/YM)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
アンティークのマガジンラックです。
こちらは、かなり珍しいバンブー製です。
かつての曲げ木メーカーによるバンブーファニチャーには、コレクターも存在していて
ものにもよりますが、海外のオークションなどではかなり高値の付くコレクティングファニチャーです。
1,000ユーロ(€1=\140くらい)以上の値の付くアイテムも普通に出ているほどです。
アンティークという高いインテリア性を持ちながら、
日常使いの収納家具としても実用的にお使いいただけます。
素材の質感、デザインのバランス、仕上げの技術等、
3拍子そろった高級アンティークと評価しております。
かなり入手困難なお品ですので、ぜひこの機会をお見逃しなく!!
(Sales/TJ)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | ベントウッド バンブーBambooファニチャー ミュージックカンタベリー | |||
品番 |
SL0017
|
管理番号 | Lc18-6_0315 | |
販売価格(税込) | 64,800 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 425mm 奥行 320mm 高さ 765mm ※上部天板サイズは、幅315mm×奥行205mm×高さ445mmです。 ※下部棚サイズは、幅305mm×奥行200mm×高さ220mmです。 | |||
送料ランク・重量 |
Bランク 送料目安:4,400円~7,040円
(沖縄 10,010円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ |
家具/Furniture
> シェルフ/ラック
無銘の椅子コレクション/Premium Chair Collection > ベントウッド/トーネット |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1890年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | シェラックニス&ワックス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1890年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | S級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ミディアム系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | 金属 | |||
その他の素材のカラー | 素材色 | |||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 年代なり | |||
交換・改造 | 少ない | |||
実用性 | 年代なり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | A |
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