DC0038
イギリス
1900年代 ウィンザーチェア
サイズ |
幅 410mm 奥行 500mm 高さ 845mm 座面高 455mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
英国ヴィクトリア期の末期、1890年頃から1900年頃にかけて
製作されたウィンザーチェアです。
ウィンザーチェアと言えば、皆さんもうご存知ですよね。
そう、歴史上初めて登場した「一般庶民」のための椅子です。
もともと家具といえば、17世紀頃までは王侯・貴族の権威の象徴か、
はたまた金と時間にまかせて、お抱えの家具職人に作らせた道楽がほとんどで、
その不必要なほどの豪華な装いは、一般庶民の生活とは全くかけ離れたものだったのです。
ところが18世紀に入ると、イギリスのウィンザー城周辺の車大工や挽物師たちが
当時の一般大衆である農民のために、見た目にもそれなりに配慮した、
生活のための実用家具を作りはじめるんですね。
そこでつくられた椅子が、後に土地の名を取って
“ウィンザーチェア”と呼ばれるようになるのですが、
初期の頃のウィンザーチェアは脚が「猫脚(ガブリオールレッグ)」だったりして、
まだまだ様式家具の範囲を出ないレベルのものだったようです。
それがその後、世間に広く普及し、工法が単純化されるとともに、
トーマス=チッペンデールなどの、世界最初の“家具デザイナー”たちが登場し、
デザインにアレンジが加えられるようになると、より一層現在のスタイルに近い、
機能的で洗練されたデザインへと進化していくようになりました・・。
う~ん、なるほど。
何かこう、妙に親しみやすさを感じる椅子だなー、と思っていたら、
ウィンザーチェアは、まさに私のような庶民が使う、生活家具の“ルーツ”だったわけですね!
とはいえ、今ではお値段を見るとどう見ても「高級家具」としか思えないのですが・・。(笑)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
いや、これはもう、「トロットロ」の食べごろアンティークです!
使われて使われて、ペロペロなめられたアメみたいに角が丸くなってしまった状態を
「トロトロ」と表現しますが(・・私だけ?)、本当に「トロトロ」です。
100年間、とても大切に使われてきたんでしょうね。
小傷などはそれなりですが、特に目立ったダメージはありません。
木肌にはポリッシュ(ニス)などでごまかしてはいない、
よく磨かれたアンティークだけが持つナチュラルな艶を身にまとっています。
色味はやや濃い目のライトオークになります。
ところどころ木肌には色ムラはありますが、
アンティークとしては雰囲気レベルではないでしょうか。
素材はもちろんオーク材で、全て無垢です。
かなり細いフレームの割りには、これだけの永い年月を
ほとんど歪みもなく経てきたワケですから、
充分に乾燥された、とても良質な素材が使われているのでしょう。
間違っても、質の悪いイングランド国産オークなどは使われていないと思います。
とはいえ、どうしてもフレームが細いと剛性にやや不安を感じるかも知れませんが、
接合部などの緩みは当方で締め直してあります。
ですので実用上では不都合を感じることはないと思います。
アンティークとしては「エクセレントコンディション」としてお奨めさせていただきます。
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
ウィンザーチェアは、その背のデザインでいくつかタイプがありまして、
「櫛形」をした背の“コムバック”と「弓形」の背の“ボウバック”が良く知られています。
このウィンザーチェアに関してはもちろん後者の“ボウバック”スタイルになります。
話はまた前々章へ戻ってしまいますが、チッペンデールなどによってアレンジされたウィンザーチェアは
一方で、植民地時代のアメリカへも輸出されて、さらにシンプルに“リデザイン”されていきます。
そしてアメリカでもまた、民衆の家具として定着したウィンザーチェアは、
リビングやダイニングで使用され、大開拓時代の象徴的な家具にまで普及します。
いわゆる“コロニアル(植民地)スタイル”と呼ばれている家具様式ですね。
アメリカで最終進化を遂げたウィンザーチェアはその後、イギリス本国へ「逆輸入」されるようになり、
今度は「本家」の方が「分家」のスタイルに影響を受け始めます。
そして、現在ではコロニアルスタイルの“アメリカン”ウィンザーチェアが
ウィンザーチェアの“スタンダード”にまでなってしまいました・・。
恐るべし、アメリカのパワー・・。
「・・だからどうした」っていわれてしまいそうですが、
つまり、そんなウィンザーチェアの歴史を知っていただいたのは、
このチェアが数少ない元祖“英国系”ウィンザーチェアだと申し上げたかったからなのです。
例えば、細身で小振りな躯体。
例えば、リングとボールが組み合わされたボビン系の挽き物脚・・。
このウィンザーチェアに残されたほんのわずかなイギリスらしさに
かたくなに英国伝統の家具様式を踏襲しようとした、
家具職人の“ブリティッシュ・スピリット”が感じられませんか?
探すとなかなか見つからないタイプのウィンザーチェアかと思いますので、
ぜひこの機会にご検討下さい!
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | ウィンザーチェア | |||
品番 |
DC0038
|
管理番号 | Prc1-5_1022 | |
販売価格(税込) | 27,000 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 410mm 奥行 500mm 高さ 845mm 座面高 455mm サイズは幅410mm×奥行500mm×高さ845mmです。(座面の高さは455mmです。 | |||
送料ランク・重量 | ||||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 椅子/Chair > ダイニングチェア/キッチンチェア |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1900年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1900年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
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