AC0235 イギリス 1890年代 オールドカントリーアームチェア
サイズ |
幅 670mm 奥行 520mm 高さ 730mm 座面高 480mm 座面奥行 355mm 座枠高 470mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
めずらしいアンティークチェアが入荷いたしました!。
今から約120年前、19世紀末のイギリスで製作されたオールドエルムのカントリーチェアです。
何だか暗い気持ちも明るくなってしまいそうな椅子ですね・・。
筆者もいろいろな椅子を見る機会に恵まれてきましたが、
それでもなかなかめずらしいタイプの椅子だと思います・・。
もともとのデザインベースは18世紀の初期に作られた“ウィンザー”デザインを、
当世風にリ・デザインしたスモーカーズボウスタイルだと思いますが、
そのエキセントリックなスタイリングを見ると、おそらくは
当時のイングリッシュ・アールヌーヴォー系のデザイナーが製作した作品のように思われます。
そしてこれは本当に筆者の私感ですが・・当時はほとんど理解されなかったデザインだったのではないでしょうか。
今でこそ、ヴィンテージモダンの、大変レベルの高いデザインと皆が認めてくれると思いますが、
まだまだ主流が古典様式だった時代にどこまでこのデザインが理解されたものか・・。
不当に低く評価されていた可能性もあります。
といっても、仮にそうだったとしても、こうして1世紀近い歳月を生き抜いてきているわけですから、
このチェアの次元の高さを見抜き、保護していた人は確実に存在していたはずです。
大切にされてきたことが伺われるこの良好なコンディションが
そんな筆者の推測に真実味を与えてくれています。
それにしてもこのチェア、機能的、というよりもかなり製作者の意向を強く反映させたデザインです。
例えば進取のデザイナーが、お世話になった上流階級のクライアントのために精力をつぎ込んで製作した、とか、
何かの展示会のために製作した“イギジビションチェア”とか、
普通に椅子をつくっていては決して出来上がらない、「突然変異」のようなプロポーションです。
・・生物が突然変異を繰り返し、その種を進化させていったように、
椅子や家具のデザインにもまた、名も知れぬ「名作椅子」が誰かに大きな影響を与え、
その誰かがさらに大きなムーブメントを興していく・・という、チェアの「デザイン進化論」を思わせるようなカタチ、ということです。
ちょっとファニーなスタイリングとは裏腹に、真面目に考えさせられる、
特別な「無銘の名作椅子」です・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
1890年頃に製作された素晴らしい質感のジェニン・アンティーク(真のアンティーク)です。
素材は、座面にはかなり厚い無垢の一枚板を削りだしたエルム材が使われています。
アームレストもエルム材、その他のパーツにはオーク材が使用されています。
1世紀以上経過している超・骨董品ですが、大きく破損した部分も無く、
全体的にはしっかりとしていて、充分な強度をもつお品です。
しかし、各所のエッジが磨耗するなどの経年劣化は見られます。
もちろんそういった自然な損耗については、アンティークらしい「味」として、
その価値は認められているものですから、あえて補修は行っていない部分もあります。
これからより一層、その「味」を深めていっていただければ、と存じます。
さて、基本的なメンテナンスとして、接合部は緩みのチェックを行って、
緩んでいる箇所は締め直しにより圧着し、ジョイントの強化を行いました。
大きくぐらつきパーツなどは一旦取り外し接合部分を整え再接合してあります。
また塗装面は擦れたような色落ちなどで、むらになっている部分が何箇所かございましたので、
全体をダークカラーのオイルステインで色味を補ってやりました。
当初の木肌に比べると、より一層、艶やかさを増した美しい仕上がりとなりました。
もちろんアンティークらしい風合いも損なわない、「味」のある雰囲気です。
仕上げには英国直輸入、天然蜜蝋ワックスでしっかりと磨き上げました。
自信をもってお勧めできる美しい仕上がりの高級アンティークです。
(Restorer/MS)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
古来の伝統デザインと近代デザインの融合・・、この椅子の製作者はその難しいテーマに正面から取り組み、
ひとつの答えとして導き出した結論がこの椅子だったのではないでしょうか。
シンプルな直線と曲線で形成した独特のスタイリングは
前後左右それぞれ違った顔を持っていて、
21世紀の現代でも新鮮なデザインに映ります。
「ハ」の字型の脚は「四方転び」と呼ばれる伝統技術ですが、
下に行くほど太くなる、「逆テーパーデザイン」ともいうべき、当時では珍しいデザインで、見事に独自のフォルムが形成されています。
とてもエポックメイキングなスタイルで、希少性の高い椅子だと思います。
アールヌーヴォー期に生まれた「19世紀のデザイナーズチェア」と呼びたいアンティークです。
反りの少ない、非常に硬質なエルム材の上質感も考慮し、
当店では最高級のアンティークと評価しております。
ぜひ、この20世紀が生んだ「無銘の名作椅子」を次代に引き継いで言っていただける方を募集いたします。
アンティークは全てが1点もの、とはいえ、
こちらのチェアは、世界でただ一つ、と胸を張って言えるほどの“プレミアムチェア”です。
是非この機会にご検討下さい!
(Sales/YM)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | オールドカントリーアームチェア | |||
品番 |
AC0235
|
管理番号 | Lot10-20_0717 | |
販売価格(税込) | 78,000 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 670mm 奥行 520mm 高さ 730mm 座面高 480mm 座面奥行 355mm 座枠高 470mm サイズは幅670mm×奥行520mm×高さ730mm、座面高480mmです。 座面奥行355mm、座枠高470mm、肘掛の高さ730mmです。 | |||
送料ランク・重量 | ||||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ |
椅子/Chair
> アームチェア
無銘の椅子コレクション/Premium Chair Collection > 無銘の名作椅子 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1890年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1890年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | オーク | |||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
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