スーパーマホガニー ヴィクトリアンジェントルマンズチェア アンティーク家具・照明の専門店｜デニム アンティーク ファニチャー
LC0139
イギリス
1860年代 スーパーマホガニー ヴィクトリアンジェントルマンズチェア
| サイズ |
幅 620mm 奥行 995mm 高さ 955mm 座面高 435mm 肘掛高 580mm 座面奥行 500mm 座枠高 320mm ※ 詳しいサイズは、こちら | |||
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ！当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス（英国）アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
貴重なスーパークオリティチェアをご紹介いたします。
今から何と!150年以上前!!
ヴィクトリアン中期に製作された、ソリッド・マホガニー製の最高級オープンアームチェアです。
何という美しい椅子なのでしょうか・・。
「息を呑む」、「言葉を失う」という形容詞以外、
この椅子の「美」を表現する日本語はこの世に存在しないと思います。
興奮を沈めつつ、この椅子を客観的に眺めてみると、
まず感銘を受けるのが、そのエクステリアデザイン・・。
こんなに芸術的で端正なスーパーチェアが
フリーハンドで図面を書き起こさなければならなかった時代に製作可能だったなんて・・。
いや、フリーハンドだからこそ製作が可能だったのでしょう。
大量生産技術では現代家具の脚元にも及ばなかった時代の椅子ですが、
「試作」レベルの技量の高さは、もしかすると歴史上ピークを迎えていた時代だったのかもしれません。
ジェニン・アンティーク(100年を経た真のアンティーク)、
それも最高級アンティークチェアならではの美しいシルエットではないです。
デザイン的には、優雅な家具を生んだミッド・ヴィクトリア期のネオロココ様式がベースになっていて、
基本構造は当時貴族の中で流行していた“ウィングバック”フォルムを採用、
またカブリオールレッグ(猫足)の脚先には、18世紀末のフレンチスタイルをベースに独自のレッグデザインを主張し、
「高級家具」を意味する、イギリスの家具の伝統デザインが随所に盛り込まれた超・一級品です。
当時の成功者であるブルジョアジーの英国紳士が、書斎で物思いにふけりながら、
優雅に愛用されていた状況を想像させられませんか。
しかも素材には当時の家具素材の最高級マテリアル、“スパニッシュ・マホガニー”を使用。
赤みの強いキメの細かい材料ですので、イギリスからの情報だけでなく、
地肌が露出した部分を見れば、大体推定することが可能な材です。
スパニッシュ・マホガニーはキューバやジャマイカなど、中米産の高品質マホガニーの総称ですが、
現代の最高級家具材とされるホンジュラス・マホガニーが中級材だった自体の最高級マホガニーですので、
そのグレードの高さは大まかにはイメージしていただけることでしょう。
目が良く詰んでいて、磨けば磨くほど、また歳月を経れば経るほど、比類のない艶を見せる最高の銘木です。
そしてこのオープンアームチェアは、その木の宝石、至宝“スパニッシュマホガニー”を無垢材で削りだし構成させるという、
現代では、気を失いそうになるほど最高に贅沢な仕様で製作されています。
いずれバイオリンなどの、博物館クラスの古典楽器と同等クラスに位置づけられるべき、
究極のプレミアムチェアと呼ばれる日が来ることと存じます・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
1860年代に製作された最高級アンティークチェアです。
フレームの素材はシットリとした、貴重なマホガニーの無垢材が使用された贅沢な造りです。
入荷時はかなりすさんだ状態でした。
ただし、さすがつくりの良い家具だけあって、すさんでいるのは椅子生地やクッション材、
塗装面やキャスターなどの交換可能な消耗品だけでした。
基本的なフレームには全体的に大きな破損は無く、彫刻も当時の姿を維持しておりました。
140年もの時間を経過した真のアンティークとしては奇跡的といえるかもしれません。
フレームには前述のとおり、とても良質なマホガニー材が使用されており、
色、艶、木目ともに美しく、年代を経た独特の淡いレッドブラウンカラーとなった味のある色合いです。
あたかもローズウッドとウォルナットを足して2で割ったかのような雰囲気です。
さて、オリジナル生地(ベージュ?系のパイル地)は擦れや破れ等、交換を要する状態でした。
再生には椅子生地を張りかえなければなりませんが、
まずレストア業務はクリーニングと塗装から進めます。
先に椅子生地を張ってしまうと、塗装でせっかくの生地を汚してしまう場合がありますからね。
木部塗装につきましては、幸い、彫刻の状態は1世紀半もの歳月を考えればすこぶる良好、といえるものでしたので、
彫刻の再生などの成型作業は不要な状態でした。
もちろん、実際に1世紀以上使用されてきた小キズなどはありますが、
ちょっとしたタッチアップ補修程度でかなり綺麗になったと思います。
全体に英国製のオイルステインで木肌を再塗装した後、
天然素材のシェラックニスでコーティング仕上げをしています。
また塗装に先立ち、木部の構造補強も同時に行っておきました。
特に目立ったガタつきやぐらつきはありませんでしたが、古い椅子ですので、
念のため、脚部は締め直しをしておきました。
これからも長く安心してお使いいただけるものと思います。
さて、修復のメイン、椅子生地交換です。
生地には座面はこのチェアの「格」も踏まえ、英国を代表するファブリックブランド、
モリス商会Morris &Co.のロングセラー、ウィローボウ"Willow Boughs"をセレクトいたしました。
それも日本で一般的に販売されているコットン製のプリント柄のウィローボウではなく、
わざわざ英国から取り寄せた、高価なゴブラン生地のウィローボウです。
アンティーク上級者の方にもご納得いただける素材だと思います。
縁飾りには「CR0030 イタリア製ネイルヘッドトリム アンティーク仕上げ」をセレクトいたしました。
木部も張り地も一段と引き立ちました。
クッションにはオリジナルに使われていた馬毛やコイルスプリングは再利用させていただきました。
詰め物に使われていた綿やウェビングテープのみ、現代品に新品交換させていただき、
古き良き往年の座り心地は維持しつつ、新装いたしました。
椅子張りを一新した結果、特に不具合と見られる箇所はなくなり、
全体的にほぼパーフェクトに近いコンディションとなりました。
次に脚もとのキャスターですが、4つのキャスターの内、前脚のキャスターに傷みがかなり目立っていました。
この2つは交換する以外なさそうです。
また全体の見た目のバランスを考慮し、後ろの2つも交換することにしました。
キャスターは、当社輸入の真鍮キャスターで、前脚は「CR0101」、後ろは「CR0005」に取替えました。
イギリス・バーミンガムのブラスワーカー(真鍮加工メーカー)が
古くから製作している高級リプロダクション(復刻品)です。
ソリッド・ブラス(真鍮無垢)製で、ポリッシュ(鏡面)仕上げの高級ラインです。
古くから製作している(アンティークに実際使用されている)キャスターの新品ですので、
実際のアンティークキャスターと併用しても全く違和感はありません。
以上、キャスターの取り付けを終え、全てのレストアが完了いたしました。
あとはお届け前に、英国直輸入の天然蜜蝋ワックスで磨き上げるのみです。
尚、小傷・色むら等は全体に使用感程度に若干見られますが、
アンティークとして「味」と感じられるレベルだと思われます。
全体的にしっかりとレストアを行いましたので、現状で実用にも充分お勧めできます。
デザイン・素材・構成とも、間違いなく最高級の逸品です。
(Restorer/TE)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
イギリスアンティークの中でも、チェアの分野では最高位にランクされる、
オープンアームチェアになります。
当時の富裕層が特注した高級パーソナルチェアです。
“ジェントルマンズ”とネーミングされていますが、
もちろん、女性の方でもとても良くお似合いになる優雅なデザインです。
この椅子を置くだけで、そのお部屋はひとクラスもふたクラスも
格調高い空間に演出していただけそうです!
またデザイン・外観だけでなく、その座り心地はあたかも計算されたかのように体になじむようです。
安楽性の高さには感心いたしました。
座面はモリスの人気柄、“ウィローボウ”のゴブラン生地でお張り替えしております。
ダークレッドブラウンのマホガニーフレームともグッドマッチングです。
当店で丁寧にメンテナンスも行い、アンティークとしてはエクセレントなコンディションとなっております。
きっと目の肥えた骨董ファンの方でもご納得いただけるレベルのアンティークです。
質、デザイン、コンディションともに3拍子揃った、
最高級アンティークと評価しております。
150年以上を経ても全く色あせることのない、
それどころか、ますます評価の高まっていきそうな、すばらしいフォルムです。
高価なお品ですが、半永久的に失われない価値を考えると、決して割高なチェアではないと思います。
「本物」をお求めの方!
ぜひこの機会にご検討ください!
(Sales/TJ)
★EXTRA PHOTO
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スペック表
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
| 商品基本情報 | ||||
| 品名 | スーパーマホガニー ヴィクトリアンジェントルマンズチェア | |||
| 品番 |
LC0139
|
管理番号 | LC11-12_0323 | |
| 販売価格（税込） | 280,350 円 | 在庫数 | 0 | |
| サイズ |
幅 620mm 奥行 995mm 高さ 955mm 座面高 435mm 肘掛高 580mm 座面奥行 500mm 座枠高 320mm ※「座面高」は床からクッションの頂点までの高さを計測しています。 実際に座られた際の座面高は「座枠高」もご参照いただき、座面高～座枠高の範囲内とお考えください。 | |||
| 送料ランク・重量 |
Dランク 送料目安：10,945円～19,525円
（沖縄 29,095円）
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
| 商品分類 | クラス | |||
| デザイン | ||||
| ユース | ||||
| ランク | ||||
| カテゴリ | 椅子/Chair ＞ ラウンジチェア／ロッキングチェア | |||
| 商品プロフィール | ||||
| 原産国 | イギリス | 年代 | 1860年代 | |
| メーカー | デザイナー | |||
| 主要素材 | ||||
| 主要素材の材質 | ||||
| 主要素材の等級 | ||||
| 商品の無垢率 | ||||
| カラー | ||||
| 塗装・仕上げ | ステイン＆シェラックニス仕上げ | |||
| その他素材 | ||||
| その他の素材のカラー | ||||
| メンテナンス状況 | ||||
| コンディション | 傷の程度 | |||
| 目立つ傷 | ||||
| 交換・改造 | ||||
| 実用性 | ||||
| 商品プロフィール | ||||
| 原産国 | イギリス | 年代 | 1860年代 | |
| メーカー | デザイナー | |||
| 主要素材 | ウォルナット | |||
| 主要素材の材質 | 無垢材 | |||
| 主要素材の等級 | Ｓ級 | |||
| 商品の無垢率 | 90％以上 | |||
| カラー | ダーク系 | |||
| 塗装・仕上げ | ||||
| その他素材 | 布 | |||
| その他の素材のカラー | 緑系 | |||
| メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
| コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
| 目立つ傷 | 年代なり | |||
| 交換・改造 | あり | |||
| 実用性 | あり | |||
| 商品評価 | ||
| デニムの総合評価 | ||
| 商品評価 | ||
| デニムの総合評価 | Ｓ | |
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商品数：0点
合 計：0円
