OT0329
日本
1850年代 ゼニバコZENIBAKO / オールドマネーボックス
サイズ |
幅 565mm 奥行 315mm 高さ 335mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
今から100年以上前、日本製と思われるかなり古い木箱です。
こちらはアンティークファンのお客様からの下取り品として入荷したお品になります。
見ての通り、「銭箱」あるいは「千両箱」として使われていたものと思われます。
明らかにリプロ(復刻品)ではなく、江戸時代後期以降の経年を感じさせる和骨董です。
でも・・テレビの時代劇で、鼠(ねずみ)小僧が小脇にかかえて、屋根の上を走り渡っていく、
というような、かわいげのあるシロモノではありません。
小脇に抱えられなくもないサイズではありますが、とにかく重い!
成人男性でも腰の悪い人には持ちあげるのに注意が必要なほどの重量。
計ったわけではありませんので、感覚的なものですが、ゆうに10kg以上はあるのでは、と思われます。
これに大判小判が千両分入ったとしたら・・おそらく、とても一人では持ちあげられないほどの
重量となっていたことでしょう。
お相撲さんだって小脇に抱えて走るような芸当は絶対にできないと思います。
素材は樫(かし)とか楡(にれ)、あるいは楢(なら)系の広葉樹と思われますが、
繊維のみっちりと詰まった分厚い広葉樹系の天然木に、
鍛冶屋で鍛錬されたような硬い錬鉄の錠前と太鼓鋲で
あたかも現代のジュラルミンのトランクのように、がっちりと構成されているわけですから、
相当な重量になるのも当然といえば当然。
確かに当時のセキュリティボックスとしての機能は十分に果たしていたことでしょう。
オリジナルの錠は今でも使用可能となっていますので、現代でもちょっとした金庫代りに使えるかもしれませんが、
アンティークファンとしては、西洋骨董と組み合わせて、
プロっぽいインテリアの演出ツールにご利用いただきたいところですね。
堅牢な作りは、腰掛けやコーヒーテーブル代わりとしても、充分にお使いいただけます。
当時の西洋人も目を見張った日本の造形技術。
間違いなく、価値あるコレクティングファニチャーとご案内させていただきます・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
19世紀に製造されたと思われる日本製の千両箱、あるいは銭箱です。
千両箱には、小判用、大判用、また一分金用があったそうで、サイズ的にはこちらは大判用ではないかと思われます。
大判用は19世紀半ば以降作られるようになったといわれています。
こういったお品のコンディション表現は難しいですが、誤解を恐れずに申し上げますと、
スーパーエクセレントコンディションといってよろしいかと思います。
素材はかなり硬い広葉樹。
もともとかなり時代を経た堅い古材で製作されたものなのでしょう、
木の繊維がみっちりと詰まっていて、
さらに今では、あたかも石のように硬く繊維が変質しているように思われます。
イメージとしては、黒檀のような質感です。
木の素材だけ見れば、およそ2~300年は経っているのでは、と思われます。
構造的には、開けにくく、出しにくい構造。
かなりセキュリティの高い構成です。
入荷時よりほとんど変形のないコンディションで入荷いたしました。
セキュリティボックスとして、入荷時より、特に不具合のある個所はありませんでしたが、
金具の釘がいくつか欠損していたのと、蓋をあけるときの指抜きの穴に、
もともとは付いていたと思われる金具が撤去されたあとがあることを確認いたしました。
釘については、古い時代のイギリスのアンティーク釘に似ていましたので、
欠損していた部分にデニムでストックしていたアンティーク釘を補てんしておきました。
指抜き部分の金具については、何か外観上の代用品となる金具を
イギリスのアンティーク金具から探し出すこともできましたが、
あえて、金具あとも消さず、取付穴も残したまま、ちょっと指抜き穴の形を整えた程度で
現状のまま仕上げさせていただきました。
何故って・・その方が、いろいろな想像ができて、アンティークファンに方にきっとお喜びいただけるでしょうから。
例えば、ここにはどのようなデザインの指抜きカバーがついていたのか?、とか、
いや、そもそも本来は指抜きの穴などなく、ここにも錠前が付いていて、ダブルロックだったのでは?、とか、
きっといろいろな想像をめぐらせていただけて、お楽しみいただけると思いますよ。
塗装についても、出来る限り時代感を失わせないよう、注意してリフレッシュいたしました。
もちろん再塗装はしておりません。
現状、当時の柿渋のような染料で着色され現状に至ったものか、
あるいは自然な経年変化でヤケたものと思われます。
この風合いを消さないようにデニム独自のウッドトリートメントでクリーニングのみ行っておきました。
クリーニングだけは徹底して行いましたので、見た目の割に、結構クリーンです。
金具も磨き上げず、オイルクリーニングのみしております。
お届け前には木肌保護のための蜜蝋ワックスで磨きあげた後、お送りいたします。
鍵は現状、一応ご利用いただける状態となっております。
キーはオリジナルが付属していて、オイルメンテをしただけで、すぐに動くようになりました。
ロックの解錠の方法は、キーを回してかんぬき式のロックを解除した後、
正面(側面)についている丸い2つの突起の右側を左右にずらした状態で天蓋をもちあげます。
天蓋は指抜きがありますので、持ちあげやすいです。
その他、ジョイント(接合部)、金具の取付などはしっかりチェックしておりますので
安心して実用家具としてお使いいただける状態になっております。
底面にはフェルトが付いていて、フローリングでも傷がつきにくいです。
相当な年代モノにもかかわらず、21世紀の現在も、美しい直方体を維持しております。
この箱の歴史が醸し出す味わいに共感していただける方、
ぜひともかわいがっていただければ幸いです。
(Restorer/MJ)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
当店では珍しい、日本のアンティークボックスです。
鍵もしっかりかかりますし、シークレットボックスにしてもいいですね!
頑丈に出来てますので、チェストなど色々用途がありそうです。
お店のディスプレイにもいいですね!
こちらはお客様からの下取り品ですので、お値打ち価格です。
お見逃しなく!
(Sales/TJ)
↑ロックは生きています。
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | ゼニバコZENIBAKO / オールドマネーボックス | |||
品番 |
OT0329
|
管理番号 | Lot14-12_0419 | |
販売価格(税込) | 37,800 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 565mm 奥行 315mm 高さ 335mm ※内寸サイズは、幅500mm×奥行280mm×高さ295mmです。 | |||
送料ランク・重量 |
Aランク 送料目安:3,190円~4,290円
(沖縄 5,720円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 家具/Furniture > その他の家具 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | 日本 | 年代 | 1850年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | オイル&ワックス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | 日本 | 年代 | 1850年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | マホガニー | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | S級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ダーク系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | 金属 | |||
その他の素材のカラー | 素材色 | |||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | あり | |||
交換・改造 | あり | |||
実用性 | 年代なり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | A |
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