TB0633
イギリス
1860年代 ヴィクトリアン マホガニーペンブロークテーブル
サイズ |
幅 630mm 奥行 1005mm 高さ 725mm 最大拡張幅 1210mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
英国ヴィクトリアンのバタフライテーブル、通称“ペンブローク”テーブルです。
今から150年前に作られたものになります。
こちらは18世紀ジョージアン期に流行した、両側に跳ね上がるフラップのついたバタフライテーブルです。
抽斗(ひきだし)収納のついたこちらのテーブルは、通称ペンブロークテーブルと呼ばれています。
富裕層の朝食用のテーブル(ブレックファーストテーブル)として当時、とても人気のあったテーブルだそうです。
“ペンブロークPembroke” とは、このタイプのテーブルを愛用していたペンブローク伯爵の名にちなんで、
呼ばれるようになったものですが、後にペンプロークテーブルはその形だけを残し、
さまざまなテーブルデザインに取り入れられていきます。
それゆえ、ペンブローク “タイプ”のテーブルは、しばしば見かけられることで、
「これってよくありがち?」なテーブルデザインに思えてしまいますが、
実はそれほど、本来のオリジナル・ペンブロークテーブルは多くありません。
もともとちょっと狭めのフラップがついていて、またリネン収納がつき、
1人か2人で朝食をとるのに最適なサイズのテーブル、としてつくられましたので、
ある意味で特殊なテーブルといえます。
普通に考えれば、そのような贅沢な用途のテーブルを当時必要としたのは一握りの貴族階級だったことと思います。
それゆえ流通量が少ないのでしょう。
事実、アンティークのペンブロークテーブルは高級家具クラスが多く、
コレクタブルズクラスのアンティークオークションではよく見かけるものの、
一般的な実用アンティークとしてはあまり見かけないのでは、と思います。
逆にいえば実用アンティークとして、
一般的な価格相場で出回っているジョージアンの時代のペンブロークテーブルがあれば
相当なお値打ち品、といえます。
ちょっと話が横道にそれてしまいましたが、前述の通り、
こちらはジョージアンのペンブロークテーブルのデザインを継承した、
ヴィクトリアンの時代につくられたペンブロークテーブルです。
こちらのテーブルの天板、これだけ大きな面積をマホガニーの一枚板で構成しています。
信じられますか?
これほど厚みがあり、大きなサイズのマホガニー無垢の一枚板天板は、
現代の家具メーカーが見たら、目を丸くしてびっくりすることでしょう。
かつての植民地産の上級マホガニーであることはほぼ間違いなさそうです。
アンティークならではのスーパークオリティです。
どんなに使用感がついても、磨きあげて半永久的に再生することのできるのはこのようなアンティークの無垢板のみ。
お値段以上の価値があると思います。
ヴィクトリアン独特の先細りの”ターンドレッグ” も美しく、
デザイン、素材、コンディションともに絶品です。
このテーブルがお勧めできない理由はどこにもありません・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
150年前のテーブルで、実際に使われてきたものですから、
入荷時の状態が良いわけはありませんよね。
1世紀半、普通に使われてきた無垢の家具です。
存在しているだけで奇跡と思います。
でもまあ、今までのジョージアンの時代のテーブル(200年以上前)に比べたら、
それよりはまだ良好、といえる範囲内のコンディションでした。
まず構造面では、ほぞ組は割としっかりしていました。
要するに、この細めの脚回りでも、結構実用強度は保たれていたので、
もしかするとつい最近レストアされたのではないかと思います。
出来るだけ分解して細かくチェックいたしました。
塗装はしみやら補修跡、色あせやらで、これはいたしかたないですね。
このまま時代仕上げをする手もありますが、やはりレストアラーとしては、「ダイヤの原石」は磨きあげたいもの。
「家具の宝石」=スパニッシュマホガニーの色艶を全塗装で再生しようと思います。
あと、外回りでは意外に手が入れられていました。
天板裏には天板を水平に保つためのパッチがつけられていて、
天板の隅のクラックも丁寧に埋め木処理がなされていました。
(時代の違うマホガニーが使われているようですので多少色合いは違いますが。)
良く見るとそれなりに悪くはないコンディションでした。
唯一、ご留意点として、バタフライの天板を支える「木製丁番」が、片側、若干開閉が硬めですが、
とんとん、と手で軽く叩いてやれば普通に稼働しますのでそれほどご心配には及びません。
強度も実用強度を保っていますので、普通にご利用いただけると思います。
ただ、人が天板に乗ったりなど、想定外の力をかけるのは避けて下さいね。
さて、メンテナンスについてですが、まずは構造面の再生。
脚はほぞなどが折れたり割れたりしている部分は皆無。
多少、緩んでいた程度でしたので、通常の締め直しですぐにしっかりと再生されました。
細い脚ですが、ガタつきも出てはいません。
また天板はわずかに反りは感じられますが、全体的に、ほとんど反りや歪みは気にならないレベルです。
抽斗(ひきだし)のすべりすら、調整不要でした。
1世紀半を経てもこの精度、本当に驚くべき素材品質、そして職人技です。
その他、構造に影響する箇所はなく、その点でこのテーブルはとても幸運だったと思います。
次に塗装。
無垢のテーブルなのでサンダーを使い、旧塗装を全剥離します。
・・結果、予想通り素晴らしい赤みのある、かつ筋目の良い、”スパニッシュマホガニー” があらわになりました。(喜)
レッドマホガニーのオイルステインで着色した後、英国伝統の天然樹脂製シェラックニスで全面塗装いたしました。
仕上がりはお写真の通りです。(エクセレントです!)
尚、旧塗装の剥離は、過度に削ってしまわないよう、最低限の塗装面だけを削りおとしています。
そのため深めのへこみや線傷などは多少残っておりますが、
いずれもアンティークの味程度に感じていただけるレベルです。
お写真にてご確認ください。
さて、フィニッシュは抽斗(ひきだし)の内部を丁寧にクリーンアップして一通りのメンテは完了。
抽斗のつまみもしっかりと磨きあげています。
塗装の乾きを待って天然蜜蝋のビーズワックスで磨きあげてお届けいたします。
とにかく、かなりの強運で生き残ってきたラッキーなテーブルと思います。
メンテには手を尽くしましたが、何せ150年以上も使われてきたものですから
多少のことは大目に見てやってください!
担当職人から自信を持ってお奨めさせていただきます。
(Restorer/YM)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
今から150年前のイギリスで製作されたフラップテーブルです。
それにしても、すごいですね・・。
1世紀半を経ても、信じられないほどのグッドコンディションです。
普段は畳んだサイズでコンパクトに。
何か作業をする時にはリーフを広げスペースを拡大。
デザイン性はもとより、収納もあり、ティーテーブルやオケージョナルテーブルとしての利便性も十分で、
何とも頼もしいテーブルではないでしょうか・・。
アンティークならではの重厚な存在感も、
お写真を通してご納得いただけるものと思います。
美しい木目の天板はまさに天然のアート。
じっくりと味わってください。
150年モノの“ジェニン・アンティーク”(真のアンティーク)ですが、
まだまだこれからも充分永くお付き合いいただけるクオリティですし、
商品性を考えればかなりのお値打ち品と思っております。
ちなみに”ペンブロークテーブル”はヨーロッパでは
コレクティングファニチャー(収集目的の家具)として知られていますが、
英国現地の相場では、レストア済みの18世紀もので、大体1,300~2,000ポンドが中心相場になります。
(ヴィクトリアンの19世紀ものになると600~800ポンドが中心相場です)
※現在1ポンド=160円くらいです。
ぜひこの機会にご検討ください!
(Sales/TJ)
↑古い埋め木の補修あと。(それほど気にならないと思います)
↑天板の上げ下げは、支え木を開閉させて行います。
(片側若干ヒンジが固いので、軽くトントンと手で叩いて動かします。)
↑良質なハンドメイドの家具であることを示す“ダブテイル”(蟻組み)の接合部です。
↑白紙はA4サイズです。
↑引き出しのない面です。
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | ヴィクトリアン マホガニーペンブロークテーブル | |||
品番 |
TB0633
|
管理番号 | LC15-16_1012 | |
販売価格(税込) | 108,000 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 630mm 奥行 1005mm 高さ 725mm 最大拡張幅 1210mm ※引き出しの内寸は430mm幅×奥行き420mm×高さ65mmです。 | |||
送料ランク・重量 |
Cランク 送料目安:7,535円~13,035円
(沖縄 18,865円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 家具/Furniture > テーブル |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1860年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ステイン&シェラックニス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1860年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ウォルナット | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | S級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ダーク系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | あり | |||
交換・改造 | 年代なり | |||
実用性 | 年代なり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | S |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。