HC0215 イギリス 1920年代 チッペンデールリボンバックチェア
サイズ |
幅 460mm 奥行 485mm 高さ 950mm 座面高 500mm 座面奥行 390mm 座枠高 480mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
大変美しいプロポーションのチッペンデールチェアです。
今から100年以上前、ヴィクトリアン末期に製作された、
“チッペンデール”スタイルの高級ダイニングチェアです。
※こちらのチェアは4脚セットで入荷いたしました。
何という美しい椅子なのでしょうか・・。
実用強度ぎりぎりにまで細くシェイプしたフレームライン、
特徴的な両肩の張ったトップレイル、優雅な“S”字曲線を描く“カブリオールレッグ”、
サーペンタイン(波型)のフロントレイル・・。
完璧なスタイリングだと思います。
スタイルは、4タイプある“チッペンデール”の代表スタイルの中でも、
最もスタンダードともいえる、初期の“クイーンアン”スタイルを再現したものだと思います。
クイーンアンスタイルのチッペンデールに特徴的な、背にロココ風の“リボン”を伴ったスプラット(背もたれ)・・、
そのリボンバックのスプラットをシンボライズしたかのような、見事な透かし彫りが大変美しいです。
“チッペンデール”はアンティーク好きの方なら耳にしたことがあるかと思いますが、世界で、そう、最初の家具デザイナーです。
今でこそ、ハンス=ヴェグナーやアルネ=ヤコブセン、チャールズ=イームズなど、星の数ほどの家具デザイナーが存在し、彼らの作品が“デザイナーズ家具”としてブームになったりもしていますが、実は全て、このトーマス=チッペンデールからはじまったものだったのです。
余談ですが、もともと家具というものは、王侯、貴族たちが金にまかせてつくっていた道楽品で、庶民にはまったく縁のないシロモノでした。そこでトーマス=チッペンデールは庶民のための家具開発に取り組んだのです。
クイーンアン様式をベースにした、その流れるような美しいチッペンデール・スタイル。しかし、それは量産化を目的とした、極めて合理的で優れた“工業デザイン”といえるものでした。
そして量産化された家具は、ブルジョア階級に受け入れられ、後に広く世に普及していくことになっていきます。
ちなみに、チッペンデール様式やクイーンアン様式など、18世紀のイギリスの装飾様式は当時のハノーヴァー朝の君主名より“ジョージアン”と総称されています。
そしてまた、“ジョージアン”は俗に、“イギリス家具の黄金期”とも表現されています。
最も成熟した家具の黄金期に一世を風靡した先進的なデザイン、
それがこのチッペンデールデザインなのです・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
1920年頃に製作された、まもなく100年に達しようとするアンティークチェアです。
素材は今では入手することのできない、大変質の良いマホガニー無垢材が使用されています。
入荷時より年代や用途の割に大きな傷は無く、小さな傷も少な目です。
脚元など傷の付きやすい所に小傷がある程度で、ほとんど気になる箇所はないでしょう。
本体はひっくり返して裏側までクリーニングを行い、
オイルステインで磨いて塗装表面の微小な傷をメンテしました。
マホガニーの木肌は磨けば磨くほど艶の増す、素晴らしい質感です。
細かい彫刻の破損も無く、背中の透かし彫りもほぼ完全な姿を維持しています。
シート生地は入荷時オリジナルを再利用させていただきました。
かわいらしい花がらで、特に擦れや破れもない良い生地でしたので。
ただ、中身のクッションは張りを失っていました。
今回は生地をオリジナルそのままに、内部のみ交換致しました。
クッションは二種類の硬軟ウレタンスポンジを使用して二層構造とし、
丁寧にはがしたオリジナルの生地を元通りに張りなおして仕上げました。
座面の付け外しができるドロップイン構造ですので、今後のメンテナンスも容易なチェアです。
将来的に生地の破れなどが起こった場合でも簡単に張替えを行うことができる仕様となります。
椅子生地の交換が必要になりましたら、当店あて、宅急便等で座面をお送りください。
さて、最後はフレームを天然の蜜蝋ワックスで隅々まで磨いて艶やかに仕上げました。
実用にはもちろん、インテリアの一つとしても大きな存在感があります。
自信をもってお勧めできる素晴らしいお品です。
(Restorer/KB)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
とにかくスタイリングの素晴らしいお品です!
チッペンデールスタイルのチェアというとワイドな座面の物が多いかと思いますが、
こちらは普通サイズのダイニングチェアと変わらないサイズで、
スマートな印象になります。
また、脚は猫脚のスタイルで、
“チッペンデールスタイル”は好きだけど
獣脚の“ボウルアンドクロー”は苦手という方には
お待ちかねのお品物ではないでしょうか?
“チッペンデールスタイル”というチェアとしての希少性もあり、
さらにマホガニー材の良質さに加え、
背もたれのチッペンデールチェア独特の“リボンバック・スタイル”の
ピアスドカービング(透かし彫り)は、つくりも細部までとても丁寧です。
座面は内部のクッションのみ交換済み。
張り地は入荷時オリジナルの物です。
新しくなったクッションで、座り心地も含め、
高級感を実感いただける仕様となっております。
まもなく1世紀近くの歳月が経とうとしている椅子ですが、
そのスタイリングは21世紀の現代でも色あせてはおりません。
きっと将来、満足のいく評価を受けることになるアンティークだと思います。
アンティークをこれから揃えて行こうとお考えの方にも最適です。
どうぞご検討を!
4脚セットでの入荷です。
ダイニングセットでのご使用をお考えでしたら、
お早目のご検討をお薦めいたします。
(Sales/AM)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | チッペンデールリボンバックチェア | |||
品番 |
HC0215
|
管理番号 | Prc25-4_0502 | |
販売価格(税込) | 32,000 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 460mm 奥行 485mm 高さ 950mm 座面高 500mm 座面奥行 390mm 座枠高 480mm サイズは幅460mm×奥行485mm×高さ950mm×座面高500mm、 座面奥行390mm×座枠高480mmです。 | |||
送料ランク・重量 | ||||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 椅子/Chair > サロンチェア/ホールチェア |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1920年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1920年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | オーク | |||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
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