HC0114a イギリス 1890年代 チッペンデールチェア(キングKing)
サイズ |
幅 560mm 奥行 520mm 高さ 970mm 座面高 465mm 座枠高 435mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
から100年以上前、ヴィクトリアン末期に製作された、
“チッペンデール”スタイルの高級サロンチェアです。
※こちらの椅子はHC0115 チッペンデールチェア(Jack)4脚 HC0114b チッペンデールアームチェア(Queen)と
セットで入荷しております。何という美しい椅子なのでしょうか・・。
「息を呑む」、「言葉を失う」という形容詞以外、この椅子の「美」を表現する日本語はこの世に存在しないと思います。
興奮を抑えつつこの椅子を客観的に眺めてみると、まず衝撃を受けるのが、そのフレームの細さ・・。
こんなに細い構造の椅子はまず現代の家具ではありえませんし、アンティークチェアとしても稀なシルエットではないでしょうか。
スタイルは、4タイプある“チッペンデール”の代表スタイルの中でも、
最もスタンダードともいえる、“クイーンアン”スタイルを再現したものだと思います。
“チッペンデール”はアンティーク好きの方なら耳にしたことがあるかと思いますが、世界で、そう、最初の家具デザイナーです。
今でこそ、ハンス=ヴェグナーやアルネ=ヤコブセン、チャールズ=イームズなど、
星の数ほどの家具デザイナーが存在し、彼らの作品が“デザイナーズ具”としてブームになったりもしていますが、
実は全て、このトーマス=チッペンデールからはじまったものだったのです。
余談ですが、もともと家具というものは、王侯、貴族たちが金にまかせてつくっていた道楽品で、
庶民にはまったく縁のないシロモノでした。そこでトーマス=チッペンデールは庶民のための家具開発に取り組んだのです。
クイーンアン様式をベースにした、その流れるような美しいチッペンデール・スタイル。
しかし、それは量産化を目的とした、極めて合理的で優れた“工業デザイン”といえるものでした。
そして量産化された家具は、ブルジョア階級に受け入れられ、後に広く世に普及していくことになっていきます。
ちなみに、チッペンデール様式やクイーンアン様式など、18世紀のイギリスの装飾様式は
当時のハノーヴァー朝の君主名より“ジョージアン”と総称されています。
そしてまた、“ジョージアン”は俗に、“イギリス家具の黄金期”とも表現されています。
まさに掛け値なし、最高級のアンティークです・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
実用アンティークとしてはフルメンテナンスを施した、
パーフェクトなです。
素材は当時の高級材、ソリッド・マホガニーが使用されています。
お写真でもご覧いただけますとおり、これだけの細いフレームにもかかわらず、
100年以上の年月を経ても、一切の歪みを見せない究極のマテリアルです。
ちなみにマホガニーはマホガニーでも、産地によってその質にはかなり違いがあったようで、
西インド諸島から輸入された“ジャマイカ・ウッド”と呼ばれる、世界最高クラスのマホガニーから
人気の高かったキューバ産などの“スパニッシュ・マホガニー”、
中級クラスといわれた(現代では最高級とされておりますが)“ホンジュラス”産マホガニー等、
それぞれ木目や木質、色味には違いがあったようです。
今となってはこの椅子に使われているマホガニーの産地など知る由もありませんが、
この赤銅色の木肌、そして軽く、固く、強い質感・・はたしてこの椅子に使われているこの素材の特徴は
どこの産地のマホガニーなのでしょうか?
それは・・ご想像にお任せします。
いずれにしても、ご覧のように良い木質で、当時のプロポーションを
21世紀の今日までもパーフェクトに維持し続けています。
閑話休題、経年による小傷、古傷などはそれなりにありますが、ほとんど目立たない程度のものです。
彫刻の欠損も補修あとを除けば、皆無といっても過言ではありません。仕上げの美しさについてはご覧の通りです。
ガタつきやグラつきはメンテナンスいたしましたのでありません。
座面は新品に交換させていただきました。
生地には椅子の「格」にふさわしく、“ウィリアム・モリス”Morris&Co.の“SunFlower”をセレクトしております。
“サンフラワー”は19世紀にモリス自身がデザインしたパターンで、
落ち着いたブルーのモノトーンがマホガニーの木肌に良く映えているのではないでしょうか。
素材はリネンベースのさらっとした質感で、風合いも良いと思います。
何よりも(・・またまた余談で恐縮ですが)、サンフラワー=ひまわりの花言葉は「憧憬」。
つまり・・あこがれ、ってことですが、この椅子にぴったりではありませんか?(自己満足。笑)
まあ、とにかく、きっとご満足いただける、スーパーエクセレントだと思います。
(Restorer/AR)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
お写真をよくご覧になってください・・。
どの角度から見ても直線が見当たらないことに気がつかれましたか?
この優美な“S”の曲線で構成されたデザインフォルムは、チッペンデールスタイルのベース、
イギリス・ロココ“クイーンアン”様式の最も大きな特徴です。
その徹底ぶりは真上から見た座面のカタチでさえ、
波状型のエッジラインで構成されているほどです。
また背面には、ロココ風チッペンデールスタイルの“リボンバック”ではなく、
クイーンアン風チッペンデールの特徴、縦型の複雑なスプラットバックが再現されています。
本当にトーマス・チッペンデールが製作したのでは・・と見紛うほどの仕事ぶりです。
尚、この椅子には他にサイズ違いのアームチェアが1脚、アームなしのシングルチェアが4脚、
計6脚組みでサロンセットとなっておりました。
わかりやすく、アームチェアの大きい方を“King”、少し小さい方を“Queen”、
シングルを“Jack”と名づけさせていただきました。(笑)
前オーナーのご家族の体型に合せて製作されたのではないでしょうか。
とにかく英国家具界が創出した稀代の名作椅子です!
ぜひ次代へと引き継いでいってください。
セットで受け継いで行っていただければ、
この椅子たちもこの上なく幸せだと思います!
骨董ファンの方、マホガニーファンの方、猫足ファンの方、
ぜひご検討を!
かなりのお値打ち品と断言させていただきます!!
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | チッペンデールチェア(キングKing) | |||
品番 |
HC0114a
|
管理番号 | Prc8-5_0120 | |
販売価格(税込) | 67,500 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 560mm 奥行 520mm 高さ 970mm 座面高 465mm 座枠高 435mm サイズは幅560mm×奥行520mm×高さ970mm×座面高465mm×ひじ掛けの高さ680mm、 座枠奥行475mm×座枠高435mmです。 | |||
送料ランク・重量 | ||||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 椅子/Chair > アームチェア |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1890年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1890年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | オーク | |||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
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