DC0605 ポーランド 1920年代 ベントウッドチェアB No.14
サイズ |
幅 380mm 奥行 515mm 高さ 860mm 座面高 465mm 座面奥行 375mm 座枠高 465mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
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Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
20世紀初め、ポーランドで製作され、イギリスで使用されていた、
トーネットThonet No.14スタイルのムンダスMundus社製ベントウッドチェアです。
「何だよ、トーネットと違うの?」・・・なんておっしゃらないで下さい。
ある意味ではトーネットよりもはるかに貴重な椅子なんですから・・。
確かに曲げ木技術の元祖はトーネットですしアンティークの「曲げ木椅子」といえば圧倒的にトーネットのNO.14が有名です。でも実は、トーネット社以外にも当時、
本家に勝るとも劣らないテクノロジーを持ったマニュファクチャーも複数存在していたのです。
例えば、フィスケルfischel社やヤコブ・ヨゼフ・コーンJacob
& Josef Kohn
社、
そして、このムンダスmundus社などはそんな曲げ木椅子の歴史に名を残した、トップメーカーたちでした。
“椅子好き”の方ならその価値はお分かりいただけることと思います。
ちょっと話は歴史をさかのぼりますが、トーネット社の曲げ木加工技術の特許が切れた19世紀末以降、
待ってましたとばかりに無数の曲げ木メーカーが設立されます。
しかし、メーカーが乱立してしまえば当然のごとく、
曲げ木椅子のマーケットは過当競争時代を迎えることになりました。
一般的に市場の原理は技術の優劣とは無関係に、企業力の強い者が弱者を淘汰し、あるいは吸収、合併していきます。
この業界も多分にもれず、1914年にヤコブ・ヨゼフ・コーン社はこのムンダス社を吸収して
コーン・ムンダスKohn & Mundus社となりますが、
さらにトーネットthonet社はそのコーン・ムンダス社と1923年合併しその地位を揺るぎのないものとするのでした。
以前、筆者はその史実を、てっきりトーネットがコーンムンダスを吸収合併したものと勘違いしておりましたが、
実はその逆、実際はコーンムンダスがトーネットを吸収し、“トーネット”ブランドを手に入れたものであることが判明いたしました!
そのいきさつには様々な人間ドラマがあったことと想像されますが、その話はまたの機会に置いておいて、
今ここで申し上げたいのは、トーネット社はコーンムンダスに吸収された時点で、
いったんその歴史を閉じているという事実なのです。
そう、現在存在しているドイツ・ゲブルダー・トーネットGebruder thonet社は、
厳密にいえば初期トーネット社直系の会社ではなかったのです!
つまり、穿った見方をすれば、ムンダス社は初期のトーネット社の前身にあたりますので、
言ってみれば、現トーネットよりもムンダスの方が直系のトーネットという見方もできるのではないでしょうか。
いずれにしても、世界帝国を築き上げた「トーネット」に果敢に立ち向かい、
その全てを手に入れた、チャレンジャー「ムンダス」の軌跡・・。
まさにその一里塚がこのベントウッドチェアなのです!!
・・・なんてつい、椅子オタクらしく興奮してしまいました。すみません。(汗)
別にトーネットのNo.14チェアも入荷しておりますので、そちらもぜひご覧になってくださいね。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
1920~30年ごろに製作されたベントウッド(曲げ木)チェアとなります。
80年程度経過したアンティーク品ですので、かなり年季を経たお品です。
それなりの使用感があり、曲げ木特有の「はじけ」(薄い亀裂)も若干あるようです。
しかし致命的な傷や破損などは特にございませんし、
基本的なメンテをしっかりと行って実用にまで再生いたしました。
現状、凹みや小傷など若干ありますが、ほとんど気になるようなものではないでしょう。
裂け目には業務用接着剤を流し込んで締め上げて圧着してやりました。
もともと強度に影響するような大きなヒビではなく表面的なものでしたので
耐荷重には問題はありません。
フレーム全体をオイルステインで磨いてやって塗装のメンテナンスを行っております。
小さな傷は味と言えるような程度のものもありましたので、あえて残したものもございます。
古いベントウッドチェアでは木と木のつなぎ目が外れているお品を見かけることも
たまにございますが、こちらはすべてしっかりと取り付けられている個体でした。
念のため締め直しをして強度の向上に努力はしております。
パーツの固定にはボルトと木ねじが使用されています。
緩んでいるものをチェックしつつすべて締めなおしてやりました。
座面は部分的に浮き上がっていたり固定が緩んでいるところもあったので、
組み直してやり接着剤で圧着してやりました。
また座面のエンボスは摩耗も少なく、絵柄がかなりしっかりと残っております。
仕上げにはダークカラーの天然蜜蝋ワックスを使用して、
隅々までしっかりと磨き上げました。
全体的には十分にお勧めできるグッドの仕上がりです。
(Restorer/KB)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
「軽くて丈夫!」が、
私の中ではベントウッド(曲げ木)チェアのうたい文句となっております。
入荷されるアンティークのベントウッドは大体100年近い物が多いのですが、
それほどの年月を経てもまだ使われ続けていけるというのは、
まさに丈夫な証拠ではないでしょうか?。
そもそも業務用で広く普及されていましたから、丈夫でないと務まらないですよね?
また、当工房できちんとメンテナンスを行っておりますから、
実用アンティークとして安心してお使いくださいませ。
持ち運びは軽くて楽々。
ちなみに私がこの椅子を運ぶ時、
気分は一瞬パリのカフェのギャルソンになります♪(笑)
アンティークならではの傷や色むらは、使い込まれた感じが良いテイストで、
この味は新品家具には出せませんね!
こちらのチェアはベントウッドチェアでも一番の人気を誇る№14。
座面のエンボスもきれいに残っていてグッドコンディションです。
セットでの入荷ではありませんでしたが、
同じデザインと年代のチェアがこちら以外に2脚一緒に入荷しております。
セットでのご使用も出来ますので、3脚揃いでのご購入もお薦めです。
大変お値打ちチェアだと思います!
ぜひこの機会にご検討いただければ幸いです!
(Sales/AM)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | ベントウッドチェアB No.14 | |||
品番 |
DC0605
|
管理番号 | Prc23-7_0221 | |
販売価格(税込) | 13,000 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 380mm 奥行 515mm 高さ 860mm 座面高 465mm 座面奥行 375mm 座枠高 465mm サイズは幅380mm×奥行515mm×高さ860mm×座面高465mm、 座面奥行375mm×座枠高465mmです。 | |||
送料ランク・重量 | ||||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ |
椅子/Chair
> ダイニングチェア/キッチンチェア
無銘の椅子コレクション/Premium Chair Collection > ベントウッド/トーネット |
商品プロフィール | ||||
原産国 | ポーランド | 年代 | 1920年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | ポーランド | 年代 | 1920年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | オーク | |||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
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