TB0745 イギリス 1780年代 ジョージアン マホガニー ダム・ウェイター 2ティアドロップリーフテーブル
サイズ |
幅 550mm 奥行 610mm 高さ 940mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
貴重な18世紀アンティーク、英国家具の黄金期、”ジョージアン”のテーブルが入荷しました!
今から250年近く前、イギリス1780年ごろに製作された“トリポッド”テーブルです。
それもコレクションアイテムとして名高い、”ダム・ウェイター”と呼ばれる、希少な高級アンティークになります。
”ダム・ウェイターDumbwaiter(寡黙なウェイター)”は、18世紀ジョージアンの時代に流行した、
テーブルが2段式の“トリポッド(三脚台)”タイプのテーブルの俗称です。
ティータイムやホームパーティで、人間の給仕(ウエイター)の代わりに、
デザートやティーセットを乗せて使用する、サーブ用のテーブルとして使用されていたことが名前の由来です。
イギリスらしいウィットが感じられるエピソードですよね!
ダム・ウエイターは、本国でもなかなか見つけにくくなったアイテムの一つで、
デザインが良く、良質のマホガニー製のものは3,000ポンド以上の値が付くこともあります!
※現在1£=約195円
こちらのように、本来の機能を備えたうえで、バラフライ式テーブルトップなど、
付加機能を備えているものは、かなり探されているコレクターも多いアイテムです。
※本来の機能とはきちんと自立を維持していて、テーブルが回転式、ということ。
希少性のみを考慮しても、お値打ちの商品といってよいと思います。
そんなお品がこの値段?
本当にジョージアン製?
・・と疑われる向きもあるかもしれませんが、こちらは正真正銘、
英国家具の黄金期、ジョージアン製です。
ぜひ、デニムをご信頼ください!
このダム・ウェイターを含め、ジョージアン期の家具は
現在の「全世界の家具のルーツ」、といっても過言ではないと思います。
それは、世界で最も家具製作の技術が進んでいたイギリスにおいて、
最も良質の家具が生産されていた時代。
その家具のデザイン、工法、そして生産技術は、ヨーロッパからアメリカに渡り、
時空を超えて全世界に伝播しました。
そしていまや、現代家具はそれぞれの国の風土に馴染みながらも、
ほぼ全世界共通のデザインに集約されています。
「3つまた1本柱」のデザインフォルムは、現代のPL法により、このような危うい「三つまた」テーブルは
その数を激減させてしまいましたが、その機能美を備えた美しいシルエットは今でも人気が高く、
ハンドメイドの高級家具工房などでは、現在も細々とトリポッドテーブルの製作が続けられています。
ただし、さすがにダムウェイターともなると、その製作の難易度の高さがコストに見合わないのでしょう、
ほぼ20世紀以降の近代家具でみることはなくなってしまいました。
もはやアンティークだけで存在している貴重品と言えるでしょう。
こちらは、チッペンデールデザインをベースに、二つの回転式天板をもつ、
当時のスタンダードな2ティア式トリポッドワインテーブルですが、
回転天板の裏には可動式の板が設置してあり、両端を折り畳めるようになっている珍しいバタフライ式になります。
折り畳むと幅が25cm弱になりますので、使用しない時には比較的小さなスペースで収納することが可能なのですが、
もともとそんなに大きくはないテーブルですので、どこか、デザイン上のセールスポイントとして
あえて折り畳みにした、と思えてなりません。
なぜって、折りたたんでも、広げても、それぞれが美しく見えるように設計されているからです。
まあ、確かに下のテーブルを使用するときは、上のテーブルはたたんでおいた方が使いやすい、
という理由もありそうですが・・。
更にこの2枚の天板のパテナ(色艶)は・・さすが、ジョージアン期のアンティークマホガニー、
非常に美しいです。
赤みの華やかな、中米スパニッシュ系マホガニーと思われます。
脚元部分はリーフモチーフの文様が施され、その先はボウル&クロー(鷹の爪と球)のフットスタイルです。
ジョージアン期の中でも、チッペンデール様式のものであることを示しています。
その名前の元となったのは当時活躍したトーマス・チッペンデール。
彼はそれまで宮廷のものだった家具を庶民のそれへと変え、
美しさと合理性との両立を実現した家具デザイナーとして知られています。
さすがに2世紀半を耐え抜いてきた可動式のテーブルですから、
実用性、耐久性は当時そのまま、というわけにはいきませんが、
間違いなく、こちらのテーブルは後世に引き継いで行くべき「生活文化遺産」と思っております!
デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。
(Buyer/SD)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
1780年代のジョージアントライポッドテーブルです。
ティータイムなどで使用された“ダム・ウェイター”という名前のサイドテーブルです。
素材は無垢のマホガニー。
「マホガニーの時代」のマホガニー材ですから、
そのクオリティの高さに疑いの余地はありません。
2世紀半もの歳月をてていながら、無垢のゆがみは誤差程度なのですから、
その銘木ぶりには驚かされます。
入荷時のコンディションは、240年前という製作年を考慮すると、
なかなかのグッド・コンディションでした。
でも、アメリカの建国/独立宣言(1776年)とほぼ同じ時代のお品・・。
スーパークラスのアンティークですから、常識的な範囲内でコンディションはご理解くださいね。
念のため。
一応実用性はありますが、現代の工業製品とはまるで違います。
3本脚は4本脚に比べ、引っ掛けたときにバランスを崩しやすいですし、
折り畳みは片手でワンタッチに、というわけにはいきません。
これらは、量産家具が始まる以前に作られたハンドメイド家具の、手探りで作られた時代の家具の本来的な問題ですので、
コンディション云々とは無関係です。
何卒、ご了承をお願いいたします。
そうしたことをお踏まえいただければ、夜の読書の時の、おそばに置いていただけるワインテーブルとして、
きっとご愛用いただけるものと思います。
さて、二枚の天板はくるくると回る可動式になっています。
中華料理店の回転テーブルのように、置いた状態で向かいの相手に、
天板に乗せたグラスなどをサーブする際には便利かと思います。
また、それぞれ天板は3分割されていて、お好みの向きで折り畳むことも出来ます。
天板の裏面には一枚板の支え木が設置されています。
天板の折り目に垂直に回すと、天板は水平に支えられ、折り目に平行に回すと、
両端の拡張板(フラップ)は垂直に折れ、畳まれた状態になります。
特に機能的には問題なく、稼働状態も当時の状態を維持していますが、
両端の2枚のフラップを持ち上げながら、中央の支え木を回転させるわけですから、
一度に3か所持たなければならないわけです・・ご想像の通り、1人では手は2本しかないのでやりにくい。
でもまあ、使っているうちに1人でさっとできるようになってきます。
慣れてくると、こういうものだと思えてくるのが不思議です。(笑)
まあ「あばたもえくぼ」、愛着を沸かせるギミックといったところでしょうか。
畳むときは、一気に両端のフラップがぱたんと下がってきますので、慣れない最初はご注意くださいね。
三つ又の脚元は、細く背も高いのでやや不安定にも思えますが、以外にしっかり自立します。
家具職人の「カン」で作られていた時代だと思いますので、熟練工の技でしょう。
さて、具体的な入荷時の状態ですが、おおむね構造的には問題はありませんでした。
ただし、下棚の天板には、中央の天板に古い補修あとが確認されました。
中央板のほぼ中央から2つに割れてしまったのを接着してあるのがお写真でもお分かりになるかと思われます。
これはかなり古い補修あとのようで、裏面を見ると「契り」と呼ばれる、
蝶々のような接続パーツで2枚の板をつないでいるのがわかります。
「契り」を寸分の隙間もなく、組み付けられるのをみれば、プロの修復職人が行ったことは明らかです。
木割れも繊維を断絶しているわけではなく、平行に裂けた状態ですので、
ほぼ契りと接着で実用強度を保持していました。
使用時も、支え木が繊維と垂直方向に支えますので、特に不安はないかと思います。
ただし、折りたたんだ状態で持ち上げるときは、ちょうどこの木割れの位置を支点に、
支え木なしに持つことになってしまいますので、
その際だけ、あまり負荷をかけないようにしてあげてくださいね。
外観的には、天板を中心に経年故の小傷が見られましたが、
全て回復可能なもので、特に外観を損なうようなダメージはありませんでした。
ということで、デニムでは基本的なメンテナンスをしっかりとさせて頂き、
安心してお使い頂けるようレストア致しました。
塗装面は、軽くペーパーでサンディングし、あまり時代感を失ってしまわないように、
塗装面の表面を均す程度に整えました。
ただし、天板についてはほぼ白木の状態まで旧塗装を落としています。
その後、レッドマホガニーのオイルステインで色調整し、
英国製の天然樹脂製シュラックニスで全面塗装いたしました。
時代感を残しつつ、塗装しましたので、アンティークらしさは失っていないと思います。
塗装に先立ち、古いお品ですので、ウッドトリートメントで保湿を兼ねて全体を綺麗にクリーニングしております。
コレクションアイテムだったと思われ、それなりにお手入れをされてきたことがうかがわれました。
お届け前には、英国直輸入の天然の蜜蝋ワックスで艶やかに磨いて仕上げます。
定期的に、ワックスで磨いてあげていただければ、まだまだ、
あと100年以上は良い状態を保っていただけるのではないかと思います。
18世紀アンティークとしては、間違いなくコンディションはエクセレント級です。
担当職人が自信をもってお勧め致します。
(Restorer/SD)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
今からなんと! 230年前のトリポッド(三脚)テーブルです!
この時代、この日本で出会えるなんて奇跡としかいいようがありません。
こちらはちょっと珍しい2段になったタイプで、天版は折りたたむことができます。
また、230年前に製作されたとは思えないコンディションです。
当時から相当の価値がないと、この時代まで生き残ってることはありませんから、
代々その価値を知る人のみが受け継いできて、今私たちの目の前にあるということでしょう。
ティータイムや読書の時間など、ふっと落ち着きたいときにちょうどいい大きさのテーブルです。
もちろん、ワインを飲みながら、リラックスタイムをお楽しみください。
このテーブルのがたどってきた230年という長い長い時を感じながら、
この家具が作られた当時の生活に思いを馳せるのも素敵ですね。
ぜひこの機会にご検討ください。
(Sales/TJ)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | ジョージアン マホガニー ダム・ウェイター 2ティアドロップリーフテーブル | |||
品番 |
TB0745
|
管理番号 | Lc24-6_1024 | |
販売価格(税込) | 167,400 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 550mm 奥行 610mm 高さ 940mm ※上部天板有効域は、幅480mm×奥行490mm×高さ940mmです。※下部天板有効域は、幅570mm×奥行590mm×高さ600mmです。 | |||
送料ランク・重量 |
Cランク 送料目安:7,535円~13,035円
(沖縄 18,865円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 家具/Furniture > テーブル |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1780年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ステイン・ニス・ワックス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1780年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ウォルナット | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | S級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ダーク系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 少ない | ||
目立つ傷 | 少ない | |||
交換・改造 | なし | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | S |
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