DT0008
イギリス
1920年代 ツイスト エクステンションテーブル
サイズ | 幅 1010mm 奥行 995mm 高さ 735mm 最大拡張幅 1460mm |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
イギリス1920年代に製作された、ちょっとめずらしいタイプのエクステンションテーブルです。
私事で恐縮ですが、先日テレビを買いました。
それもブラウン管(!)テレビです。
液晶・プラズマ全盛のこの時代にめずらしい奴だな!って思われるかもしれませんが、
テレビを置く場所が部屋のデッドスペースになっているため、薄型である必要性が全くなかったのです。
(ホントは激安価格にひかれてしまっただけ?)
それにしても一時代を築いたブラウン管テレビも、もはや「20世紀の遺物」なんですよね。
過去に残されてしまうもの、未来へ受け継がれていくもの・・。
無常の世の中、当然といえば当然ですが、何か、ちょっとセンチメンタルな気分に・・。
でも、それでいて将来への期待に胸膨らませるポジティブなところもあったりして、
時代の流れって、何かフクザツ・・ですね。
実はこのエクステンションテーブルも、そんな時代の流れから取り残されてしまった
「19世紀の遺産」なのかも知れません。
そもそも拡張式食卓(ドローリーフダイニングテーブル)は、16世紀、エリザベス1世の時代に
初めてイギリスにもたらされたと言われておりますが、
この金属線の、らせん状のクランクによるエクステンションテーブルが流行したのは、
ヴィクトリア期である、19世紀後半から20世紀はじめにかけての時期でした。
流行していた当時としては最先端のハイテクテーブルだったと思います。
ハンドルをくるくる回して拡張させる、なんてメカニカルなシステムは、
いかにもあたらしもの好きの貴族階級が飛びつきそうなネタですよね。
・・・でも時代はいつの世でも、より便利に、より早く、より快適に、進化を進めていきます。
のんびりキコキコとハンドルが回せた時代は良かったのでしょうが、
テクノロジーが爆発的に発達した20世紀という時代は、そんなをスローなアクションを許してはくれなかったのでしょう。
その後テーブルは、皆様ご存知の、スライド式のバタフライ型ドローリーフテーブルに主流を移していきます。
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
コンディションはとても良好です。
特に「ダークオーク」カラーがお好みのツイストファンにとっては最高のお品ではないでしょうか。
天板にはオーク独特の「虎斑目(とらふもく)」が美しく現れていて、
また木肌には、不必要にテカテカしていない、自然な風合いの艶があります。
もちろんオーク材は総無垢です。
さらに通常見られるツイストレッグのダイニングテーブルよりも、かなり脚は細くねじりこまれておりますが
これは多分、相当硬くて強い、良質のオーク材を使用していなければ実現できなかったプロポーションだと思います。
エクステンションのハンドルの取っ手のような細かいところにまで
良質のウッド(ここはウォルナット?)が使用されていて、
アンティークとしてはまさに一級品だと申し上げます。
ただあえて気になる点を上げるとすれば、やはり「キコキコ」でしょうか。
もちろん写真のとおり、普通にくるくる伸びますし、日常使用に充分耐えるだけの強度もあります。
コンディションとしては全く問題はありません。
ただエクステンションの際、ハンドルをくるくるくるくる・・と調子に乗って回しすぎてしまうと、
当たり前ですが、最後には2つに分解してしまいます。
無垢の重いテーブルですので、あまりまわしすぎないよう、気をつけてくださいね。
エクステンションの際には、ゆっくり、優しく、手を添えて・・・。
と、まあ、それにしても“オールドタイム”なテーブルですね。
こんな「わがまま」も含めてかわいがっていただける、包容力のある方に
ぜひオーナーになっていただければ、と思っております。
オフには目いっぱいテーブルを広げて料理を敷きつめ、のんびり家族やお仲間とスローフードを楽しみたい・・、
そんなステキなあなたにぴったりです!
尚、無垢板ゆえ、天板にはほんのわずかに反りが見られますが、
お写真では確認が難しいほど軽微なものです。
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
もともと、このタイプのらせんクランク式エクステンションテーブルは、
一般的にはマホガニーでガブリオールレッグ(猫脚)の、
いわゆる“クイーンアン”といわれているタイプのものが多かったそうです。
その点でもこのテーブルはめずらしいタイプです。
さらに、どちらかというとどっしりとしたデザインが多いツイストのドローリーフテーブルを細身のシルエットに仕上げ、
脚元には移動を容易にするキャスターを装備。
良く見ると確かに製作者の工夫とか強い主張が感じられる逸品です。
ところで、ヴィクトリアンからエドワーディアン、そしてアールデコへと続くこの時代。
ものづくりにかかわる人々は、皆、馬鹿げていると思われるほど、発明にとりつかれていた時代でもありました。
特にヴィクトリア期の家具には、そのデザイン性は別にして、
いろいろな要素が入り混じった、かなり独創的な家具が今でも多く残っています。
これは、当時の英国が活気に満ちあふれ、ものづくりに皆が創意工夫していた世の中だったためなのでしょう。
多分、「特許をとって一攫千金!」なんてことを夢見ながら・・。
まさにこのテーブルもそんな挑戦の軌跡、といえるものかも知れません。
ものづくりが見直され技術立国を目ざしている今のニッポン。
状況は全く違いますが、はるかなる国の先人たちを見習いたいものですね・・?
またまた話が脱線してしまいましたが、
たったテーブルひとつでこれだけ時代を知ることができるのは、
アンティークならではの楽しみですね。
ぜひこの「前時代の遺産」、ご検討をよろしくお願いいたします。
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | ツイスト エクステンションテーブル | |||
品番 |
DT0008
|
管理番号 | Prc1-6_1116 | |
販売価格(税込) | 86,000 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ | 幅 1010mm 奥行 995mm 高さ 735mm 最大拡張幅 1460mm | |||
送料ランク・重量 | ||||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 家具/Furniture > ダイニングテーブル |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1920年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1920年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | マホガニー | |||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
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