TB0227
イギリス
1900年代 スーパークオリティ マッシュルームテーブル
サイズ |
幅 650mm 奥行 650mm 高さ 755mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
“スーパークオリティ”シリーズ第3弾!究極の高級アンティークが入荷いたしました!
今からちょうど1世紀ほど前、19世紀末~20世紀初頭にかけて、
レイト・ヴィクトリアンのイギリスで製作された、見事な彫刻のオケージョナルテーブルです。
きゃあぁぁぁ・・・、こ、これは、一体?
いったい何という存在感なのでしょうか。
一瞬、このテーブルが放つ、神々しいまでのオーラに
体が硬直してしまいました・・。
仕事柄いろいろなテーブルを見る機会に恵まれておりますが、
それでも、これほど微妙で、かつ絶妙で、さらに巧妙な、造形のテーブルにめぐり合ったことは
今まで一度たりともありませんでした。究極のお品です。
実用家具などではなくて「美術工芸品」としてご紹介させていただきたくなるような
そんなスーパーコレクタブルズのアンティークテーブルです
それにしても・・と、非常に特異な形状をしているテーブルに見えるかもしれませんが、
専門的に分析すれば、基本的には“マッシュルームテーブル”と呼ばれる、
19世紀末のヴィクトリアン期に人気のあったティーテーブルに分類されると思います。
マッシュルームテーブルは、ヴィクトリア期の2ティア型(2棚)テーブルの俗称で、
S字を描く“カブリオールレッグ(猫脚)”を持つ、そのシルエットラインが、
「きのこ」の形をしていることからそう呼ばれています。
ただし、こちらはカードゲームなどに興じる“ゲームテーブル”として製作されたようで、
天板の下に、「おけ」型の「隠し引き出し」が組み込まれています。
後ほどお写真にてその「隠し引き出し」をご確認ください。
結構、びっくりします。
さて、ディテールをチェックしてみますと、天板は、5つの花びらをもつお花が、ぱあっ、と咲いたかのような、
五葉の花弁状をしています。
「五葉」というと、ゴシック様式の教会などに見られる“チンクェ・フォイル”という、
「5つ葉のクローバー」ともいうべき建築装飾を思い出しますが、
こちらは「葉っぱ」というよりも、「雲」の上に浮かんでいる「神殿」を具象化しているように見えます。
というのは、支えている5本脚は「龍」のカタチをしたカブリオールレッグで、
このテーブルは、この龍たちがどうも雲の上の神殿を支えている造形のようなのです。
おそらく、当時の貴族階級がゲームに興じていたときのテーブルだったと思われますので、
きっと、テーブルを囲む5人のプレイヤーを5人の「神」にでも見立てていたんでしょうか。
だとすれば、何と、傲慢な・・。
神をも恐れぬ、冒涜です。
(ホントはそんなこと思っておりませんが・・。)
このテーブルについては素性のわからないことが多く、全て想像の域を出ませんが、
これだけの派手な外観ですので、あまり筆者がくどくどと説明をしなくても、
もともと超・一級品のテーブルであることは、それほどアンティークに馴染みのなかった方でも
直感的にご理解いただけるのではないかと思います。
一般的に解説させていただきますと、
イギリスロココ、17世紀のクイーンアン様式を踏襲したクラシカルスタイルの2ティア型コンソールテーブルで、
猫脚も、その歴史が最も古い、アカンサススクロールのフレンチスタイル“カブリオールレッグ”を採用するなど、
その仕事振りには製作者の徹底したこだわりが感じられます・・ってところでしょうか。
とはいえ、これだけの優れた工芸品を製作できるマイスターは、いくら英国とはいえ、
そうは多くなかったはず・・。
いったい、このテーブルには、どんな誕生秘話が隠されているんでしょうか?
ドキドキ・・。
→「当店の評価」コメントへ続きます。
つたない当店の記録写真レベルですら“レゾンデートル”が感じられるほどの
このプロポーションに、このクリエイティビティ・・。
このテーブルが主張する、旧世紀の「匠」の技とイマジネーションは
静かに、家具としての「格」を私たちに誇示しています。
あぁ・・素晴らしすぎる・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
ちょうど1世紀を経たテーブルです。
全身に施された彫刻がパーフェクトの一品です。
素材はマホガニーの無垢が使用されています。
色はやや濃度の高い、レッド・マホガニーカラー(赤茶)です。
もしかすると脚や彫刻部分はローズウッド製かもしれません。
「無銘の椅子」家具職人が驚いたのは、彫刻のあまりの状態の良さでした。
これだけの彫刻が施してあり、しかも100年モノです。
欠けの一つや二つあっても、不自然ではありません。
ところが、ひとつもありませんでした。
どのような歴史を経てきたテーブルだったのでしょうか?
「奇跡」のようなテーブルです。
ぜひ次オーナーの方にも、美術工芸品として、
末永くご愛用いただければ嬉しく思います。
肝心のメンテナンス作業についてご説明をいたします。
英国より入荷された段階で、比較的状態もよく、
そのまま基本メンテナンスで終了することも可能でした。
しかし、これだけのアンティークです。
一度天板をはずし、寿司桶のような抽斗(ひきだし)を分解し、
隅々まで徹底にチェックいたしました。
この時点で、塗装、接合状態、欠けや割れの点検を詳細におこなっております。
結果は・・・若干補修は必要でしたが、基本的にはエクセレントレベルでした。
彫刻はもちろんですが、その他の箇所にも大きな欠けや割れはございませんでした。
無銘の椅子職人が、ほっと胸をなでおろした瞬間です。
構造の複雑なアンティーク家具は、見えない部分に大きなダメージを抱えていることもありますので・・。
気を取り直して、あらためて組み直しをおこなった次第です。
天板は、無垢板の宿命なのですが、反りがございます。
無垢の一枚板ですので、こればかりはいたし方の無いところですね。
ただし、実用的に使用可能な天板ですし、
アンティークとしての「味」レベルでそれほど気にならないものと判断しております。
とにかく、職人技の極地と申し上げていいほどの工芸レベルが圧巻です。
このテーブルと同じものを現代の工芸家に注文したら、
コストはいくらかかってしまうのでしょうか。
もちろん、一日二日で完成するデーブルでないことは明らかでしょう。
どのくらいで製作が可能?というよりも、
同じレベルで製作が出来るかどうか、が焦点だと思います。
人間国宝級の腕前と、
すでに入手が不可能な“キューバンマホガニー”クラスの材が必要になりますから。
さて、上記メンテナンスに加えて、「無銘の椅子」いつもの基本メンテナンスも実施いたしました。
ワックス磨き作業(最後の作業です)のあと、あらためてこの一品を眺めてみました。
・・ものすごい存在感です。
本当にこの世のものでしょうか?(笑)
次オーナーは、このまれなテーブルをどんな部屋で、どんなシチュエーションで、ご使用なさるのでしょうか。
無銘の椅子職人といたしましては、まことに興味が尽きません。
どんな方がご利用になるにせよ、きっとご期待通りの商品であることは確信しております。
担当修理職人が自信を持ってお奨めいたします。
(Restorer/FG)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
これからどんな方がこのテーブルを次の世代に引き継いでいっていただけるのか、にも興味はありますが、
いままでどんな方がこのテーブルを所有されていたものか、にはもっと興味がありますね。
入手先の英国のアンティークディラーでは、比較的ロンドンに近いエリアより入荷、という情報しかありませんでしたが
これだけのクオリティのテーブルですから、かなり身分の高い階級の方が所有されていたことは間違いなさそうです。
ところで、このテーブル、じっと眺めていると、あるひとつの疑問点が浮かんできます。
それは・・彫刻があまりにも出来すぎているのです。
たとえば、ご存知のことと思いますが、東洋人が描く「龍」と、西洋人が描く「龍(竜)」では、かなりイメージが違いますよね。
また龍に限らず、人物像にしても東洋人と西洋人とでは同じ人物を描いてもどこか描写が違ってきますよね。
たとえば、イタリアの工芸品、カメオ。
カメオとは貝に人物像などを掘り込んだ彫刻ですが、どんなに東洋人がイタリアのカメオを真似ようとしても、
決して東洋人では西洋人と同じように描写することは出来ない、といわれています。
そう、東洋人が作ったものと西洋人が作ったものとでは絶対的に違いがあるのです。
でも、この龍・・。
これはどう見ても、東洋人がイメージする龍(たつ)ですよね!
西洋人が表現する竜(ドラゴン)ではありませんよね。
これはいったいどういうことでしょうか?
ということは・・もしかするとこのテーブル、中国で作られたもの?
そう思うと、いろいろ中国と関連する点に気がつきます。
まず、脚の竜に使われている材ですが、マホガニーというよりもローズウッドではないかと思われます。
ただ、イギリスアンティークで見られるブラジリアン・ローズというよりも、中国のローズウッド、銘木「紫檀」では・・?
また、引き出しに掘り込まれた植物。
これはもしかして・・牡丹(ぼたん)?
「牡丹」は東洋では(日本だけ?)、獅子が「百獣の王」であるのに対し、「百花の王」と呼ばれています。
「唐獅子牡丹」っていうのは「最強の組み合わせ」を表現したものですよね。
しかも牡丹は以前の中国の「国花」だったそうな・・。
でも、西洋ではあまり見かけない、植物モチーフなのです。
そんな風にこのテーブルを見ると、天板の形状ももしかして「梅の花」?
なんて思えてきます。
「梅の花」も、中国では牡丹の前の「国花」でした・・。
でも!
長くイギリスのアンティークを見てきた筆者ですから、他国のものはぴんと来ますが、
こちらはどうみても、このフォルム、純・英国産の生粋ヴィクトリアン・マッシュルームテーブルにしか見えません!
西洋人にはこの竜の彫刻は作れないかもしれませんが、東洋人にもまた、
このテーブルのフォルム、カブリオールレッグのレッグライン、何よりこのデザインバランスは
絶対に真似が出来ないと思うのです。
可能性があるとしたら、英国に招かれた中国の匠が、英国の家具職人と手を組んで製作した、ということになりますが、
もしそんな中国の匠がいたとしたら、その人、きっとイギリスの国賓級ですよね!
逆にこれだけのシノワズリー(中国趣味)のテーブルを作れる英国の家具師がいたとしても、
絶対、貴族お抱えのマイスター級です!
もし、そのどちらかだったとしたら・・。
いや、どちらでも、この価格ではものすごいお値打ち品!ってことになってしまいますが、
う~ん、今となっては、どうなのかはわかりませんね。
真実はいかに!
まあ、真実はどうでも、唯一明らかな事実は、
このテーブルは、100年もの間、英国で使われていた、って事です。
それだけでいいのかもしれませんね・・。
いちアンティークファンにとっては。
なんて、長文大変申し訳ございません!
シェークスピアが言うところの、「時間が無かったので長文になりました!」ってところです!
(あなたはシェークスピア?)
とにかく!
おそらくは世界でも2つとは無い、大変希少な、最高級アンティーク・シノワズリーテーブルです!
これは筆者の全くの独感ですが、権威とか、権力とか、何ていうか・・、
人の上に立つ人間が備えている“エネルギー”?のようなものに満ち溢れているように感じます。
そっと、目を閉じてみてください。
このテーブルを5人の英国貴族たちが取り囲み、
英国生まれのカードゲーム、“ナポレオン”にでも興じているシーンがイメージされてくるはずです・・。
(笑。でもちょっと怖い?)
会社経営者の方、これから起業される方、運命を変えたい方(?)、
ぜひ、この“ヘリテイジ”(文化遺産)を受け継ぎ、22世紀に引き継いでいってください!
もちろん、アンティーク上級者、コレクターの方も!
ぜひご検討お待ちしております。
(Sales/YM)
東洋の「梅の花」?それとも西洋の“チンクェ・フォイル”?
どちらにしても・・すごいです!下のお写真へGO!↓
きゃあああ・・。
※お合わせしている椅子はHC0169 マザーオブパール インレイドチェアAです。
※お合わせしている椅子はHC0169 マザーオブパール インレイドチェアA(左)、HA0023 マザーオブパール インレイドチェアB(右)です。
※お合わせしている椅子はAC0146a ベルジェール・キング(左)、AC0146b ベルジェール・クイーン(右)です。
※お合わせしている椅子はAC0146b ベルジェール・クイーンです。
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | スーパークオリティ マッシュルームテーブル | |||
品番 |
TB0227
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管理番号 | Prc17-6_0329 | |
販売価格(税込) | 268,000 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 650mm 奥行 650mm 高さ 755mm サイズは幅650mm×奥行650mm×高さ755mmです。 | |||
送料ランク・重量 | ||||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 家具/Furniture > テーブル |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1900年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1900年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | オーク | |||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
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