ヴィクトリアン スーパーバルーンバックチェア アンティーク家具・照明の専門店｜デニム アンティーク ファニチャー
HC0195
イギリス
1850年代 ヴィクトリアン スーパーバルーンバックチェア
| サイズ |
幅 480mm 奥行 530mm 高さ 920mm 座面高 510mm 座面奥行 420mm 座枠高 470mm ※ 詳しいサイズは、こちら | |||
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ！当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス（英国）アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
すばらしいアンティークチェアをご紹介します!
今から何と!150年以上前、英国ヴィクトリア女王治世下“ミッド・ヴィクトリアン”のイギリスで製作された、
見事なカービング(彫刻)のパーラー(客間用)チェアです。
なんという、優美なプロポーションなのでしょうか・・。
エレガントなフレームの柔らかな曲線、脚と背のデザインバランス、
ふっくらとしたシート・フォルム・・。
誰が見てもご納得いただける、最高級の様式デザインだと思います。
そして何より、19世紀の「匠」が仕上げたスプラットバック(背もたれ)の文様、
さらにフレンチスタイルの“ヴィクトリアン・カブリオールレッグ”(獣脚)は、
数あるアンティーク・バルーンバックチェアの中でも一級品の仕上げぶりです!
質実ともに最高級のアンティークとご紹介させていただきます。
ところで専門的な話になりますが、
ヴィクトリア期、特に中期の“ミッド・ヴィクトリアン”と呼ばれる時代の家具デザインはバロック様式やゴシック様式の入り混じった折衷型といわれておりますが、
この独特な、背が気球の形をした“バルーンバック”と呼ばれるタイプのチェアは、
ちょうどこのミッド・ヴィクトリアンにつくられ始めた、この時期オリジナルのチェアデザインになります。
その後、このデザインのチェアは定番のチェアスタイルとして、現在でもつくられるなど広く普及していきましたが、その元の、“オリジナルモデル”とでも呼ぶべきバルーンバックチェアが、この椅子なのです。
・・何か、感慨深くないですか?
文字通り、まさにこのチェアが「本物」で“リアルタイム”なバルーンバックチェアなのです・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
1850年ごろにつくられた素晴らしいアンティーク・サロンチェアです。
なんとも形容しがたい色合いに経年変化したフレームは、
当時の最高級材ソリッド・ウォルナットです。
固く強く、変形の少ないウォルナットフレームを極限まで細くシェイプし、
対照的にふっくらとした張りぐるみのシートを持つ柔らかなフォルムですが、そのフレームはとても装飾的で、
優雅なラインをより引き立たせた、究極のバルーンバックチェアと行っても過言ではないと思います。
はそれなりに補修の必要な部分もございましたが、
年代を考えればほぼパーフェクト!と申し上げて差し支えのないだと思います。
自信を持ってフルメンテを施した、スーパーエクセレント!としてご紹介させていただきます。
それでは当店が実施しましたメンテナンス、および実施後のについて、
以下、ご説明いたします。
まず外観ですが、小さな傷などは少々ございますが年代なりの常識的なものです。
それもできる限り、補修しておりますので、アンティークにご理解いただける方でしたら、
充分満足していただけるほどの状態です。
フレームに関しましては、ジョイントの組み直し等、一般的な補修以外、
必要のない状態でしたが、座面に関しましてはシート生地にかなり年季が入っておりました。
シート生地は4脚とも角が磨り減っていて、中にはクッションが露出しているものもありましたので、
すべて新品の生地に張替えすることにしました。
差し当たって古いシートをすべて剥がして、内部の確認を行いました。
脚の付け根のジョイント(接合部)はこの機会にしっかり締め直しを行って強化いたしました。
内部はわらや綿に加えて、馬毛のクッションが仕込んでありました。
わらや馬毛は現在ではまず使われることのない貴重品です。
馬毛は半永久的に劣化がありませんので、
張替えの際にクッションの一部として再利用させていただくことにいたしました。
次に座枠のフレームにテープバネ(ウェビング)を張っていきました。
アンティークは本来、「麻テープ」でテープバネが張られておりますが、
クッション性は、格段に、現代の強化ゴムバンドが良いので、当店ではその現代品を使っています。
いくらアンティークの修復とはいえ、良いものは良いものとして、
「古い新しいにかかわらず最適・最良なものを使っていく」のが、無銘の椅子のレストア・ポリシーです。
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テープバネの上に使用できそうな、オリジナルのわらクッションと馬毛を固定し、
その上に座り心地を良くする、現代のウレタン、硬・柔2種類のスポンジを載せました。
テープバネもクッションの一部としますと、合計で5層構造のクッションになります。
ちょっとしたソファなどよりもはるかに高価なクッションではないでしょうか。
さて、そのクッションを「下張り」という工程で、
白無地のシートで座面の大まかな形を作るように4脚共、張り上げました。
後は次のオーナー様がお好きな表張り(座を覆う生地)をするだけ、という状態です。
でも・・いきなり「お好きな生地をお張りください」と言われても、困ってしまいますよね。
そこで、1脚だけは無銘の椅子セレクション、お得意のブラックレザー/真鍮鋲で、
ご参考例として仕上げさせていただきました。
ちなみにこちらのブラックレザーは国産のステアハイド(成牛の革)ですが、
ソファに使用するクラスの高級ソフトレザーになります。
こちらのソフトレザーは一般的な色でしたら各色揃っておりますので、
赤とか白とか、お好みの色の革をご指定いただくことも可能です。
※4脚セットでご希望の場合、現在の黒革をご指定色に再度お張替することも可能です。ちょっと残念ですけど・・。
次のオーナー様のお好みの生地で、世界で一つ(1セット?)だけの“マイチェア”をつくってみてはいかがでしょうか。
もちろん、お張替の生地代、お張り替え工賃は表示価格に含まれております。ご安心を。
※1m当たりの単価が10000円を超えるような高級生地をご指定の場合は、
大変恐縮ですが、10000円を超えた差額分はご負担下さいませ。
さて、お話をメンテに戻しますが、クリーニングは隅々まで行き届いております。
クッションの内部までもしっかり清潔です。
現在のブラックレザーは新品ですが、レザートリートメントで保湿まで行っております。
フレームについてはニスを引かず、天然素材の蜜蝋ワックスだけでしっかりと磨きこみました。
さすが高級材のソリッドウォルナット、木肌のきめがとても細かく、古艶がのった良い風合いに仕上がりました。
自信をもってお勧めできるスーパーエクセレントな仕上がりです。
(Restorer/KB)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
思わず遠い目をしてしまいました。
このお椅子が作られたのが1850年代。
え～っと、100年よりもっと昔ですね・・。
そう。もっともっと昔の150年以上になります。
当時私のご先祖様はどこで何をしていたのでしょう?
なんて、思わず変な方向に思考が行ってしまいました・・。
そんな古いお椅子にご対面できて大変光栄でございます。
古いお品ですが、当「無銘の椅子」職人がきちんと手入れを行っておりますので、
実用強度もあり、普通に“実用アンティーク”としてお考えいただいても全然問題ありません。
“ジェニン・アンティーク”(真のアンティーク)のお椅子が
まだ実用としてお使いいただけるというのは何てすばらしい事なのでしょうか!
これぞまさしくエコロジーだと思います。
また、年代だけでなくデザインや作りも素晴らしいお品です。
バルーンバックですが下の方、ウエストの辺りがシェイプされているのが特徴的ですね。
質、実、デザインともに三拍子そろったすばらしいお品と評価しております。
クッションから張替えておりますので、まだまだこれから先もご使用が可能です。
ぜひ次代へと引き継いでいっていただきたい19世紀の遺産です。
ウォルナットやマホガニーでインテリアをお揃えの方、
あるいはヴィクトリアン好きの方にぜひお奨めしたい椅子です!
是非ご検討をよろしくお願いいたします!
(Sales/AM)
★EXTRA PHOTO
※こちらの椅子は4脚セットで入荷いたしました。
→ご売約済みとなりました。
スペック表
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
| 商品基本情報 | ||||
| 品名 | ヴィクトリアン スーパーバルーンバックチェア | |||
| 品番 |
HC0195
|
管理番号 | Prc22-5_1220 | |
| 販売価格（税込） | 52,000 円 | 在庫数 | 0 | |
| サイズ |
幅 480mm 奥行 530mm 高さ 920mm 座面高 510mm 座面奥行 420mm 座枠高 470mm サイズは幅４８０ｍｍ×奥行５３０ｍｍ×高さ９２０ｍｍ×座面高５１０ｍｍ 座面奥行４２０ｍｍ×座枠高４７０ｍｍです。 | |||
| 送料ランク・重量 | ||||
| 商品分類 | クラス | |||
| デザイン | ||||
| ユース | ||||
| ランク | ||||
| カテゴリ | 椅子/Chair ＞ サロンチェア/ホールチェア | |||
| 商品プロフィール | ||||
| 原産国 | イギリス | 年代 | 1850年代 | |
| メーカー | デザイナー | |||
| 主要素材 | ||||
| 主要素材の材質 | ||||
| 主要素材の等級 | ||||
| 商品の無垢率 | ||||
| カラー | ||||
| 塗装・仕上げ | ||||
| その他素材 | ||||
| その他の素材のカラー | ||||
| メンテナンス状況 | ||||
| コンディション | 傷の程度 | |||
| 目立つ傷 | ||||
| 交換・改造 | ||||
| 実用性 | ||||
| 商品プロフィール | ||||
| 原産国 | イギリス | 年代 | 1850年代 | |
| メーカー | デザイナー | |||
| 主要素材 | オーク | |||
| 主要素材の材質 | ||||
| 主要素材の等級 | ||||
| 商品の無垢率 | ||||
| カラー | ||||
| 塗装・仕上げ | ||||
| その他素材 | ||||
| その他の素材のカラー | ||||
| メンテナンス状況 | ||||
| コンディション | 傷の程度 | |||
| 目立つ傷 | ||||
| 交換・改造 | ||||
| 実用性 | ||||
| 商品評価 | ||
| デニムの総合評価 | ||
| 商品評価 | ||
| デニムの総合評価 | ||
ご購入・お問い合わせ・入荷予約
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