DK0110
イギリス
1900年代 クオリティオーク ロールトップデスク
サイズ |
幅 1260mm 奥行 770mm 高さ 1190mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
イギリス19世紀末から20世紀初頭にかけて、すなわちレイトヴィクトリアンからエドワーディアンの頃、
イギリスで製作された高級アンティーク、“ロールトップ(蛇腹巻上げ式)”のライティングデスクです。
あめ色に育った、“ゴールデン”オークカラーがどちらかといえば男性的なイメージですが、
丸みを帯びた、やさしげな直線基調のフォルムですので、
女性の方がお使いになられても、とっても「さま」になると思います。
デザインベースは19世紀末の“ダービーデスク”と同様の、
古くから英国のオフィスシーンで使われてきたオフィスデスクのスタンダードデザインです。
製作メーカーは不明ですが、これほどのデスク、かなり高度な技術やノウハウを持つ、
家具の専業メーカーでなければ製作するのは困難と思います。
ウェーブを描くロールトップ、そしてアーチのようなニーホールデザイン、収納十分な9ドロワー、
ロールをあければ映画の1シーンに出てきそうな、緻密に構成された整理だな・・などなど、
アンティークのオフィスチェアがよく似合う、生粋のブリティッシュ・メイドです!
「蝶」のように開く、珍しいロールトップのアンティークキーも貴重な当時のオリジナル品。
※ただし加工されています。詳しくは職人コメントへ。
デニムではこのデスクを全て当時のままにレストアし、
21世紀の現代においても実用家具としてお使いいただけるように再生いたしました。
ロールトップと連動した引き出しのロックシステムなど、すべての機能が維持されています。
しかも、素材の良質なオーク材は引き出しの底板、背板や側板の鏡板など、
見えない部分の構成材ですら、贅沢な総無垢でつくられています。
しかも1世紀もの期間、ほとんど歪み一つ見せていない銘木級のマテリアル。
さらには、デスク内の棚の構成材には、マホガニーと思われる無垢材が・・。
希少な実用的かつ最高級クラスのアンティークロールトップデスクになります。
・・筆者もオーナーに名乗りを上げようかな。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
1900年ごろのお品で100年以上を経過したジェニンアンティーク(真の骨董)クラスのデスクです。
品質もオーク無垢材、またデスク内の構成材にはマホガニーと思われる高級材も使われた、
総無垢仕上げの最高級アンティークです。
入荷当初はホコリまみれで、実際かなり手ごわいコンディションにみえました。
ただ、チェックしてみると、外装・構造面で致命的なダメージはありませんでした。
それどころか、稀に見るグッドコンディションと思われました。
抽斗(ひきだし)のロックシステムも組み上げてみるとダメージは見られず、
唯一、破損らしい破損といえば、無垢のデスク天板が接ぎ割れを起こしている程度。
これは、基本メンテナンスの締め直し程度で修復可能なものでした。
気になる所としては、ロールトップの鍵が掛からなくなっていた点。
これは、鍵が壊れていたのではなく、ロックをつかさどる突起が人為的に削り込まれ、
鍵が自動的にかからないように加工されていました。
(ロールトップは扉を閉めると自動的に鍵がかかるようになっています。)
これは確かに日常使用という点では、いちいち扉の開け閉めに鍵を必要としない点で便利ですが、
逆にロックが必要な方にはちょっと困りもの。
でも、ご安心を。
デニムでは、英国で古くから使われているロールトップデスク用のロックセットを輸入しております。
(「CR0046 真鍮製バタフライキーロックセット/ロールトップデスク用 80×37」)
見えないロック部分のみ交換して、鍵の機能自体を回復させることも可能ですので、
必要な場合にはお求めの際、その旨お申し付けくださいね。
※オリジナル部品に加工の必要な場合もあります。
さて、まずは全体のメンテナンスも兼ねて、デスクから上部分を解体&組み直しをすることにいたしました。
また、上部分解の際に内部棚などを隅々までクリーニングを行いました。
なかなかこういう機会でもないとクリーニングのしにくい場所です。
塗装面では、全体をハンドサンディングで整え、天然樹脂のシェラックニスを使用し仕上げました。
小傷や多少の色むらは残っているものの、雰囲気良く仕上がっています。
天板はキズやしみが多かったので、電動サンダーで削り落しました。
無垢の家具ならではのメンテです。
ただ、深い線傷は消えない箇所もありましたが、アンティークの味の範囲を超えるものではないと思います。
光沢もつけながら、なかなか渋い感じの仕上がりとなりました。
組みなおす前に本体側(下部)もしっかりクリーニングを行いました。
ひっくり返して底板や引き出しの内部まで丁寧にクリーニングして、とても清潔な状態になりました。
底面には、キャスターが付いていて、こちらもオイルメンテをしておきました。
4つついていて、全てオリジナルで稼働は確認しておりますが、うち1つやや動きが硬くなっております。
といっても、当面交換を要するものではありません。
組み上げた後、このキャスターのおかげで、総無垢の重量級の巨体を、お一人の力で位置移動させることが可能です。
鍵は前述のとおり、オリジナル品ですが、加工されていて現状ロックができない状態です。
もし、この鍵が壊れていたのであれば、レストア個所として、新品の鍵に交換をしてしまっていたのですが、
この鍵のロックシリンダー自体には何の故障もなく、正常に機能していましたので、
貴重な歴史的資料として残しておきました。
板金屋さんなどに依頼をすれば、削り込んでしまったロック板の交換パーツを製作することも可能だと思います。
現状のままにしておくか、新品に交換してしまうか、費用をかけてロック板の交換パーツを製作し鍵自体を再生するか、
次のオーナー様にお決めいただこうと思います。
※現状の場合、当店で稼働を確認した合い鍵は付属いたしません。
※新品ロックセットへ交換の場合、出来るだけオリジナル部品は残すように致しますが、新品は鍵がやや太いので、
キーホールカバーやデスクトップの金属プレートも交換、あるいはオリジナルを加工する必要があるかもしれません。
その旨何卒ご了承ください。
尚、交換費用は無償対応になりますが、部品代は実費ご負担お願いいたします。
※また、ロックの再生につきましては、ご要望があれば別途お見積りいたします。
さて、前述しました抽斗(ひきだし)のロックシステムの件ですが、
このタイプのデスクの引き出しには、ロールトップの扉の動きに合わせて連動するオートロックが設定されています。
ロールアップ(じゃばら扉)を全開にすると、自動的にロックがはずれ、
引き出しが出るようになっているのです。
逆にじゃばら扉を下に下ろすと、じゃばら扉と同時に引き出しにもロックがかかる仕組みになっております。
これが正常に行なわれるだけでもかなりの価値があります。
レストアされていないロールトップデスクは、ほとんどこの機能が失われているのではないでしょうか。
尚、ロールトップを開けると引き出しも開けられるようになっている便利な機能ですが、
ロールトップ半開では引き出しのロックは外れません。
完全にロールトップを奥まで全開することでロックが外れて引き出しが開けられるようになります。
その点ご留意の上、ご利用ください。
また中央の引き出しには、キーロックは設定されておりません。
こちらのデスクのロックシステムは、当初、ロールトップの扉の鍵同様、
前オーナーにより、このロックが利かないように動きが制限されていました。
(抽斗の動きをロックする金属のフックが、動かないように木ねじで固定されていました。)
ですが、ロックパーツ自体は全く損傷がありませんでしたので、木ねじを外しただけで正常に機能をするようになりました。
←抽斗ロックシステムのオリジナルパーツ
ロックシステムは当時のまま、完全なオリジナルの状態です。
最後に全体を英国製天然蜜蝋ワックスで磨きあげて仕上げました。
実用家具として、資産価値をもつコレクタブルズ・アンティークとして、
担当職人が自信を持ってお勧めさせていただきます。
ぜひ一生のパートナーとしてご使用いただければ幸いです。
(Restorer/YM)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
イギリスらしい、格式あふれる素晴らしいロールトップ(蛇腹式)デスクです。
デザイン性も視野に入れた、現代デスクの規範のようなグッドプロポーションは、
前から見ても、横から見ても、さらには後姿さえ、
人前にさらしたくなるほどのハンサムぶりです。
背板まで見せるように質の良い無垢材で作られていますので、当たり前といえば当たり前ですね!
こんなクラシカルなデスク、映画のワンシーンのように、
藍色インクの万年筆で手紙をしたためてみたい筆者です・・。
また、現代の生活には欠かせなくなったパソコンも、
ノートPCタイプでしたら蛇腹扉の中に収納可能です。
(コード抜きの穴はありません)
両サイドから引き出せる袖机は、マウスの使用にぴったりでは。
とにかく、素材の質、デザインのバランス、仕上げの技術等、
3拍子そろった最高級のアンティークだと評価しております。
アンティークらしい存在感も充分で、
インテリアとしてもきっと空間を落ち着いた雰囲気に演出していただけると思います。
このデスクにふさわしいチェアもご用意しております!
ぜひ、合わせてご検討をl
(Sales/TJ)
↑再塗装でも残っている線傷。でも、それほど気にならないと思います。
↑デニムでストックしていたロールトップデスク独特のT字型のキーを使用し、ロックシリンダーの稼働を確認しましたところ、
正常に機能していることが確認できました。
全オーナーがロックの爪(突起)を削り込んでしまっておりますので、現状ロックはかからなくなっております。
(お写真の鍵は付属いたしません)
↑キャスターの写真です。
↑台車の上にのせ、キャスターを見せている写真です。
↑お写真はA4のクリアファイルです。↓
↑白紙はA4サイズです。(縦置き)
↑全てのロールトップデスクに共通の「窓」です。
↑普通のサイズのマウスです。(撮影備品です。)
↑白紙はA4サイズです。
↑オリジナルと思われる無垢の仕切りが付属しています。
↑白紙はA4サイズです。
↑ロールトップデスクには、ベントウッドオフィスチェアがとても良く似合います。
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | クオリティオーク ロールトップデスク | |||
品番 |
DK0110
|
管理番号 | LC16-5_0907 | |
販売価格(税込) | 357,000 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 1260mm 奥行 770mm 高さ 1190mm ※天板有効域は 幅1165mm × 奥行635mm 、天板までの高さ780mmです。 ※引き出しの拡張板のサイズは幅295mm×奥行395mm×高さ750mmです。 ※引き出しのサイズは左右同じで、一・二・三段目の内寸は 幅280mm×奥行580mm×高さ80mmです。(一・二・三段目までの引き出しには取り外し可能な仕切りが手前から145mm、110mm、325mmの間隔でついています。)四段目の内寸は幅275mm×奥行き585mm×高さ205mmです。 | |||
送料ランク・重量 |
Eランク 送料目安:16,555円~30,085円
(沖縄 45,155円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 家具/Furniture > デスク |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1900年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | フレンチポリッシュ&ワックス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1900年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | マホガニー | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | S級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ダーク系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | 金属 | |||
その他の素材のカラー | 素材色 | |||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 少ない | ||
目立つ傷 | 年代なり | |||
交換・改造 | 少ない | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | S |
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