OT0283
フランス
1920年代 オールドホテル コインキャビネット
サイズ |
幅 580mm 奥行 95mm 高さ 570mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
”コインキャビネット” ?
・・アンティークファンの方でも知ってらっしゃる方はそう多くはいらっしゃいませんよね。
でも、“オールドホテル”というファーストネーム、そして”1~49”という数字、
そこから、これが昔の宿泊施設の、ルームナンバーに関するキャビネットであろうことは、
皆様、ご想像いただけたのでは。
そうです、こちらは古いホテルで使われていた、料金(宿泊費?)の投入箱だったそうです。
1920年頃のもの、というフランスの現地ディーラーの情報ですが、
もしかすると使われていたのはベルギーのホテルだったのかもしれない、という事でした。
さて、使われ方としては宿泊客が直接ここにコインを投入したのか、
それともお金を受け取った従業員が各お部屋の支払い料金を投入して整理に使っていたものか、
実際、具体的にどのように使われていたものかはわかりません。
ただ、ルームキーを入れておいても良さそうですが、
そういうキーキャビネットのような単独での使い方はされていなかったようです。
ここからは推測ですが、数字が1段に7つずつ、7段になっているのは、
きっと1フロアに7部屋、7階建てのホテルだったのではないでしょうか?
また料金がコイン程度で済むという事はそれほど高級ではないホテル?
つまり、あまり大きくない中小規模の安宿で使われていたコインキャビネットであったことが想像されます。
でも、あくまで、想像ですので・・。
まあ、元はともかく、デニムではシャビーなインテリアとして、
お店やご家庭での整理箱としてお使いいただければ、と仕入れてまいりました。
南京錠でロックできる留め金と、壁掛けフックつきで
お手元に届いてすぐ、お好みにご利用いただけると思います。
実はこちらのキャビネット、デニム工房で「アンティーク・スクリューねじ」の整理箱にでも使おうかな、と
ちょっと思っていたりしていました。
でも49種類程度では足らなそうなので、ご必要な方がいらっしゃれば、と、
ご案内させていただきました。
というわけで、次のオーナー様がどのような使われ方をされるのか、
ぜひお伺いさせていただきたいところです・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
入荷時の状態は・・うーん、表現が難しいですが、
まあ、一言で言うと”シャビー” (shabby : 使い古した、古ぼけた)でした。(笑)
前パネルの数字はカッティングシートのようですが、一部欠損していて、
また、かなり書体が欠けている数字が多く、これはどうしたものかと・・。
それと扉の留め具は南京錠などでロックするようになっていますが、
この留め具が曲がって(曲げて?)使われている・・。
そして周囲の黒塗りフレームは塗装はげが散見、内部は薄汚れ・・という入荷状況でした。
あぁ・・。
ということで、メンテナンスについては、そもそも商品の性格上、シャビーなインテリアですので、
アンティークらしさを残しながら、みすぼらしくならないように心がけました。
つまり、筆者の気の向くまま、という事です。(笑)
メンテの前にまず、素材のご説明を少々。
周囲のフレームは無垢の天然木のようですが、前パネルはシナ合板のようなベニヤ板、
背面は昔のスピーカーボックスなどに使われていたようなチップボード、
内部の仕切り板は前パネルと同様のシナ合板、という構成です。
さて、修復箇所は、まず数字。
筆者の性格的にこのキャビネットの「顔」となる数字に書体欠けがあったり、
数字が抜けていたりするのは許せない!
・・ということで、49文字(シール)全てお手入れさせていただきました。ふう。
塩ビシートと思われるシールの白地をまず中性洗剤で汚れ落とし。
元は白地だったと思いますが、なかなか汚れが落ちない。
でも、お写真で見る限りはそれほど汚れているようには見えないでしょ。
ある程度はきれいになりました。
次に文字欠けの補修と欠損数字の作成。
完全に失われている数字は幸い、「1」だけでした。
「1」は仕方がないので、同様の白いカッティングシートで他の「1」の数字をトレースして新規作成。
妙に1だけ白いですが、書体は合っていますので・・色はそのうち合ってきますって。
文字欠けはちょっと大変。
3分の1くらいの数字がどこかしら欠けていましたので、
それについては、ホワイトペイントで欠けを塗りつぶしていきました。
お写真上ではまあまあの仕上がりでは、と思います。
でも、ハンドペイントですので近寄って凝視すればそれなりです。
特に22番については欠損の範囲が大きかったのでちょっとここだけ雰囲気が違って見えるかもしれません。
カッティングシートで張り直せばよかったのですが、ちょっと数字シールが残ってましたので・・。
まあ、「味」くらいに思っていただけるのではないかと・・。
次に周囲の黒塗りの再生。
きれいにサンダーで削りおとして・・なんてことはいたしません。
英国直輸入の天然素材の「黒ニス」で一気に上塗りさせていただきました。
表面はでこぼこしていますが、アンティークっぽい風合いできれい目にお感じいただける処理です。
内部の汚れはサンドペーパーと水ぶきで対応させていただきました。
小部屋が多いのでこれが意外に大変。
ピカピカではありませんが、クリーンです。
背面のしみ汚れは、チップボードですので落とせませんでした。
でも、裏板を交換するような性格のものではありませんから、ね。
壁面のフックはしっかりしていたのでオリジナル、扉の留め具の曲がりは、
金具のみまっすぐの新品に変えたところで、見た目も機能も何も変わりはないだろう、と
オリジナル金具を残させていただきました。
しっかりと固定されていますし、雰囲気としても微妙な精度が面白いと思いました。
以上、筆者的には次のオーナー様にきっとご満足いただける仕様では、と思っております。
こう見えても普通以上に手のかかっている高級アンティークなのでした。
(Restorer/YM)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
↑南京錠の留め具は曲がっていますが、きっちり固定されて精度よく役目を果たしています。
数字の「22」はハンドペイントの補修ということでご了承ください。
・・でも、雰囲気は悪くないと思います。
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | オールドホテル コインキャビネット | |||
品番 |
OT0283
|
管理番号 | FFY-6_1001 | |
販売価格(税込) | 46,000 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 580mm 奥行 95mm 高さ 570mm ※各収納は幅70mm×奥行き75mm×高さ70mmです。 | |||
送料ランク・重量 |
Aランク 送料目安:3,190円~4,290円
(沖縄 5,720円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 家具/Furniture > シェルフ/ラック |
商品プロフィール | ||||
原産国 | フランス | 年代 | 1920年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ステイン&黒ニス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | フランス | 年代 | 1920年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | 合板 | |||
主要素材の等級 | 3級 | |||
商品の無垢率 | 49~20% | |||
カラー | 彩色系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | 金属 | |||
その他の素材のカラー | 素材色 | |||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 多い | ||
目立つ傷 | 年代なり | |||
交換・改造 | あり | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | A |
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