OT0351
イギリス
1890年代 アングロインディアン スーパーインレイ ケーキスタンド
サイズ |
幅 260mm 奥行 250mm 高さ 785mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
19世紀終わりごろに製作されたとてもかわいらしいケーキスタンドです。
イギリス現地で高値の付いていた高級骨董品です。
英国現地ディーラーからの情報では、アングロインディアンAnglo Indianの工芸品ではないか、とのこと。
歴史の専門家ではないので詳しい説明は割愛いたしますが、
簡単に言うとアングロインディアンとは、イギリスの植民地統治が生んだ特殊な少数民族。
その工芸品とは彼らがはぐくんだ特殊な文化財です。
19世紀当時、このような遠い異国の地の工芸品を入手する事ができたのは、
間違いなく、それなりのお金持ちだったことでしょう。
そんな当時の高級民芸品ですが、その一方、現代的な視点でも素晴らしい高級骨董と思います。
無垢のマホガニー系ハードウッドを削りだして製作した構成ながら、すでに1世紀以上という歳月を経ていながらも、
目立った歪みを見せることなく、当時のままの端正なフォルムをキープし続けています。
無垢の家具という観点でもその製造品質はトップクラスです。
さらに、ご覧いただける通り、何ともかわいらしく緻密な「象嵌(インレイ)」入り。
気の遠くなるほどに手の込んだハンドメイド品です。
今までに様々な「象嵌」を見てきましたが、これほどのものは初めて・・。
そもそも「象嵌」とは、彫刻した木地に、彫刻の形にさまざまな材料をはめ込む古くからの装飾技法。
色の違う木地をはめ込む「木象嵌」は「寄木細工」とも呼ばれ、箱根細工などでも有名ですね。
貝殻などをはめ込む「螺鈿(らでん)細工」などは名前くらいは聞いたことがあるでしょうし、
金属をはめ込む金工象嵌は京都の京象嵌で名が知られています。
いずれも古くは庶民には縁遠かった高級工芸品でした。
でも、このケーキスタンドの象嵌って・・?
はめ込まれている白い素材はなんでしょう?
木ではなさそうですし、貝でもなさそう。
セラミックのようなものであれば作り方も想像できそうですが、もしこれが「象牙」だとしたら?
この小さな文様に一つ一つ、手彫りしてはめ込むパーツを作っていかなければならないので、
きっと1台製作するのに数カ月はかかったことでしょう。
一般的に象嵌は、シート状の素材を1面毎に、彫りこんだ溝に叩き込む作り方をするので、
見た目が細かいからといって、その分だけ莫大な時間がかかるというわけではありませんが、
なんだか、このケーキスタンドには、神秘的とも感じられるほどのオーラがあります。
もしかすると・・。
今となっては全ては想像の域を出ませんが、家具としての作りの良さは事実です、
無垢削り出しの構成で、この華奢な躯体ですが、反りや躯体の変形などもほとんどありませんよ。
きっちり動き、しっかりと接地します。
色艶も良い材料です。
現代ではまず復刻不可能な、「奇跡」のようなケーキスタンドと思います。
しかもその木肌は100年という時だけが作り上げることのできる“パテナ(古艶)”を身にまとって、
より一層輝きを増しています。
アンティーク上級者の方には、千載一遇のコレクションとしてお勧めいたします・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
19世紀末ごろの製作で、100年以上の月日を経てきたことを考えると、
エクセレントコンディションだと思われます。
素材はマホガニー無垢材と思われますが、インド系の「唐木」(カリンなど)に近い感じがします。
あるいは現代では最高級の材料、ホンジュラス産マホガニーのように、比重が重めで堅い材です。
どちらにしても銘木級の逸材で、総無垢ではありますが、
筋目の良い材が使用されていると思われ歪みもほとんどありません。
もちろん、無垢の家具が1世紀もの間、まったく変形がないと言うことはまずありませんが、
多少の矯正程度で、ほぼ気にならないレベルにまで修正されています。
トレイ部分の材も綺麗な柾目が使われています。
長年使われておりましたので、小傷等はありますが、
特別目立ったダメージはありませんし、
この商品の資産価値を下げるものではありません。
インレイもほぼパーフェクトに残っています。
「線象嵌」も組み合わせれたとても細かいインレイで、見事としか言いようがありません。
どのような素材を使用してどのように製作されたのか、まったく驚くべき技術です。
機能上のトレイの開閉はチェック済みです。
使用上のストレスもございません。
接合部の緩みなどは一度各パーツに分解しチエック致しました。
開閉時は面倒なステーもなく使い勝手は良好。
丁番だけですがほどほどにストレスがあって、勝手に閉じたり開いたりすることはありません。
開閉時ともに接地の自立は良好です。
塗装面はかなり手入れが良かったと思われ、とくに再塗装の必要はありませんでした。
経年の時代感を残したまま、汚れなどは削り落とし、
全体的にリンスドオイルで、木地のトリートメントのみ行っております。
最後は天然蜜蝋ワックスで隅々まで磨き上げて仕上げました。
古いお品ですが、軽いものをのせるケーキスタンドやシェルフという本来の用途では、
全く問題なくご利用可能な実用アンティークです。
充分お勧めできるお品です。
(Restorer/YM)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
インレイが全面に施された、マホガニー製のとても素敵なケーキスタンドです。
あまり見かけないデザインで、飾っておくだけで空間を華やかにするインテリアになりますね!
ところで、ケーキスタンドなんですから本来の用途はもちろんケーキスタンド、ですよね。
でも、今は21世紀の世の中なんですから、
他にもちょっと違った、おしゃれな使い方を試みてみたい所ではありませんか?
日常の携帯品やテレビ・デッキ類のリモコン定位置に、
食卓のサイドテーブルとして、コレクションのディスプレイ台として・・、
なんていかがでしょう。
軽いので、ティートレーとしても使いやすいですし、
折りたためばとってもスレンダーになって収納できますから、
思いつきで色々と楽しんで使ってみていただきたいアイテムです。
気軽にお使いいただける実用アンティークとして
ぜひこの機会にご検討ください!
(Sales/TJ)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | アングロインディアン スーパーインレイ ケーキスタンド | |||
品番 |
OT0351
|
管理番号 | Lot15-8_0321 | |
販売価格(税込) | 69,120 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 260mm 奥行 250mm 高さ 785mm ※天板の幅と奥行きは225mm、高さは上段595mm、中段365mm、下段135mmです。 ※折りたたんだ状態のサイズは、幅270mm×奥行き250mm×高さ785mmです。 | |||
送料ランク・重量 |
Aランク 送料目安:3,190円~4,290円
(沖縄 5,720円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 家具/Furniture > その他の家具 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1890年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1890年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ウォルナット | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ミディアム系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | その他 | |||
その他の素材のカラー | 素材色 | |||
メンテナンス状況 | 一部メンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 年代なり | |||
交換・改造 | 少ない | |||
実用性 | 年代なり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | S |
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