BR0291
イギリス
1890年 スーパークオリティ マホガニー クイーンアン オープンシェルフ&ライティングビューロー
| サイズ |
幅 840mm 奥行 445mm 高さ 1330mm 天板高さ 730mm ※ 詳しいサイズは、こちら | |||
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Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
今から1世紀以上前、英国19世紀末に製作された、大変珍しいライティングビューローです。
スモールサイズのビューローながら、上部にオープンラックを備え、
巾広い使途の拡張性を秘めた、小さくも大きなビューローデスクになります。
こちらは日本のアンティークファンのお客様よりご提供いただきましたお品です。
かつて都内の某大手アンティークショップでご購入され、それなりの期間ご愛用されていたとのことです。
基本デザインはエドワーディアンに近い時代の、英国伝統の「クイーンアン」スタイルですが、
ご覧いただける通り、全体のデザインバランスにとてもインパクトがあり、
かつ大変スタイリッシュな外観です。
おそらく19世紀末のアーツアンドクラフツの影響を受けた独創的なデザインと思われます。
曲線基調のスモールサイズビューローの躯体に、スクエアなフォルムのオープンラックを融合、
2つの異質な家具を、1つの形に妥協的にミックスするのではなく、
あくまで2つの家具がそれぞれ異形のままバランスよく組み合わせれているのが特徴であり、
それがこのビューローの魅力となっています。
プロダクトの質的向上を徹底的に求めた、アーツアンドクラフツ的な思想に基づいているように感じられます。
特徴的なルックスは、ご覧いただける通り、あたかも華奢な女性の頭頂部に、
きらびやかなティアラが装着されているかのような印象。
女性をイメージさせるビューロー部についていえば、
実用強度ぎりぎりにまで細くシェイプされた「カブリオールレッグ(獣脚)」、
脚の付け根に渡されたサーペンタイン(波型)装飾、豪華な真鍮製の盾形ペンダントハンドル(ぶら引き手)など・・、
優雅な英国クイーンアンスタイルを踏襲したとてもセンスの良い仕上げだと思います。
躯体のマホガニー材も、アンティークマホガニーならではの銘木級品質。
書記板や引き出し前板にはスパニッシュマホガニーの “リボン杢” が彩られ、
パネル全面をナチュラルに装飾しています。
厳選された素材によるこだわり仕上げです。
イギリスクイーンアンやオールドフレンチの「猫脚」ファンの方にとっては、
稀に見る垂涎のお品ではないでしょうか・・。
全く、玄人好みの最高級アンティークビューロー。
デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
英国19世紀末ごろに製作された、とても珍しいライティングビューローです。
英国伝統、生粋の「クイーンアン」スタイルのスモールビューローですが、
周囲には棚が設置され、デスクワークに必要な諸々のアイテムを手の届く範囲内に置いておきたい方には、
これ以上ない便利なビューローデスクかと思います。
もちろん、インテリアのアクセント的な家具として、コレクションの飾り棚にお使いいただくのにも最適です。
とはいえ、外観のインパクトに目を奪われがちですが、一方、造りはとても秀逸で、
素材品質もアンティークビューローとしてはトップクラスのもの。
躯体は見えない構成材や消耗品の引き出し底板にまで、ほぼ全て銘木級のマホガニー無垢材で構成され、
そのルックスには派手な装飾や彫刻などがなくても、素材品質だけでも十分すぎるほどの高級感であふれています。
文句なしの貴族仕様といえます。
実用面では、デスクトップには、周囲にストライプの金箔押しが施されたレザー(本革)が張られ、
デスクトップ奥には小物整理に便利な小棚と、インク壺の置き場所が2箇所、そしてペントレー、と、
英国生粋、正統なライティングビューローの仕様となっています。
また、デスクトップと1段目の引き出しにはロックが掛けられるようになっていて、
セキュリティへの配慮もあります。
それなりのクラスの方のオーダー家具だったことが想像されます。
入荷時のコンディションですが、実はこちらのビューロー、入荷時は「白家具」として入荷してまいりました。

いわゆる”シャビー”な「姫系家具」。
日曜大工的なホワイトペイントでベタ塗りされ、良く言えばフランスアンティーク風、
悪く言えば、子供、あるいは幼児の使い古した学習机、といった印象でした。
「白家具」として再びきれいにリペイントする、というのも1つの方向ではありましたが、
剥がれたペイントから覗いていた素地の木部、その杢を、デニムは見逃しませんでした。
(これ、全身、マホガニー総無垢? かなり高級な家具なのでは・・?)
アンティーク家具とは言え、消耗部品の引出しの底板にまで、
スパニッシュマホガニー無垢を使っている贅沢な個体はそうそうありません。
おそらくいつの時代か、祖母か曾祖母の古くなり使わなくなったビューローデスクを、
子供用に白ペイントして使わせていた、ってところではないでしょうか。
もともとはオーダー家具の高級品だったため、古くなったからといって捨てられず、
子供や孫に引き継いでもらう、ってのはよくあるケース。
その後、そのまま日本に来て、シャビーな「白家具」として流通したのでしょう。
ここでデニムの手に渡ってきたのも何かの縁、ということで、
こちらの家具は、生まれたときの本来の状態に戻してあげることにいたしましょう。
つまり、白ペイントをすべて剥がしとって、もともとのマホガニービューローに戻す、ということ。
・・とはいえ、考えただけでも逃げたくなるような重労働になることでしょう。
熟練のレストアラーであればあるほど、入荷時の状態を見たら、きっと選ばない選択肢。
でもデニムとしては、修行僧になったつもりで・・やってみます。
しかしながら、某日本の大手アンティークショップが扱っていた、というだけのことはあり、
構造的にはしっかりとメンテナンスはされていたようでした。
それだけが唯一の救い。
ロックや引き出しの微調整など、可動部はそれなりに必要な状態でしたが、
もともとの素材の良さもあり、1世紀を経た無垢の家具としては、
目立った歪みや反りもなく、まずまずといった状態でした。
もちろん各所に埃は積もり、各部の清掃は必要な状態ではありましたが、
塗装剥離以外に特別なメンテナンスの手間はかからなそうです。
デスク面に貼られたグリーンレザーについては、本革かと思われますが、
色褪せや傷などの使用感はあるものの、使用上支障になるような目立ったダメージは有りませんでした。
製作当時オリジナルと思われる押し縁(ストライプ)もくっきりと残っていますし、
経年の風合いがヴィンテージレザーとして良い「味」を出しています。
このままオリジナルレザーを活かして再生していく方針にいたします。
ということでメンテナンスは、構造部の点検と稼働の調整をおこないつつ、
全体のリフレッシュをメインに行っていくことといたします。
まず、白ペイントは剥がすことに決めましたので、構造補修の前に、ある程度、塗装剥離を行っておきます。
外せるものはすべて取り外して、バラバラにしていきます。
ヒンジや取っ手など金属パーツも全て取り外します。
こうすることで普段は手の入れられない部分のクリーニングなども可能となり、
すべての作業が徹底的に行えます。
ある程度バラシが終えたら、あとはひたすら白ペンキ剥がし。
バツゲームのような仕事ですが、職人スタッフ一人がおよそ丸5日、苦行に耐えきりました。

結果・・予想通り、銘木・スパニッシュマホガニーの”リボン杢”が、躯体全体にうっすらと現れました。
時計の針が100年前に巻き戻った瞬間です。
喜びもひとしお・・。
大まかに塗装剥離が終わったところで、次は構造点検および補修。
躯体の接合部をすべて見直し、必要に応じて締め直し、
そしてデスクトップや引き出しの滑りなどの稼動部を調整します。

躯体は無垢材製ですので、致し方のないことですが、目視ではわからない程度の歪みや反りながら、
動きに影響を与えることがあります。
ほんの数ミリ程度、金具を位置移動させたり、引き出しの側面を軽く削ったりと、
少しずつ動きを見ながらちょうど良い位置を探し、調整します。
結果、デスクトップの開閉動作、引き出しの滑りはスムーズになりました。
尚、こちらのデスクトップにつきましては、デスクトップを支える専用の「柚木」は設置されておらず、
1段目の引き出しが「柚木」を兼ねていますので、ドロップデスクを出す前には、
1段目の引き出しを引き出しておくことが必要です。
※下記エキストラフォトご参照。
ちなみに、引出しの上部には、デスク板の傷付き防止のためのフェルトが貼られていて、
デスク板をきれいに維持できるような配慮がなされています。
その他、脚のがたつきやゆらつきも調整済み。
実用家具として安心してお使いいただける状態です。
キーについてはデスク部分、抽斗部分、それぞれ入荷時オリジナルのキーが2本付属していて、
ロックは正常な動作可能な状態でした。
引出し部分のロックにのみ、動作に少々微調整が必要でしたので、お届け前までには調整いたします。
お届け時には全て問題なく施錠開錠、動作させることができるようになります。
ロックの調整・確認が済み、構造補修が終わりましたら、いよいよ塗装前の下準備。
傷や欠けなどの外観補修を行っていきます。
入荷時、一見気が付きませんでしたが、実は、
オープンラックのスピンドル(縦に入る細い飾り棒)が1本欠損していました。
これは新規で製作するしかありません。
幸い欠損していたスピンドルは、比較的シンプルな形状でしたので、
まったく同型のスピンドルが製作できました。

組み上げてしまうと、もはやどれが新材で製作したものか、判別はできなくなるでしょう。
仮にスピンドルのうち1本が、後年作られたスピンドルと判別できたとしても、
こうしたきちんとした修理については、商品価値を下げるどころか、
価値を上げる要素にもなり得ますので、まったくご心配には当たりません。
さて、傷や欠けなどの補修作業を丁寧にしっかりと行い、気になるダメージはほぼ消込むことができました。
そして外観補修のあとは、本格的に、塗装前の下準備として木肌全体を均すべく、
軽くサンディングをかけ、積年の汚れやくすみを削り落す作業です。
この作業で、本体のスパニッシュ・マホガニー無垢の木肌が顔を出しました。

華やかな ”リボン杢” をしっかり確認いたしました。
生まれたままの姿に再生された瞬間です。
サンディングの後は、水拭きと「CR0291 HOWARD クリーナフィニッシュ 16oz(473ml)」で
削りかすやら埃やら、もろもろの積年の汚れを一気に洗い流します。
木部の他、レザーについても「CR0309 HOWARD レザークリーナー16oz.(473ml)」と
「CR0304 HOWARD レザーコンディショナー 236ml 」で念入りにメンテナンス致しました。
加えて、腐食して真っ黒な真鍮金具類も「CR0248 Uncle Bill オールメタルポリッシュ 113g」で磨き上げ。

1つ1つ、金具は状態チェックの上、丁寧にポリッシュいたしました。
かなりきれいなブラスゴールドが復活したと思います。
以上、130年間の汚れを隅から隅まできれいさっぱりとクリーンアップ。
概ねきれいな印象を持っていただける状態と思います。

尚、レザートップについては、今回は入荷時オリジナルを再利用いたしましたが、
将来、お張替えが必要になった場合には、デスクトップの書記板を外してデニムにお送りいただければ、
お好みのレザーにお張替えしてご返送させていただくことも可能です。
※デスクトップは、ヒンジの木ねじ、3本×2箇所を抜いていただくだけで外すことができます。
レザートップのお張替え費用は、お張替え工賃+革代+往復の宅急便送料です。
※お張替え工賃は現時点では8,000円+税です。(物価状況により変動します)
さて、次はいよいよ最後の仕上げ塗装工程。
さすが、アンティークの時代の最上級マホガニー、”スパニッシュ・マホガニー”、
色を付けず、琥珀色のシェラックニスを引いただけで、木肌は赤銅色の華やかな赤みを発色いたしました。
もちろん、年季を経た天然木ですから、部位によって色ムラが出ますので、
そこは、英国直輸入のレッドマホガニーカラーのオイルステインで染色し、色味を調えていきます。
オリジナル時の色合いを想像しながらきれい目に、
一方で、経てきた時代感をあまり失わないよう、配慮しながら進めていきます。

仕上げはアンティーク塗装です。
古くから使われてきた天然樹脂製のシェラックニスでフィニッシュいたしました。
アンティークらしい雰囲気のある良い仕上がりになったかと思います。
以上、隅から隅まで手を尽くしています。
どこもかしこも、ぴかぴか、とまではいきませんが、かなり隅々まで手が行き届き、
総じてきれいな印象は持っていただけるものと思います。
お届け前には塗装の完全乾燥を待って、英国の天然蜜蝋ワックスで磨いて仕上げます。
以上、これほどの高級骨董家具ですので、手抜きなくしっかりとメンテナンスいたしました。
世界に二つとない、希少な家具と思います。
ぜひこの機会に。
担当職人から自信をもってお勧めする素晴らしい高級マホガニービューローです。
(Restorer/MJ)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
インパクトのあるルックスながら、上品な印象で気品の感じるビューローですね!
赤銅色に輝くマホガニーの色艶に覆われた、凛とした佇まいのレディースビューローです。
・・小ぶりで華奢なビューロー部とは対照的に、上部の端正なシェルフが印象的。
デザインや設計のバランスが良く、外観から受ける印象の割に、サイズも大きからず小さからず、
幅は84cm程度のレギュラーサイズ。
設置場所に悩むことはなさそうな実用的なサイズ感です。
しかしながらデスクトップ自体は幅50cm程度ですので、「机にしっかりと向き合う」という使い方よりもむしろ、
様々なツールを周りの棚に並べておいて、それらを適宜ピックアップしてデスクトップ上で取りまとめる、
といった使い方を想定して作られたように感じられます。
例えば、いろいろな化粧品をオープンラックに並べて、ビューロー部はドレッシングテーブルとして、
何て女性の化粧台的な使い方もアリかなと思います。
もちろん、コレクションをシェルフに並べて、お気に入りアイテムに囲まれたPCデスクとして、
なんて使い方がきっと王道なのでしょう。
省スペースなスモールサイズながら、大きな拡張性を持つマホガニービューロー。
収納スペースはたっぷりで、貴重品もロック付きの収納で安心。
こんなタイプのビューローをお探しになってらっしゃった方も多いことと思います。
状態はデニムでフルメンテ済み。
もともと、きちんと手入れをされ、大切に扱われてきたことが伺われるコンディションでしたので、
骨董家具的にも高く評価できるアンティークです。
おそらく世界にたった一つの、かなり珍しいオープンラック付きスモールビューロー。
唯一無二の逸品でこの価格はお値打ちかと思います。
ぜひ、お早めにご検討ください!
(Sales/TJ)
↑白紙はA4サイズです。
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
| 商品基本情報 | ||||
| 品名 | スーパークオリティ マホガニー クイーンアン オープンシェルフ&ライティングビューロー | |||
| 品番 |
BR0291
|
管理番号 | LOT26-16_0808 | |
| 販売価格(税込) | 165,000 円 | 在庫数 | 1 | |
| サイズ |
幅 840mm 奥行 445mm 高さ 1330mm 天板高さ 730mm ※幅×奥行は上部棚部含む、全体の最大値です。 ※ビューロー部の本体サイズ(上部の棚除く)は、幅535mm×奥行435mm(脚部)×高さ1000mmです。 ※デスクトップ内寸は、幅475mm×奥行520mm(小棚除くデスクトップ有効域。小棚の奥行は130mm)×高さ230mmです。 ※引き出し内寸は、幅460mm×奥行330mm×深さ1段目75mm/2段目100mm/3段目120mmです。 | |||
| 送料ランク・重量 |
Cランク 送料目安:7,740円~14,440円
(沖縄 21,060円)
家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
| 商品分類 | クラス | |||
| デザイン | ||||
| ユース | ||||
| ランク | ||||
| カテゴリ | 家具/Furniture > ビューロー/ビューローブックケース | |||
| 商品プロフィール | ||||
| 原産国 | イギリス | 年代 | 1890年 | |
| メーカー | デザイナー | |||
| 主要素材 | ||||
| 主要素材の材質 | ||||
| 主要素材の等級 | ||||
| 商品の無垢率 | ||||
| カラー | ||||
| 塗装・仕上げ | ステイン&シェラックニス仕上げ | |||
| その他素材 | ||||
| その他の素材のカラー | ||||
| メンテナンス状況 | ||||
| コンディション | 傷の程度 | |||
| 目立つ傷 | ||||
| 交換・改造 | ||||
| 実用性 | ||||
| 商品プロフィール | ||||
| 原産国 | イギリス | 年代 | 1890年 | |
| メーカー | デザイナー | |||
| 主要素材 | ウォルナット | |||
| 主要素材の材質 | 無垢材 | |||
| 主要素材の等級 | 1級 | |||
| 商品の無垢率 | 90%以上 | |||
| カラー | ダーク系 | |||
| 塗装・仕上げ | ||||
| その他素材 | 革 | |||
| その他の素材のカラー | 緑系 | |||
| メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
| コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
| 目立つ傷 | 少ない | |||
| 交換・改造 | 年代なり | |||
| 実用性 | あり | |||
| 商品評価 | ||
| デニムの総合評価 | ||
| 商品評価 | ||
| デニムの総合評価 | S | |
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