DK0009 イギリス 1880年代 カーブドオークデスク
サイズ |
幅 1065mm 奥行 595mm 高さ 735mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
19世紀後半、イギリスでつくられたニーホールデスクです。
おーっと、これはめずらしい、“グロテスク”ですね。
“グロテスク”とは、15世紀末から16世紀にかけてのルネサンス期に流行した、家具や建築の文様のことですが、もともとの起源は、あのローマの暴君、皇帝ネロの“黄金宮殿”にまでさかのぼります。
1480年、ネロの宮殿が発掘されたとき、人工洞窟(グロッタ)を飾っていた絵画や浮き彫りの文様が当時のヨーロッパの人々を大変驚かせ、その文様に影響を受けたあの偉大なイタリアの画家ラファエロが、バチカン宮殿の回廊(ロッジア)の装飾に用いたのは有名な話です。
それ以来文様として注目を受けるようになった“グロテスク”は一気にヨーロッパ中へ普及し、各国で高級家具などにルネサンス様式のオーナメントとして取り入れられるようになりました・・。
・・・なるほど。
人を人と思わない“支配者”ネロだからこそ、誕生した文様だったんですね。
そう考えると、“グロテスク”はやはりグロテスク(=悪趣味)ですけど、でも、この“グロテスク”はちょっと一味違いますよ。
よーく、見てみてください。
この顔が迫害された不憫な人間に見えますか?
・・・見えませんよね。
そう、このどこか“ヒーロー“顔したおじいさん(?)は、何を隠そう、あの正義の味方 “グリーン・マン” だったのです!
(“グリーンマン”とは??→次の、次の章へ急げ!!)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
アンティークとしては“パーフェクトコンディション”、といっても過言ではないと思います。
素材は極めて良質の、ドライなオーク材で、引出しの底板以外、全て無垢の仕様です。
木肌はしみ入るような深さのダークオークで、120年もの長い間、大切に手入れをされてきた家具だけが手に入れることのできる、「ベッコウあめ」のような美しい艶で全体が覆われています。
木目も、眼に楽しく表れ、ボディの演出に一層の彩りを加えています。
天板に張られている赤いシートはフェイクではなく本革のようです。
ディーラーからの書類にはありませんでしたが、張り替えられたばかりなのでしょうか、ほとんど未使用の状態です。
金箔の飾りぶちも、ほぼ完璧な状態でキープされています。
鍵もオリジナルがちゃんと残っています。
しかもご丁寧に、全ての引出しに一つ一つ、個別に鍵がつけられるようになっていますので、例えば左側の下から2番目だけに施錠する、ということも可能になっています。
このあたりは現代の家具よりも優れているかも知れませんね。
引出しの出し入れは全く問題のない、スムースな状態です。
もちろん100年以上経過したアンティークですので、それなりの小さな傷、亀裂等はありますが、全体的に目立ったダメージはなく、この年代のものとしてはかなり上等な部類に入るものと思います。
特に“グロテスク”のオーナメントにはクラックは認められません。
またこのデスクは、オーナメントが引出しの取っ手になるくらい、深いレリーフが丁寧に施されていたりしますが、その引出しの構造自体はやや前時代的(悪く言うと製作された時代の流行からは遅れた)な形状になっています。
このことから推測すると、おそらくこのデスクは地方の高級家具店等で受注生産されたものではないか、と想像できます。
でも、あくまで想像ですが。
尚、重量自体は相当ありますが、脚元にはキャスターがついていますので、移動は比較的かんたんです。
しかも、左右の袖机と上部の横3列の引き出し部分が分割でき、3つのパーツに分けて運ぶことができますので、ちょっと腕に力のある方でしたら(苦笑)、女性でもお一人で移動は可能だと思います。
・・・いかがでしょうか。
いくら日本の最先端の技術を駆使しても、同じデスクはまず製作不可能だと思います。
仮にできたにせよ、その製作には一体どのくらいのコストがかかってしまうのでしょうか・・・?
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
お待たせしました!
さて、“グリーン・マン”とは、一体?!
・・・良く分かりません。(爆沈)
一体何なのでしょうね、“グリーン・マン”って?
“グロテスク”の文様の一種で、髪の毛やひげが植物の茎や葉になっていたり、下半身がアカンサス等の植物になっていたりする文様を特に“グリーン・マン”と呼んでいるそうですが、一体それが何なのか、・・実は謎なのです。
古くは、かのローマ帝国が東西に分かれ、その東側の国の美術品などにも見ることができます。
でも、まあ、一般に“グリーン・マン“は「豊潤」や「多産」等、おめでたいことを象徴していると考えられていますので、このデスクの“グリーン・マン”さんも私たちのヒーロー、“ラッキーマン”さんくらいに解釈しちゃって、全然OKなのではないでしょうか?
(ちょっと強引すぎ?)
だって、どう見てもこのおじいさん(?)の人相は福を呼んできてくれそうじゃないですか。(少笑)
で、話は本来の評価に移りますが、このデスクについて、「アンティーク」として価値は今までのお話で充分ご理解いただけたかと思いますが、実はインテリア性もバツグンに優れています。
写真でもおわかりかと思いますが、これだけ圧倒的な存在感がありながら、不思議にどんなインテリアにも馴染んでしまうのです。
例えば、かの近代名作椅子の代名詞、イームズの“アルミナム チェア”をあわせてみたところ、
・・・どうでしょうか?
私的にはすっごくカッコいい、と思いますが・・。
もちろん、コテコテのイギリスアンティーク、ジャコビアンのハイバックチェアなどを合わせていただいても、それなりに見栄えはするのですが、私の感覚では、こういう典型的なアンティークだからこそ、ぜひご自身が好きなように、“カジュアル”に遊んでいただきたいと思っています。
今まで「イギリス・アンティーク?何か重くってあんまり・・・。」って敬遠されていた方には特にお試しいただきたいです。
何だか売ってしまうのが惜しいくらいのデスクですが(笑)、我が家に“グリーン・マン“さんをお迎えしてもいいよ、っておっしゃっていただける方(再笑)、ぜひご検討よろしくお願いいたします。
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | カーブドオークデスク | |||
品番 |
DK0009
|
管理番号 | Prc1-6_1116 | |
販売価格(税込) | 180,000 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 1065mm 奥行 595mm 高さ 735mm サイズは幅1065mm×奥行595mm×高さ735mm(ニーホール幅420mm)です。 | |||
送料ランク・重量 | ||||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 家具/Furniture > デスク |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1880年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1880年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
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