TB0644
イギリス
1810年代 スーパーアンティーク リージェンシーマホガニー オーバルテーブル
サイズ |
幅 1065mm 奥行 765mm 高さ 735mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
今から何と! 200年前!
英国19世紀初頭に製作されたレイトジョージアンのブレックファーストテーブルです!
正真正銘のスーパーアンティークです。
このピカピカなテーブル、これが2世紀も前のテーブルです。
信じられますか?
日本でいえば江戸中期、明治維新よりもさらに半世紀も前につくられたものですよ。
つまり幕末当時1870年ごろには、このテーブルは既にアンティーク級だったのです。
驚き・・。
しかし、そんなジェニン・アンティーク(真の骨董)にもかかわらず現代まで実用性を維持するこのコンディション!
これこそ、デニムならではのスーパーアンティークです。
こちらは、家具史に残る希代の天才デザイナー、”トーマス・チッペンデール”などを輩出し、
英国でも「英国家具の黄金期」と称賛された、“ジョージアン”(1714-1830)製。
アンティークで最も質の良い家具といわれている時代の、
ハイクオリティなテーブルだからこそのクオリティ、なのです。
そんなジョージアンの家具のなかでも、このチルト型のテーブルは、”ブレックファーストテーブル”とか
“サパーテーブル”と呼ばれていた、ジョージアンを代表する家具です。
使用しない時は天板を垂直に立てて壁際に置き、部屋のアクセントにもなり、
当時、天才チッペンデールが好んで製作したといわれています。
ただ、チッペンデールは後年「チッペンデール様式」と呼ばれるほどに、貴族的な装飾をふんだんに盛り込み、
天板の立てられるチルトテーブルなどはまさに天板面がスクリーンのように芸術化してしまいますが、
一般的に“ジョージアン”と呼ばれる家具はもう少しシンプルなデザインイメージです。
と、ここまで“ジョージアン”だの”チッペンデール”だのと、知っている方にはなじみ深いワードが出てきますが、
あまりなじみのない方にとっては、「?」なお話になってしまいますので、
ここで少し、当デニムサイトで頻繁に登場する “ジョージアン” という時代について、
簡単にご紹介させていただきます。
前述のチッペンデールなどが活躍した時代は、一般に”アーリー・ジョージアン” (1714-1760)と呼ばれています。
この時代のデザインはまだ、ひと時代前のアン女王の治世下、”クイーンアン”様式の影響下にあった時代で、
大雑把に言って、比較的華やかなデザインの時代といって良いと思います。
また、植民地(西インド諸島)から良質なマホガニー材が輸入され始め、
マホガニー製の家具が広く流行し始めたのもこの時代です。
次に即位したのはジョージ2世の孫の ”ジョージ3世” (1760-1811)。
彼の治世下は、いわゆる”(ミッド)ジョージアン” と呼ばれ、
普通、狭義に“ジョージアン”と言うと、この時代のことを指しています。
ジョージ3世は、「農夫のジョージ」の別名を持つほど、質素なデザインを好み
世間のデザイン様式にも大きな影響を与えます。
で、この時代の家具デザインは、一見カントリー風にも見えるほどにシンプルなフォルムに特徴があります。
この時代の家具は、デニムでも良くご案内させていただいています。
そしてこのジョージ3世の後、ジョージ4世の治世下に入りますが、
その時代を、“レイト・ジョージアン”(1812-1830)と呼んでいます。
厳密にいえば、ジョージ4世の即位したのは1820年ですから、
退位した1830年までの10年を “レイト・ジョージアン” と呼ぶべきなのでしょうが、
イギリス史に詳しい方ならご存知の通り、1811年に病気を患ったジョージ3世に代わり、
1812年以降すでに、当時皇太子だったジョージ4世が実質的に実権を握っていますから、
デザイン様式も彼の影響下にあったとみなされています。
ということで、ジョージ3世がまだ在位中の時代に、
デザイン史は ”ジョージアン” から ”レイトジョージアン” へ移行することになります。
ちなみに、学校の授業で名前くらいは記憶にあることとと思いますが、
このジョージ4世の皇太子だった時代は「摂政政治」(リージェンシー1812-1820)の時代と呼ばれています。
ということで、広義には、リージェンシーはレイト・ジョージアンとイコール、として語られることもありますが、
厳密にいえば、リージェンシー様式は、レイトジョージアンの前期のスタイルで、
後半は ”オールドフレンチ” の時代、と分けてみなされることもあります。
と、まあ、ジョージアンについて、ずいぶんお話が長くなってしまいましたが、
ここからがこちらのテーブルについての本題。
このテーブル、こちらこそがレイト・ジョージアン前期、リージェンシー様式の典型的家具なのです。
チッペンデールの時代から流行していた「一柱式四脚台」のチルトテーブルに、
当時活躍していたトーマス・ホープのエジプト風デザインでアレンジされた、
リアルタイムな当時もののアンティーク。
それがこのテーブルです。
また、現代でも比較的良く目にする ”ライオンフットキャスター”も、実は、この時代に生まれたものでした。
その歴史的な重要性、希少性・・実感していただけますか?
そして・・良く見てください。
前述の通り、ジョージアンは歴史的に「マホガニー」の時代と言われ、
最も良質なマホガニー家具が生産されていた時代です。
木部自体に華やかな赤みを含んだこのテーブルこそが、その時代のソリッドマホガニーなのです。
現代の感覚でいえば、とても家具材にはできない「銘木」級といったところでしょうか。
素材の良さに加え、天板を立てて省スペース性を発揮するという大胆な発想、
4つ股1本柱の美脚的構造・・。
この製作に手間をいとわない姿勢、そして安心性よりも先進性を追求する心意気に、
当時の家具業界が花型産業だった活況を感じませんか?
アンティークを見れば、歴史の教科書には載っていない、当時の人の心が透けて見えるようです・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
1810年代のリージェンシー様式アンティークテーブルです。
200年前の当時ものの「本物」です。
かなり古い自体のテーブルですが信じられないほどの良好な状態です。
機能的にも現役で、簡単に折りたたみ出来てインテリアにもなる、当時の多機能テーブルです。
使わない時は省スペースでも使う時は大きく使える。
しかも天板の開閉はワンタッチのロック式チルトアップ。
こんなテーブル、現代にあっても良いですね。
素材はマホガニーの総無垢。
天板の周囲にはインレイ(線象嵌)が入り、脚には浅い彫刻が彫られています。
2世紀以上、経ってもほとんど反り一つ見せない性質の良さは、
現代の感覚では考えられない良材です。
コンディションですが、永年、実用として使われてきたのでしょう、
脚に関しては問題は無かったのですが、天板には輪染み・キズ等がかなりありました。
アンティークらしくて良いと言えば良かったのですが、せっかくの一級品のマホガニーがちょっとかわいそう。
無垢板なので木の下地が出るまでしっかりサンディング処理をすることにしました。
輪染み・キズ等を削ってならし、全面再塗装です。
数時間の後、200年ぶりに当時の「生」のマホガニーが顔を出しました。
マホガニーらしい赤みも復活し、きれいなリボン杢もでていて、
気持ち良くお使いいただける状態になりました。
その他、構造面では、脚のガタつきぐらつきはありません。
通常よりも太めでしっかりした剛性感を感じます。
設置も4本脚なので3本脚よりも安定しています。
脚と天板とのジョイント部分は、回転軸と金物のロックだけですので、わずかにカタカタします。
ただ、それはかんたんに立てたり寝かしたりできるようにあえて「遊び」を持たせているためですから、
致し方ないですね。
実用上には気にはなりません。
また使用時(水平時)には、真鍮製のラッチでバネ付きのロック機構が利いていますので、
多少の荷重をかけても(天板を持って持ち上げるくらいでは)大丈夫です。
このラッチ金具は突起部分を手前に引くことでロックアンロックを行います。
チルトアップ時には、忘れずにレバーを引き、ロックを必ず解除してから行なって下さいね。
尚、こちらのテーブルは、太い蝶ねじ2本で天板と脚を連結させていて、
工具不要で、簡単に天板の取り外しが可能です。
※下記エキストラフォトご参照。
発送時には地域により分解してお送りする場合があります。
このラッチ金具や脚元のライオンフットキャスターは真鍮無垢製なので、
デニムでしっかりと磨き上げさせていただきました。
かなり古い時代のものに見えましたが、無垢なので磨けば何年たってもピカピカに再生することが可能です。
ちなみに、ライオンフットキャスターにしても、ラッチ金具にしても、この時代に生まれたものですので、
もし、この金具類が当時のオリジナル品だったとすれば大変な貴重品だと思います。
キャスターなどはちょっと状態が良すぎるかな?とも思えますが・・はたして?
さて、天板がきれいになったので、それに合わせて脚回りも再塗装を行いました。
古来から使われている天然樹脂製のシェラックニスを使用し、アンティーク感は残しながらリフレッシュさせました。
全面リフレッシュの後、最終仕上げには英国製の天然蜜蝋ワックスで丁寧に磨き上げました。
外観・構造のコンディションは200年以上を経たアンティークとしてはパーフェクト級と思います。
無垢の割に反りやゆがみも少ないです。
アンティークのことを知らない方が見たら、
まさかこのテーブルが2世紀近く前のテーブルとは決して思わないことでしょう。
人類の文化遺産というか、地球の自然遺産級だと思います。
自信をもってお勧めできる素晴らしいお品だと思います。
(Restorer/YM)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
今から200年前に製作されたテーブルです。
“トライポッド(三脚台)”ならぬ4脚台に、折りたためる天板、
使わない時の省スペース性が担保されながらも、デザイン性にも考慮され、とても使い勝手が良さそうです。
きちんと手入れされていた事がわかる、あめ色に輝くマホガニーの木肌は、どんな現代技術をもってしても再現できない、
アンティーク独特のパテナ(古艶)を身にまとっています。
本当に永く大事にされてきたんでしょうね・・。
無垢の家具の割に歪みや目立った反りを起こすことなく、
2世紀もの永い歳月を過ごしてきたこの素材の質の高さも素晴らしいと思います。
マホガニーの時代の総無垢マホガニーの家具ということで、骨董的にも大変価値のあるお品です。
かなり入手困難です!
この機会にぜひご検討ください!
(Sales/TJ)
↑収納時はパーテーションとしてインテリア性もグッド!
↑これが天板ロック解除のレバーです。
↑引き上げると突起が隠れます。
↑テーブルトップに敷く白布くらい入れておくことのできる収納スペースになります。
↑天板をしばらく立てておくときは忘れずにストッパーをかけておきます。↓
↑この蝶ねじを抜けば天板は外れます。(工具は不要です。)
↑発送時、分解して送る場合もございます。
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | スーパーアンティーク リージェンシーマホガニー オーバルテーブル | |||
品番 |
TB0644
|
管理番号 | LC16-7_0921 | |
販売価格(税込) | 108,000 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 1065mm 奥行 765mm 高さ 735mm ※高さは展開時の天板高です。 ※チルトアップ時の最大高は約1390mm、幅は約585mmです。 | |||
送料ランク・重量 |
Dランク 送料目安:10,945円~19,525円
(沖縄 29,095円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 家具/Furniture > テーブル |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1810年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ステイン&シェラックニス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1810年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ウォルナット | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | S級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ダーク系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | 金属 | |||
その他の素材のカラー | 素材色 | |||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 少ない | ||
目立つ傷 | 年代なり | |||
交換・改造 | 少ない | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | S |
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