OT0286
イギリス
1860年代 ミッドヴィクトリアン ウォルナット ポールスクリーン
サイズ |
幅 440mm 奥行 385mm 高さ 1475mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
今から150年ほど前、19世紀半ばのミッド・ヴィクトリアンに製作された、
ソリッド・ウォルナットのポールスクリーンです。
英国アンティークのコレクティング・ファニチャーを代表する逸品になります。
アンティークで取引される“スクリーン”について少し解説させていただきますが、
スクリーンには、ファイヤースクリーン、フォールディングスクリーン、ポールスクリーン、トリポッドスクリーン、
そしてこのトリポッド型ポールスクリーンなど、いくつかのタイプが存在しています。
いずれも暖炉の火の粉やすきま風をさえぎったりするために生まれた機能家具ですが、
時代が進むにつれてその機能性は徐々に低下し、お部屋の空間を魅力的に飾るためのインテリアとして、
そのデザイン性だけがどんどん特化して行くようになりました。
そしてヴィクトリアンの末期にはファイヤースペース(居間)において、
メインのインテリア・アイテムとしてその流行はピークを迎えることとなり、
第一次大戦まではそんな貴族趣味の傾向は続いていたようでした。
そんなわけで、コレクションしていた当時の富裕層の人たちの関心は、もっぱらそのパネルデザインの豪華さ。
特に、フォールディングスクリーンなど、もともと日本や東洋の「屏風」などの影響もあったのでしょうか、
いわゆる「金屏風」のようなシノワズリー風の絵画や刺繍のシルクパネル、
漆の絵画や“パピエ・マーシュ”と呼ばれる塗装技術など、様々な技法や素材を駆使して、
スクリーンはあたかも美術品であるかのごとく、変貌を遂げていきました。
見るもあでやかな、そのような当時の高級スクリーンですが、その一方で、こちらはちょっとめずらしい、
パステルトーンの刺しゅう柄がかわいらしい庶民的なアイテム。
でも、全て刺繍でこれだけの細かい描写を構成させるなどとても手間のかかった高級品で、
絵柄にも王侯が登場しているところをみると、前オーナーはきっと彼らにゆかりのある貴族階級だったように思われます。
そしてその繊細なフォルムを、1世紀を経た今でも、端正に保持し続けている希少材、
サーカシアウォルナット製のポールに、大切にガラスケースでパッキングされたこちらのアイテムは、
「豪華絢爛」が主流の当時のコレクション的なスクリーンよりも、
きっとオーナーにとっては何よりも代えがたい「芸術品」だったのでしょう。
英国の歴史的な世相、そしてそこに生きた人の生きざまそのものを身にまとった、
素晴らしきコレクタブルズ(収集目的の骨董品)です・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
1860年頃に製作されたポールスクリーンになりますが、
コレクションとして、ちょっと気になりますね。
150年経過したジェニンアンティーク(真の骨董)になります。
ちょっとしたスペースがあればインテリアのアクセントとして活躍しそうです。
コンディションですが、年代の割に外観はまずまず良い状態でした。
本体の素材には、色艶の良い「銘木」クラスの高級材、ヨーロッパ産のウォールナットが使用されており、
造りもしっかりとしていて、構造的には手を入れる所はありませんでした。
脚の接地も良く、ガタつきぐらつきはありません。
1つご留意点としては、ポール部分に若干ですが、反りが出ているように感じられる点です。
反りは無垢材の宿命ですので、これだけ細身のポールであればこの程度で収まっていれば逆に奇跡的かもしれません。
ただし変に歪んでいるわけではないので、脚の裏にフェルトを張るなどして角度調整すれば、
お写真の通り、インテリアとして目視で見る限りはほとんど気にはならない程度になりますが。
その他、塗装面では、とても良い状態でしたので、
全体的に天然のビーズワックスで磨きあげております。
更に艶も出て魅力的になりました。
良い雰囲気に仕上がっているものと思います。
尚、スクリーンですが、ポールのトップ部分が取れますので、抜き差しが可能です。
ワックスがけなどの時には外すと作業が楽です。
また、高さ調整は額の裏にあるネジを緩めておこないます。
スクリーンには製作された当時のオリジナルと思われるタペストリーが収納されています。
かなり細かな描写の刺繍です。
技術的に専門ではありませんが、オーストリアの民芸品“プチポワン”クラスの細かなニードルポイントのようです。
やや退色は感じられますが、これといってダメージはなく、アンティークらしい素敵なスクリーンです。
これだけデザイン性に特化した家具ですが、重量バランスが良く、設置には安定感がありますので、
実用はもちろん可能ですし、置いてあるだけでもインテリアとして演出にお役立ていただけると思います。
お気に召された方、ぜひこの機会にご検討ください。
(Restorer/MR)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
素敵なアンティークが入荷しました!
ちょっと珍しい、童話の世界のようなタペストリーの刺繍がとても綺麗なスクリーンです。
既に150年を経過したジェニン・アンティークですが、
今尚、当時そのままの姿を残すグッドコンディションです。
欧米には、このようなスクリーンが上流階級で使われていた高級調度品であったことから、今尚コレクターが多く、
例えば、ものにもよりますが、ジョージアンクラスのポールスクリーンで1,000ポンド前後、
ヴィクトリアンクラスで400~800ポンド程度の値がついています。
※権威ある英国アンティークのプライスガイド“Miller's"より。
高級感がありながら、ちょっとカントリー風に演出できるデザイン性。
アンティークとしてのインテリア性だけとってみても、とっても高く評価できるお品です。
ちょっとした目隠しやお部屋のアクセントにおすすめです!!
レアなアイテムなので、ぜひお早めのご検討を!
(Sales/TJ)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | ミッドヴィクトリアン ウォルナット ポールスクリーン | |||
品番 |
OT0286
|
管理番号 | LC10-5_0211 | |
販売価格(税込) | 60,900 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 440mm 奥行 385mm 高さ 1475mm ※スクリーンは幅295mm×奥行き20mm×高さ410mmです。 ※スクリーンの位置は高さ1055mm~1500mmで調整可能です。 | |||
送料ランク・重量 |
Cランク 送料目安:7,535円~13,035円
(沖縄 18,865円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 家具/Furniture > その他の家具 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1860年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | クリーニング&ワックス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1860年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | パイン | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | S級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ミディアム系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | 布 | |||
その他の素材のカラー | 赤系 | |||
メンテナンス状況 | 一部メンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 年代なり | |||
交換・改造 | 少ない | |||
実用性 | 年代なり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | A |
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