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OT0348  1 イギリス 1830年代 ウィリアム4世William IVスタイル ポールスクリーン

Lc21-8_0207
ウィリアム4世William IVスタイル ポールスクリーン

サイズ 幅 430mm  奥行 370mm  高さ 1550mm  
※ 詳しいサイズは、こちら

アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。

Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)

今から約200年ほど前、19世紀前半ウィリアム4世William IVの時代(1830-37)に製作された、
ソリッド・ウォルナットのポールスクリーンです。
英国アンティークのコレクティング・ファニチャーを代表する逸品になります。

アンティークで取引される“スクリーン”について少し解説させていただきますが、
スクリーンには、ファイヤースクリーン、フォールディングスクリーン、ポールスクリーン、トリポッドスクリーン、
そしてこのトリポッド型ポールスクリーンなど、いくつかのタイプが存在しています。

いずれも暖炉の火の粉やすきま風をさえぎったりするために生まれた機能家具ですが、
時代が進むにつれてその機能性は徐々に低下し、お部屋の空間を魅力的に飾るためのインテリアとして、
そのデザイン性だけがどんどん特化して行くようになりました。

そしてヴィクトリアンの末期にはファイヤースペース(居間)において、
メインのインテリア・アイテムとして、スクリーンの流行はピークを迎えることとなり、とにかくゴージャスに進化。
第一次大戦まではそんな貴族趣味の傾向は続いていたようでした。

そんなわけで、コレクションしていた当時の富裕層の人たちの関心は、もっぱらそのパネルデザインの豪華さ。

特に、フォールディングスクリーンなど、もともと日本や東洋の「屏風」などの影響もあったのでしょうか、
いわゆる「金屏風」のようなシノワズリー風の絵画や刺繍のシルクパネル、
漆の絵画や“パピエ・マーシュ”と呼ばれる塗装技術など、様々な技法や素材を駆使して、
スクリーンはあたかも家具から美術品であるかのごとく、変貌を遂げていきました。

見るもあでやかな、そのようなヴィクトリアン当時の高級スクリーンですが、
こちらはそんなヴィクトリアン以前のお品。
スクリーンが豪華な高級調度品に進化してしまう前の、過渡期的な時代のアンティークになります。

中国から輸入されたお茶が世間一般に広がりつつあった19世紀前半。
王侯貴族の、文字通り「貴族趣味」だった”シノワズリ(中国趣味)”がデザイントレンドだった時代のインテリアです。

ウッドボードの上に描かれたオイルペイントも、風化してしまってはおりますが、
シノワズリの風景画であることは判別ができます。

当時の最先端のウィリアム4世スタイルのインテリアデザイン、そしてエキゾチックなシノワズリのオイルペイント。
きっと、当時の都市部の新興市民階級であるブルジョアジー(資産階級)の所有品だったのでしょう。

もっとも進んだ人たちのもっとも進んだデザインアイテム、ということです。

もちろん、機能家具としての作りと素材の良さは、さすが英国家具。

ピクチャーボードは、ポールに沿って上下に自由に位置移動できる専用真鍮金具が背面に設置され、
またそのポールは、一切の歪みを起さないスパニッシュマホガニー製というぜいたくさ。

このスクリーン部は、直線と曲線が組み合わされた”ウィリアム4世”デザインのトライポッド(台座)で支えられています。

台座は希少材、フランス産のサーカシアウォルナット材で構成され、
1世紀を経た今でも、端正なフォルムを保持し続けています。

「豪華絢爛」に進化していく貴族趣味的な当時のスクリーンよりも、
このような時代の最先端を行くデザインこそが、きっとオーナーにとっては何よりも代えがたい「芸術」だったのでしょう。

英国の歴史的な世相、そしてそこに生きた人の価値観さえも身にまとった、
素晴らしきコレクタブルズ(収集目的の骨董品)です・・。

(Buyer/YM)

ウィリアム4世William IVスタイル ポールスクリーン

Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)

1830年頃に製作されたポールスクリーンです。
イギリスアンティークを代表する高級コレクションアイテムです。

こちらは200年近く経過したジェニンアンティーク(真の骨董)になります。
ちょっとしたスペースがあればインテリアのアクセントとして活躍しそうです。

コンディションですが、年代の割に外観はまずまず良い状態でした。
日本でいえば江戸末期に作られたもの。
それがが「まずまずの状態」なんて、良く考えれば信じられないことですね。

台座の素材には、色艶の良い「銘木」クラスの高級材、ヨーロッパ産のサーカシアウォルナットが使用されており、
造りもしっかりとしていて、構造的には手を入れる所はありませんでした。

脚の接地も良く、ガタつきぐらつきはありません。

3本脚ですのでそもそも接地が悪いなんてこと自体ないのですが、
若干、ポールが垂直ではなく微妙に傾いておりましたので、垂直を出すため、
ポールとの接合部分の微調整は行っております。

ポール部分も無垢材ですが、おそらくウォルナットではなくマホガニー材のように思われます。
これほどの細い「丸棒」が形状をまっすぐに維持し続けるなんて考えられないことですが、
視覚的には反りが出ているようには感じられません。
いや、少し曲がっているかな?
でも、その程度のものです。

スクリーン(ウッドボード)については、ポールのトップ部分を取れば、付けはずしが可能です。

ワックスがけなどの時には外すと作業が楽です。
また、高さ調整はボードの裏にあるネジを緩めておこないます。



当然、この真鍮無垢の留めネジもしっかりとクリーニング、磨きあげを行っています。
きれいなゴールドカラーです。

尚、高さ調整のネジは、スクリーンが下に落ちないようしっかりと締めつけてください。
ただし、ネジの構造上、きつく締めるとポールにあとがついてしまうことはご了承ください。
しっかりと止めておけばボードが落下してしまうことはありません。

ボードには当時の主流だった”オイルオンボード”(天然木の板に描かれた油絵)で、
おそらくオリジナルは裏表ともに色鮮やかな風景画が描かれていたものと思われますが、
今では暖炉から出る「すす」(?)で黒ずんでしまってどのような絵柄なのかは判別が困難です。



ところどころに立体的なモールドが貼り付けられていて、印象深いシノワズリのペイントだったと思いますが、
真実は時の流れの中に・・。

修復士として絵柄の再生を試みる手もありますが、デニムでは「時の流れに身を任せ」る道を選びました。
想像するのもアンティークの楽しみの一つですからね。

それに、現状、絵柄以上の「アンティーク感」があるようにも見えますし・・。

ボードに関しましては、裏表、メンテナンスオイルで表面上の汚れ落としを行ったのみです。
絵画の修復でしばしば行われる、表面加工(ニス引き)もしておりません。
ほぼオリジナルの状態になります。

ボードの素材面では、欠損や破損など、目立ったダメージはありません。

メンテナンスは構造面、塗装面ともに、細かな部分までしっかりと手を入れさせていただきました。

さすがに古いもので、小傷などはそれなりにありましたので、一つ一つ丁寧にタッチアップ補修を行いました。



大きめの欠損には、埋め木やパテ埋めなどで成形し、目立たないよう着色しています。

塗装面では、まずまず良い状態でしたがやや全体的に色あせが進んでいましたので、
時代感を残しつつ、全面リフレッシュ塗装を行うことといたしました。



少し赤みのあるウォルナットカラーの英国製ステインで全体を磨きあげた後、
天然樹脂製のシェラックニスで、ウッドフレームともにポリッシュ仕上げをしています。

最後には塗装の完全乾燥を待って全体的に天然のビーズワックスで磨きあげて仕上げます。
更に艶も出て魅力的になることでしょう。

現時点でもとても良い雰囲気に仕上がっているものと思います。

古いものなのでクリーニングもしっかりと行っています。
とてもクリーンです。

これだけデザイン性に特化した家具ですが、重量バランスが良く、設置には安定感がありますので、
実用はもちろん可能ですし、置いてあるだけでもインテリアとして演出にお役立ていただけると思います。

お気に召された方、ぜひこの機会にご検討ください。

(Restorer/YM)

ウィリアム4世William IVスタイル ポールスクリーン

Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)

今から約180年前に製作されたポールスクリーンです。

ジェニン・アンティーク(100年を経た真の骨董)ですが、
今尚、当時そのままの姿を残すグッドコンディションです。

シノワズリ風の絵柄ですが、そのシルエットはまさに英国伝統”ウィリアム4世”オリジナル。
比較的多く流通しているヴィクトリアンクラスとは一線を画すものです。

アンティーク上級者の方にはぜひお勧めしたい逸品です。

欧米には、このようなスクリーンが上流階級で使われていた高級調度品であったことから、今尚コレクターが多く、
例えば、ものにもよりますが、ジョージアンクラスのポールスクリーンで1,000ポンド前後、
ヴィクトリアンクラスで400~800ポンド程度の値がついています。
※権威ある英国アンティークのプライスガイド“Miller's"より。
 現在1ポンド=約180円


高級感がありながら、ちょっとカントリー風にも演出できるデザイン性。
アンティークとしてのインテリア性だけとってみても、とっても高く評価できるお品です。

レアなアイテムなので、ぜひお早めのご検討を!

(Sales/TJ)

★EXTRA PHOTO

ウィリアム4世William IVスタイル ポールスクリーン

 

ウィリアム4世William IVスタイル ポールスクリーン

 

ウィリアム4世William IVスタイル ポールスクリーン

 

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スペック表

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商品基本情報
品名 ウィリアム4世William IVスタイル ポールスクリーン
品番
OT0348
管理番号Lc21-8_0207
販売価格(税込) 129,600 円 在庫数 0
サイズ 幅 430mm  奥行 370mm  高さ 1550mm  
※スクリーンサイズは、幅430mm×高さ345mmです。
送料ランク・重量 Cランク   送料目安:7,535円~13,035円 (沖縄 18,865円)  らくらく家財宅急便による配送になります。
※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。  
商品分類 クラス
デザイン
ユース
ランク
カテゴリ 家具/Furniture  >  その他の家具
商品プロフィール
原産国 イギリス 年代1830年代
メーカー デザイナー
主要素材
主要素材の材質
主要素材の等級
商品の無垢率
カラー
塗装・仕上げステイン・ニス・ワックス仕上げ
その他素材
その他の素材のカラー
メンテナンス状況
コンディション 傷の程度
目立つ傷
交換・改造
実用性
商品プロフィール
原産国 イギリス 年代1830年代
メーカー デザイナー
主要素材パイン
主要素材の材質無垢材
主要素材の等級S級
商品の無垢率90%以上
カラーダーク系
塗装・仕上げ
その他素材
その他の素材のカラーその他
メンテナンス状況フルメンテナンス
コンディション 傷の程度年代なり
目立つ傷年代なり
交換・改造年代なり
実用性年代なり
商品評価
デニムの総合評価
商品評価
デニムの総合評価

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品番
OT0348
ウィリアム4世William IVスタイル ポールスクリーン
品名

ウィリアム4世William IVスタイル ポールスクリーン

販売価格(税込) 129,600 円
通常価格 126,000 円
   
ポイント 1234 Pt
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