SU0209
イギリス
1890年代 ヴィクトリアン カービングオーク エクステンションブックスタンド
サイズ |
幅 320mm 奥行 125mm 高さ 150mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
イギリス19世紀末に製作された、ブックスライド/ブックエンドです。
アンティークならではのコレクターズアイテムです。
いつのころからか、私たちの生活の一部、必需品となっていた”ブックエンド”。
そう、1枚のスチール版を型抜きしてL型(あるいはT型)に曲げた、おなじみの文房具のことです。
日本語では「本立て」などと呼ばれ、本の重み自体がブックエンドを支え、
それゆえに本を常に立てておくことのできるスグレものです。
本は寝かして積み上げてしまうと、下の方にある本は取りにくいし、
壁に立てかけたりしてもだんだん斜めになってしまってそのうち倒れてしまう。
本棚もびっしり詰め込まないと立ててはおけないですからね。
本がどれほど増えようとも、ブックエンドさえあれば、常に本はきちんと背表紙を向けて立てておける。
いつも何気なくブックエンドを見るたびに、
「これ考えた人、すごいな・・」と、ひそかに感心していたものでした。
でも、このスチール製のおなじみのブックエンド、実はそんなに古くからあったものではありません。
調べてみると、1870年には特許が取られていたようですが、普及したのは1950年代から1960年代ということ。
優れた機能をもちながらなかなか普及しなかったのは、おそらくスチールやプラスチックの日用品が
製造技術やコストの面で、まだまだ20世紀前半までは一般的ではなかったためでしょう。
ということで、おなじみのブックエンドの登場は20世紀後半、つまり現代まで待たなければなりませんでした。
では、ブックエンドが登場する以前は?
ようやくここからが本題です。
読む頻度の高い本というものは今も昔も、取りやすい机の上におくもの。
ブックエンドがない時代は、想像ですが、一般的には何か支えになる「重し」を用意し、
本が倒れないように一番端の本にあてていたのではないかと思います。
でも、裕福な家庭ではそんな不粋なことはしません。
専用の”ブックシェルフ”をデスクトップに置きます。
かつては書籍自体が高価なものでしたが、お金さえあれば蔵書はどんどん増えていくもの。
そんな時代に重宝されたのが、こちらの伸びるブックシェルフ=”ブックスライド”だった、というわけです。
豪華な本の体裁に位負けしないよう、側板にはピアスドカービング(透かし彫り)の装飾でデコレートされ、
素材には100年経っても一切の反りを見せない良材を使用。
使わない時には、ペタンと折りたたみ式にできる機能性など、
さすが富裕層がもつための高級品だけのことはあります。
合理化が最優先の現代の「もの作り」では、二度とつくられることのない贅沢品でしょう。
アンティーク品の世界では、このように今では失われてしまった「生活文化遺産」が星の数ほど眠っています。
このブックスライドも、まさにそんなアンティークならではのアイテムの一つ。
ぜひアンティーク上級者の方のお手元に・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
素敵なエクステンション式のブックシェルフです。
ヴィクトリアンの時代の古いお品で、素材は質の良いオーク無垢材が使用されています。
無垢にありがちな反りや歪みもなく、今でもスライド、折りたたみは実用的に機能しています。
素晴らしい製造精度と良材です。
ただし、さすがに透かし彫りのためにフレームが繊細な構造となっていますので、
2,3か所ほど亀裂を補修した跡などがうかがえます。
古い時代のものと思われ、完全に固着していますので使用上には差し支えないものですが、
念のためにご留意点としてご報告させていただきます。
キズはなるべく目だたいなように塗装させていただいております。
さて、補修跡以外はコンディションはとても良いと思います。
大きなダメージはありません。
小傷は年代なりに存在しますが、商品価値を損なうほどのものではないと思います。
塗装面もそれほど疲れは見えませんでしたが、やや退色が気になったので、
リフレッシュ塗装をすることにいたしました。
メンテナンスとしましては、可動部は総チェックをしましたが、
特に問題はありませんでした。
スライディング機能は今なお良好。
ストッパーが欠損していたので、同じオークの古材を使用してストッパーを再生させていただきました。
往年の機能性が復活しています。
ヒンジはちょっと華奢ですが、特にダメージなく、折りたたみと本の重みを支える機能は十分果たしています。
ヒンジ金具は全て外して丁寧に磨きあげを行っています。
外観に関しては、軽くサンディングで表面を均したのち、木部は英国直輸入のオイルステインで着色。
仕上げには当時も使われていた天然樹脂製のシェラックニスでフィニッシュです。
最後は天然蜜蝋ワックスを使用して隅々まで磨き上げました。
今では見られないとても良質なブックスライドです。
担当職人から自信を持ってお奨めさせていただきます。
(Restorer/YM)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
オーク無垢製の高級ブックエンドです。
アメ色に輝くパテナ(古艶)と美しい木目は、良質なオークの証明。
また、丈夫なオーク材は永きにわたって実用に耐える強度をしっかりと保っています。
エクステンション機能があるので、蔵書の増減に対応ができます。
きちっと本がディスプレイできて、とても便利ですね。
アンティークなデスクの上には洋書をこんなブックラックで並べておきたいもの。
現代のスチール製ブックエンドではちょっと絵になりませんからね。
コンディションも良く、これからも永くお使い頂けるプチ・アンティークだと思います。
この機会にぜひご検討ください!
(Sales/TJ)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | ヴィクトリアン カービングオーク エクステンションブックスタンド | |||
品番 |
SU0209
|
管理番号 | Lot14-28_0830 | |
販売価格(税込) | 29,700 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 320mm 奥行 125mm 高さ 150mm ※ブックエンドを最大に広げた際の幅は520mmになります。 | |||
送料ランク・重量 |
ゆうパック60 送料目安:820円~1,410円
(沖縄 1,450円)
ゆうパックによる配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 雑貨/Miscellaneous > その他の雑貨 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1890年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ステイン&ニス&ワックス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1890年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | マホガニー | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | 1級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ミディアム系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | 金属 | |||
その他の素材のカラー | 素材色 | |||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | あり | |||
交換・改造 | 少ない | |||
実用性 | 年代なり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | A |
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