DK0115
イギリス
1860年代 スーパークオリティ ヴィクトリアン バールウォルナット ライブラリーテーブル
サイズ |
幅 1225mm 奥行 605mm 高さ 740mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
今からおよそ150年ほど前、19世紀半ば、ヴィクトリア期のイギリスで製作された
最高級ライティングデスク/ライブラリーテーブルです。
「えぇ? この価格、本当?」
と、思われましたか?
そう、本当なのです。
アンティーク家具のバイヤーともなれば、このクラスの家具の相場は心得たものですが、
一般の方には、なぜこんなに高価なのか、わかりにくいですよね。
要するに「アンティーク家具」だからなのです。
単に「時代を経た古い家具」であれば、価値があるものもあればないものもある、とまちまちですが、
「アンティーク家具」にはまず、その存在自体にすでに価値があるのです。
その上で、「時代を経た古い家具」としての価値が加算されますので、最終的に価格が高額になるのです。
つまり「アンティーク家具」とは、単に「時代を経た古い家具」ではない、ということです。
ここで、もう少し「アンティーク家具」についてひも解きをさせていただきたいと思います。
一般的に、日本でアンティーク家具というと、「100年以上経った家具」のこと、といわれていますね。
でも、実際には、おおよそ20世紀前半、1920年代~40年代のクラシックな西洋家具のことを
指しているケースが多いのではないかと思います。
確かに今や2010年代も半ばとなり、すでに100年近くの歳月が経過していますので、
それらも広義にはアンティーク家具、といっても何ら間違いではないでしょう。
アールデコ(1920~30)やバウハウス(1920~30)の時代、ミッドセンチュリー(1950)などの近代デザインも、
いずれはアンティークと呼ばれる日が来るのかもしれません。
しかし英国アンティーク業界内において、狭義の意味で”アンティーク”という価値をもつ家具は、
「リアルタイムな古典様式の家具」のことを指しています。
すなわち、最後の古典様式家具、”エドワーディアン”の時代の家具(1900年代)までがアンティーク家具と、
暗黙の了解があります。
つまり、ちょっと前までは「100年以上前の家具」がアンティークだったのが、
「110年以上前」と、ちょっと時代が進んでいるのです。
ですから、1920年代以降の家具については、狭義の意味では何年経ってもアンティーク家具とは呼ばれない、
ということになります。
(今の価値観では、ということですけど。)
一方、アンティーク以外の家具でも、もちろん優れた家具も多く存在しますが、
それらはあくまでさまざまな時代の家具様式をコピーした、いわゆる”セカンドハンド”(中古)品。
品質的にはアンティークと何ら変わりはなくても、本物かコピーか、という、
オリジナル性を基準にするアンティーク業界では、
時代背景を反映していないセカンドハンドは、全く別次元の家具になるのです。
収集品(コレクティングファニチャー)か実用品(ユーティリティアンティーク)か、
という見方もありますが、それはまたちょっと別の考え方。
アンティークもセカンドハンドも、その価値は見る人の主観的な判断になりますので、
どちらも収集品になり得ますし、同列の存在ということになり、違いはありません。
それに対して、本物か否かというのは客観的な情報に基づく動かしようのない事実。
つまり、例えば「ヴィクトリアンのアンティーク」といえば、ヴィクトリアンに作られた家具のことのみを指し、
1920年代につくられたヴィクトリアンデザインの家具は、本来「ヴィクトリアンのアンティーク」ではないのです。
話が長くなってしまいましたが、デニムが厳密に言う”アンティーク”とは、
「古典様式の時代につくられたリアルタイムなデザインの家具」だけ、ということになります。
デニムサイトでご覧いただければわかりますが、似たような家具でも天地ほどの値段差があるのは、
本物とコピーとの差、によるものなのです。
さて、ということで、こちらのライブラリーテーブルにつきまして。
ライブラリーテーブルとは19世紀半ばごろ、上流階級の間で流行したデスクに似た家具のこと。
文字通り、書籍の閲覧やちょっとした書きもの、調べものをするためのテーブルになります。
スタンダードなライブラリーテーブルは、いわゆる“ロココリバイバル” と呼ばれるヴィクトリアンデザインに、
ロココの ”C” スクロールやエリザベサンのモチーフを盛り込んだ優雅な外観で、
デスクトップには普通、レザー張りが施されていた、ということです。
素材には、当時無垢材よりもはるかに高価だった貴族仕様、”バール・ウォルナット”の化粧材が奢られ、
構造的には、ヴィクトリアン独特のペデスタル(橋げた)式のフットスタイルに人気があった、ということです。
・・いかかでしょう。
まさにこのテーブルのことではありませんか。
ライブラリーテーブルが流行したリアルタイムな時代につくられ、その時、人気を集めていたど真ん中のデザイン。
これこそ真の「アンティーク家具」であり、コレクターたちが評価したコレクティングファニチャーなのです。
取引は現地のアンティークオークションで行われ、プロのバイヤーたちにより競り落とされました。
本物のライブラリーテーブル、従って、この価格なのです。
アンティーク家具の権威、ミラー社Miller'sのプライスガイドを見ても、
標準相場で£2,000~3,000とされています。
※現在£1=\170~180
ほぼこちらのテーブルは標準相場になっています。
輸入費用を考えれば割安といえるのかもしれません。
使用されている素材の質といい、バランスの取れたプロポーションといい、コンディションといい、
どこを取り上げても超・一級品のアンティークデスクです。
適度な装飾の豪華さには、しかし嫌味はなく、かといって装飾過多にもなりすぎず、
現代インテリアとも違和感なく溶け込ませられるようなエクステリアデザインとなっています。
実用的にも収集目的にも耐えられる、シンプル&ビューティーなプロポーションは、
全く一寸隙もなく、非の打ちどころがありません。
この家具をデニムがお勧めできない理由がどこにありますでしょうか。
時代を超えて永遠の価値をもつ真のアンティーク家具としてご案内いたします・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
1世紀半前の最高級アンティークテーブルです。
コレクティングファニチャーとして、アンティークオークションでも高値が付いていた逸品です。
素材はウォルナット無垢ベースのバール・ウォルナット化粧張り。
バール・ウォルナットはウォルナットの根の部分の独特の杢のみを抽出した希少材です。
当時の貴族階級仕様になります。
天板はレッドレザー(本革)。
黄金色のバール・ウォルナットの躯体にとても良く映えています。
状態から見て20年ほど経過しているくらいでしょうか。
特に目立ったダメージはなく、当面、お張替は必要ないコンディションです。
脚回りの造形は、ヴィクトリアンスタイル。
マホガニー材に近い質感の、ヨーロッパ産サーカシアウォルナットが使用され、
一級のアンティークであることを証明しています。
全体として、家具というよりも、まさに芸術品に近い作品です。
入荷時からコンディションは良く、
構造的には特に目だった留意点はみられませんでした。
予想のつくことですが、コレクターの手で大切にコンディション維持されてきたものと思います。
細かい傷などは若干ございますが目立つようなものは無く、
年代なりの常識的な範囲内のものです。
天板は、周囲に型押しのあるレザー張り。
特にリペアの必要もなかったので、レザートリートメントで汚れ落としと保湿を行いました。
木部についてはアンティークなりの経年劣化は感じる状態でしたが、細かい使用傷程度で
大きな補修の必要はありませんでした。
唯一、輸入時のものか、引き出しの前板にひび割れが入っていましたので、クランプで圧着いたしました。
繊維方向の割れでしたので、業務用の強力接着剤で固めれば、ほぼ元通りの強度にまで回復いたします。
安心してご利用ください。
また傷口にはタッチアップ塗装を施しており目立たなく仕上げています。
ただ塗装面では、全体的にやや退色気味なのと、乾燥気味なのがちょっと気になりました。
また化粧張りに目立った欠損はありませんでしたが、小さなチップレベルはいくつか確認されました。
気になりそうなものについては埋め木やパテ充填により、目立たないよう処理させていただきました。
修復作業としましては、古い塗装面をデニム独自配合のウッドトリートメントで
化粧張りを損傷させないように磨きあげ、塗装面のコンディションを整えました。
その後、ウォルナットカラーのオイルステインで色調整し、
英国製の天然樹脂製シュラックニスでトップコートの再塗装をいたしました。
多少しみなどが残っている部分もありますが、ほぼ杢目と違和感なく、
バール・ウォルナットの杢目の色艶の良さが回復し、とても風合いの良い状態となりました。
その他、天板裏や脚、脚の底まできれいにメンテナンスオイルでクリーニングを行いました。
また、パーツの欠損や全体のゆがみなど、構造面を隅々までチェックしました。
特に問題もないようでしたが、安心してお使いいただけるように念のためレベルには締め直しを行いました。
天板は無垢なのでわずかに反りは見られますが、幕板が周囲を覆っておりますので、
特に変形が進むことは考えにくく、現状もお写真では確認できないレベルと思います。
2組4本脚の自立の状態はよく、設置は安定しています。
傾きもありません。
1箇所、亀裂を補修した古傷が確認されましたが、がっちり固着しておりますので強度的な問題はないと思います。
デニムでは目立たないよう、タッチアップペイントのみ、行っております。
キャスターは入荷時オリジナルです。
おそらくデザインからして後年交換されたものか、あるいはもともとついていなかったものを追加したものか、
と思われましたが、現状ご利用可能ですので、外したり、交換したりせず、再利用させていただきました。
キャスターはひとつひとつはずして、磨きあげておりますのでかなりピカピカです。
以上、隅々まで手を尽くし、安心して気持ちよくお使いいただける状態となっております。
お届け前には天然蜜蝋のアンティークワックスで磨きあげてお送りいたします。
担当職人から自信を持ってお奨めさせていただきます。
(Restorer/YM)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
素敵な最高級アンティークデスクが入荷しました!
宮廷家具クラスのライティングデスクです。
それも“ミッド・ヴィクトリアン”のイギリスで製作された、
本物&リアルタイムなライブラリーテーブルになります。
高級家具の代名詞ともいえる“バール・ウォルナット”製。
鳥の目が飛び交うような、希少なサーカシアウォルナットの根の部分の杢目を伴ったボディラインは、
率直に、ため息ものの美しさです。
確かに価格は高価になりますが、その永遠に変わらない価値は、2度とつくることが出来ないことで
上がることはあっても下がることはまずないでしょう。
高級感あふれるライティングデスクです。
骨董ファンの方でしたら、きっとその価値を認めていただけるものと思っております。
デスクのレッドレザーは、お張替えの必要ない、いい感じに年季を経てきたアンティーク・コンディションです。
決して雰囲気を壊すものではなく、逆にアンティークファンの方には喜んでいただける風合いのものと思っております。
パッション系のレッドも、きっとお好みの方が多いと思います。
キャスターはご利用状況によってはなくても良いかとも思われますが、
外しますと4cm強天板高が下がりますので、ご使用用途でご検討ください。
状態も、ご覧のようにアンティークとしてはきちんと手入れをされ、
大切に扱われてきたことが伺われるもので、
また当店でも手を入れさせていただいておりますので、
グッドコンディションとなっております。
次代に引き継ぐべき、19世紀の上流階級の生活文化遺産です。
アンティーク上級者の方の、一生をともにするパートナーとして
ぜひご検討ください!
(Sales/TJ)
↑引き出しは、くっついて見えますが、左右2杯です。
↑白紙はA4サイズです。
↑白紙はA4サイズです。
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | スーパークオリティ ヴィクトリアン バールウォルナット ライブラリーテーブル | |||
品番 |
DK0115
|
管理番号 | Lc18-4_0301 | |
販売価格(税込) | 420,000 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 1225mm 奥行 605mm 高さ 740mm ※引出しサイズは、幅390mm×奥行485mm×高さ50mmです。 | |||
送料ランク・重量 |
Dランク 送料目安:10,945円~19,525円
(沖縄 29,095円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 家具/Furniture > デスク |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1860年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ステイン&シェラックニス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1860年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | パイン | |||
主要素材の材質 | 化粧材 | |||
主要素材の等級 | S級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ダーク系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | 革 | |||
その他の素材のカラー | 赤系 | |||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 少ない | ||
目立つ傷 | 年代なり | |||
交換・改造 | 少ない | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | S |
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