Flowers in a Vase / Oil Painting アンティーク家具・照明の専門店｜デニム アンティーク ファニチャー
PA0167
イギリス
1890年代 Flowers in a Vase / Oil Painting
| サイズ |
幅 525mm 奥行 55mm 高さ 420mm ※ 詳しいサイズは、こちら | |||
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ！当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス（英国）アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
デニムがおすすめする”アンティークインテリア”のオイルペインティング(油絵)です。
限りなく黒に近いダークなグリーンの背景の中に浮かび上がる、赤、黄色、のお花たち。
素敵なワッツスタイルの額装に収められた素晴らしい静物画です。
輸入した絵画ディーラーの情報によれば、こちらは19世紀終わりごろのイギリス絵画ということです。
こちらは作品にサインはありますが、残念ながら作者は不詳です。
もちろん複製ではなく作家直筆のオリジナル作品になります。
サインは左下に作家のイニシャルが、”KH”とあります。
背面には、このKHのフルネームと思われる、
”ミス ケイト・ハックレブリッジMiss Kate Hucklebridge”との作者名も確認できます。
この作品のアーティストは独身女性作家、ということになります。
今のところ、デニムでは出来るだけ評価の情報を集めやすくするため、
作者が明瞭な絵画を中心に入手しておりましたが、こちらは別格・・。
アンティークインテリアとして、ぴたりとはまる素敵な描写、見事な表現力、
そして19世紀ヴィクトリアンの時代を代表するフレームブランド、
ゴールドギルトウッドのアンティーク”ワッツフレームWatts Flame”・・。
これだけの好条件がそろっていて、アンティークファンの皆様にご紹介しない手はありませんよね!
こちらの入手経路は、イギリス・サリー州エフィンガムEffingham, Surreyのアンティークファインアートを専門に扱う、
絵画ディーラーより、デニムが直接入手しました。
ディーラー情報によれば、出所は、イギリス人のプライベートコレクション(個人収集品)の放出品とのこと。
特に作品にまつわる情報はありませんでしたが、
当時ものと思われるオリジナルのワッツフレームで額装された貴重なアンティーク絵画ですので、
家柄の確かな、絵画に造詣のある所有者のコレクションだったことが想像されます。
もちろん、扱っていたディーラー自身も絵画専門のアートディーラーですので、
高級骨董の見る目は確かな美術商。
さらに、かなりアンティーク絵画の研究が進んできたデニムが見ても、
素性の確かな作品であることは間違いはないと思われますので、
信頼してお求めいただければ、と思います。
年代情報については、おそらく制作当時からのフルオリジナル、と思われるコンディション。
作品の画風や経年の風合いなどから見ても、ディーラー情報通り、19世紀中盤以降、
1880年～90年あたり、と見て間違いなさそうな印象です。
いずれにしても、150年近くは経過しているジェニンアンティーク(真の骨董)クラスの作品です。
が、しかし、そうは思えないほどのコンディションの良さ。
ボード(板材)ではなくキャンバスに描かれた骨董絵画でありながら、
ほとんどダメージらしいダメージもなく、ワッツフレームもアンティークらしい雰囲気が味わい深い。
どちらかというと、美術品というよりも、素敵なアンティークインテリアとしておすすめしたいです。
ちょっとした空間アクセントの演出として、きっとお役立ていただけると思います。
でも、心に訴えかけるような印象的な表現力は、
十分にアンティークアート上級者の方にもご満足いただけるもの。
アートコレクションとしてももちろん、役不足ではありません。
ゴールデンエイジのオランダ絵画をほうふつとさせるシャビーなスティルライフを、
ぜひエントランスに、書斎に、リビングに・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
かわいらしいお花の描かれたアンティーク絵画が入荷して参りました。
キャンバスに油彩で描かれた作家オリジナル(肉筆)の静物画です。
1880年代から1890年代に描かれた作品とのことです。
中心に据えられているお花は、パンジーでしょうか、
数種類のお花がアレンジされているようですが、様々に咲き乱れる彩りの良いお花を描写しています。
全体的に黄色から赤系統のお花でグラデーション的にまとめられ、花びらの一枚一枚まで
丁寧に、また、印象的に描写されています。
右下にはサインが確認でき、”KH”と読むことができます。
こちらの作品の作者、”ミス ケイト・ハックレブリッジMiss Kate Hucklebridge”のイニシャルのようです。
作者はミスMissということなので、一般的には若い独身女性と思われます。
画家情報は残念ながら不明ですが、確かな技量の人物と言えそうです。
また、アーティストのアトリエ住所と思われる、”ガナーズベリーGunnersbury”という地名も
背面のサインから読み取れますので、彼女はロンドンを拠点にしていた都会人(シティガール?)、
という人物像が想像されますね。
入荷時のコンディションですが、比較的古い作品の割には、
絵画面には特にご留意いただくようなダメージはありません。
キャンバスの張りの状態も未だに上々です。
キャンバスの額装への装填状態についても、わずかな緩み程度は出てはいましたが、
根本的には何の問題もない状態です。
額縁は緻密な彫刻の施されたイタリアン・ロココ調のギルトゲッソフレームです。
大ぶりでもサイズ感を感じさせない、とても素敵な額装です。
実はこちらのフレームは19世紀のイギリスではとても人気があり、有名だったフレームで、
唯一、アンティークフレームとしては「ブランド品」的に扱われている貴重な額装になります。
イギリス・ヴィクトリア朝の著名な画家、”ジョージフレデリックワッツGeorge Frederic Watts ”が
好んで作品に額装したイタリア調のカセット(箱)型のギャラリーフレームで、通称、”ワッツフレーム”。
’Alfred Tennyson’ G. F. WATTS 1858
19世紀後半に G・Fワッツの作品とともにとても人気の高かったフレームで、
後年のリプロ(復刻品)ではなく、ヴィクトリアンオリジナルの当時ものになります。
このワッツフレームについては、入荷時のオリジナルになりますが、
状態から見て、時期的には制作当時のオリジナルフレームではないかと思われます。
ただ、どうも作品のタイトルではないかと思われる、
”ハオルシアHaworthia”という背面のサインがちょっと気になります。
特に植物に詳しいわけではないので、はっきりとしたことは申し上げられませんが、
どうもハオルシアと作品の姿がちょっと結び付きにくい。
”ハオルシアHaworthia”
もしかすると後年のリフレームの可能性もないことはないですが、
いずれにしてもミス ケイト・ハックレブリッジであることには間違いはなさそうです。
イギリス・リアリズムの「秀作」にふさわしい高品質なギャラリーフレームと思います。
間違いなく当時の高級フレームだったことでしょう。
入荷当初より、外枠と内枠の固定に緩みもなく、特に組み直しの必要はありませんでした。
おそらく定期的にレストアはされてきていたのでしょう、130年は経過している天然木フレームと思われますので、
普通に考えたらかなりガタが出ていておかしくはない状況です。
確かに気になるほどではなかったのですが、額装もキャンバスの枠組みも、
ともに天然木の無垢材で構成されていましたので、ほんのわずかな経年のずれ程度は感じられましたが、
一般的に見て、ほぼがたつきはない、と申しあげて差支えのない程度です。
これからも安心して、長く鑑賞していただけます。
さて、メンテナンス作業としましては、額の装填状態が担保されましたので、
クリーニングを中心に行っていきます。
フレームの彫刻には、さすがに経年による小さな欠け程度はありましたが、
軽度なもので、デニムのリペア&レタッチ程度でほぼパーフェクトな状態になりそうでした。
数か所程度、イギリス現地でなされたリペアも確認でき、
長く受け継がれる間にお手入れをされながら、大切に維持されてきたことがうかがわれます。
メンテナンスはオイルクリーニングの後、それらの経年の小傷や欠けなどに、硬質パテで成型を施し、
真鍮粉を使用してタッチアップを施しました。
タッチアップに関しては、あまりきれいに塗りすぎてしまうと、のっぺりとして
全くアンティークらしくなくなってしまいますので、
目立たないレベルのくすみなどは雰囲気程度に残しています。
作業中は絵画面に影響がでないよう、やさしく養生をした上で細心の注意を払っています。
また背面には保護用のクラフト紙は貼られていない状態でしたが、
現状でもまずまずきれいな状態でしたので、デニムでもクラフトは張らずにお届けいたします。
背面のサインなどの状態も確認いただけてよろしいかと思います。
背面はクリーニングのみ行いました。
尚、裏側の上部には吊下げ用にフックとワイヤーがついていました。
こちらも特にダメージはありませんでしたのでクリーニングにて再利用させていただきました。
そのまま 壁掛けフックなどに引掛けて、手軽に飾っていただけるかと思います。
また、描かれている絵画自体につきましては、特に塗料はがれなど、美観を損なう点もありませんでしたので、
基本的にデニムでは手を加えておりません。
全くのオリジナルコンディションです。
表面のホコリのみ、さっと除去いたしました。
以上、大切な価値ある芸術作品ですので、しっかりメンテナンス致しました。
クラシックな空間のアクセントにいかがでしょうか。
担当職人より自信を持ってお勧めいたします。
(Restorer/YM)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
背面にあるアトリエの住所や作者のフルネームとともに記載された、”ハオルシアHaworthia”という単語。
作品へのサインとフレームに記載されたフルネームは一致しているので間違いはないと思うのですが、
その作品タイトルと思われる”ハオルシアHaworthia”と作品に描かれたお花とは、
どうも一致してないように思えます。
ただ、それは、筆者が植物に詳しくないため、インターネットなどでハルシオアをちょっと調べてみた、
というレベルの結果として、あくまで感じた所感です。
ハルシオアという植物もかなりの種類あるようですので、もしかすると筆者の思い過ごしなのかもしれません。
まあ、とにかく。、作品自体は、オイルの自然劣化の程度から見て、
かなり現代に近い時代、確かに19世紀終わりあたり、100年以上前に描かれたものであることは間違いはなさそうです。
もちろん信頼できるディーラー情報ですので、偽装など疑う余地はありませんが、
作品のテイストやフレームの年季の入り具合、コンディションなど、総合的に見ても
ジェニンアンティーク(真の骨董)クラスの作品、1世紀以上前のもののように思われました。
アンティークのファインアートとして、ピュアな質感をお感じいただければと思います。
作品について、こちらは19世紀後半のイギリス画派の影響下で描かれた、
近代画家らしいネオクラシカルなスタイルの静物画です。
暗く沈んだ背景に、色鮮やかなお花の描写はいかにもオランダ古典美術的。
一方で、劇場感ある表現で印象的に描写した陰影のテクニックは、いかにも当時のフランス美術に鼓舞された
スコットランド美術的な影響を感じます。
かわいらしいちいさめな花が多数彩られてはいますが、
一様に彩色のトーンは黄色から赤のグラデーションにまとめられています。
この辺りの色彩感覚は、とても現代的な感じがします。
デザイン的なセンスの良さだけではなく、その色彩のトーンをまとめたリアルな表現力が、
静物たちに永遠の生命力を与えているかのようです。
おそらく作者はリアリストであろうとは思いますが、理想主義者という一面もあったのではないでしょうか、
画風にはクラシカルな宗教画のようなテイストも感じられます。
芸術観には主義主張などは持ち込まず、純粋に自らが求める「美」をひたすら追求する、
そんな作者のアーティストポリシーがうかがわれるようです。
状況から想像するに、作者の”ミス ケイト・ハックレブリッジMiss Kate Hucklebridge”はまだ若い女性。
学生レベルのテクニックははるかに超えた表現力を持っていますので、
職業画家的なアーティストであったと思われますが、
こちらは、すでに自分自身の画風は確立したころの作品のように思います。
色鮮やかな小さめのお花を、画面の中に、こじんまりとかわいらしく収める、優しい印象の描写。
きっと彼女の作品には共通している作風なのではないでしょうか。
しかし、それらはすべて筆者の想像。
彼女の他の作品を知ることもかなわず、どのような創作活動を送ってきたアーティストなのか、想像すらできません。
でも、間違いなく言えることは、彼女が持つ芸術家としてのオリジナリティは、「天賦の才」であったということ。
見て、感じ、それを意味のあるものとして伝え、万人の心にある特別な印象を植え付ける。
こんなことのできる才能は、間違いなく「天賦の才」と言えるものでしょう。
いつか”ミス ケイト・ハックレブリッジMiss Kate Hucklebridge”という名のアーティストの素性が、
そして、”ハオルシアHaworthia”というタイトルの由来が、明らかになる日が来てほしいものです。
ぜひ本物を知るアンティークアートファンの方に、後世へ引き継いでいっていただきたいと思っております。
額装は有名なヴィクトリアンフレーム、”ワッツフレームWatts Frame”。
こちらはギャラリーフレームのクオリティも高く、作品については修復歴もないグッドコンディションです。
作品サイズも空間のメインにもアクセントにも使える、50cm幅程度のゴールデンサイズで、
芸術品としても、インテリアとしても、ご期待に沿えるものと思います。
間違いなく価値あるオイルペインティング。
将来的な資産価値も期待できる作品です。
とても好感のもてるアンティーク・ピクチャー、
おくつろぎの空間の「お華」となさっていただければ幸いです・・。
(Sales/YM)
★EXTRA PHOTO
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スペック表
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
| 商品基本情報 | ||||
| 品名 | Flowers in a Vase / Oil Painting | |||
| 品番 |
PA0167
|
管理番号 | Lot17-12_0401 | |
| 販売価格（税込） | 99,360 円 | 在庫数 | 0 | |
| サイズ |
幅 525mm 奥行 55mm 高さ 420mm ※絵のサイズは、幅340ｍｍ×高さ240ｍｍです。 | |||
| 送料ランク・重量 |
佐川急便140 送料目安：2,180円～2,710円
佐川急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
| 商品分類 | クラス | |||
| デザイン | ||||
| ユース | ||||
| ランク | ||||
| カテゴリ | 装飾品/Decor ＞ 絵画/写真/美術品 | |||
| 商品プロフィール | ||||
| 原産国 | イギリス | 年代 | 1890年代 | |
| メーカー | デザイナー | |||
| 主要素材 | ||||
| 主要素材の材質 | ||||
| 主要素材の等級 | ||||
| 商品の無垢率 | ||||
| カラー | ||||
| 塗装・仕上げ | ||||
| その他素材 | ||||
| その他の素材のカラー | ||||
| メンテナンス状況 | ||||
| コンディション | 傷の程度 | |||
| 目立つ傷 | ||||
| 交換・改造 | ||||
| 実用性 | ||||
| 商品プロフィール | ||||
| 原産国 | イギリス | 年代 | 1890年代 | |
| メーカー | デザイナー | |||
| 主要素材 | オーク | |||
| 主要素材の材質 | ||||
| 主要素材の等級 | ||||
| 商品の無垢率 | ||||
| カラー | ||||
| 塗装・仕上げ | ||||
| その他素材 | ||||
| その他の素材のカラー | ||||
| メンテナンス状況 | 一部メンテナンス | |||
| コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
| 目立つ傷 | 年代なり | |||
| 交換・改造 | なし | |||
| 実用性 | あり | |||
| 商品評価 | ||
| デニムの総合評価 | ||
| 商品評価 | ||
| デニムの総合評価 | Ａ | |
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商品数：0点
合 計：0円
