DC1121
ポーランド
1920年代 ベントウッド No152 アーチバックチェア
サイズ | 幅 380mm 奥行 480mm 高さ 880mm 座面高 470mm 座面奥行 355mm |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
20世紀初頭、ポーランドで製作されたと思われるベントウッドチェア(曲げ木椅子)です。
トーネットではNo152と呼ばれていたモデルです。
イギリスアンティークとして入荷いたしました。
とてもスタイリッシュですね・・。
もともと「曲げ木椅子」はモダンデザインの源流とも言われていますが、
この椅子を見ると、なるほど、と納得がいきます。
まさに「モダン」の本質が感じられるルックスだと思います。
この椅子の特徴はその背の形状です。
トーネットのNO.14は、1本の丸棒をベントさせる(曲げる)ことで背と脚を一体構成させていましたが、
この椅子はカーブさせた3本の丸棒を使い、スタンダードな背面構成としています。
トップレイル(横に渡されている背当ての笠木)が背柱と別体になったことで耐久性が増し、
また背もたれの幅が扇状になったことで、見た目にもサイズ感が強調されて大きく見えます。
ちなみに、No14のループ型をした背あてのチェアは、トーネットファンたちの間では”ループバック”と呼ばれ、
こちらのNo152タイプのチェアは”アーチバック”などと呼ばれて親しまれています。
こちらはメーカーの刻印が判読できないので、どちらの会社のものかは不明ですが、
恐らく時代的には、第一次大戦から第二次大戦の間に作られたと思われます。
当時はどのメーカーも戦時経済下で、お互いに協業しなければ生産が困難だったと思われますので、
トーネット‐ムンドス社か、あるいは、その系列会社製の可能性が高いです。
100年近い歳月を経てきたことで、“パテナ”と呼ばれる古艶と、少しゆがんだ躯体を身にまとい、
「軽い」ベントウッドチェアにアンティークらしい「重み」が加わっています。
とても好感の持てるアンティークチェアです・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
アーチバックのベントウッドチェアです。
素材は良質なヨーロピアンビーチ材が使用されています。
かなり古いお品のようでラベル等は残っておりませんが、座面裏側に何やら打刻があります。
判読はできませんが、手掛かりさえあればいつか作り手の情報がわかる可能性は残されています。
楽しみですね。
接合部の形状からみると、20世紀前半、第二次大戦前に作られているようです。
約100年程経過している曲げ木椅子ですが、大きく破損したような箇所も無く、
入荷時より全体的にはグッドコンディションでしした。
背もたれや座面に多少緩みがございましたが通常の締め直しを行えば問題なく強度を回復できそうです。
ベントウッドチェアは接合部分の多くが木ねじでのジョイントになっていますので、
緩みや破損がないかどうかのチェックを行い、すべて増し締めを行っています。
なお、ネジは近年新しいものと交換されたらしく、プラスネジになっています。
しっかりとしておりましたので、ねじは再利用いたしました。
塗装はやや乾燥気味でしたのでしっかりとサンディングをした後に
シェラックニスでリフレッシュしていきましょう。
まずは構造面の補強から行っていきます。
前述のとおり、背もたれに緩みがありましたのでしっかりと固定致します。
座面などの形状変化も矯正したうえできちんと接着させています。
安心してお使いいただける状態に回復できたかと思います。
構造がしっかりと固まりましたら塗装の準備にかかります。
サンディングを行い、汚れや古いニス層を削り落します。
ついでに小傷もできるだけ均してしまいます。
全面にわたりサンディングしておりますが、手作業で行っておりますので
この作業でアンティークらしさが失われることはありません
続いて英国より輸入しておりますオイルステインで着色し、全体の色調を整えます。
あまり濃くなりすぎないよう、かといって薄くなりすぎないよう、微妙な調整をします。
最後に伝統的な塗料であるシェラックニスを塗布致します。
アンティークらしい深みのある艶が乗っていきます。
良い仕上がりかと思います。
アンティークベントウッドチェア・ファンの方のこだわりポイント、
座面のエンボス柄も、多少の摩耗や薄いひびくらいはありますが、絵柄はまだまだはっきり確認できる状態です!
その他、座面の裏側までもきちんとクリーニング済みですので、全体が清潔な状態です。
最後は塗装の完全乾燥を待って天然蜜蝋ワックスで磨きあげて仕上げます。
全体的にクリーンで艶やかに仕上がっています。
自信をもってお勧め出来るお品です。
(Restorer/MJ)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
「軽くて丈夫!」なベントウッド(曲げ木)チェアの中でも、
特に人気の定番、扇形の背もたれが特徴のアーチバックモデルです。
業務用でも普及し、100年近く経った今なお、実用性を保ち続けているなんて、本当に丈夫ですね。
他のベントウッド同様、当社できちんとお手入れさせていただいていますので、
実用アンティークとして安心してお使いいただけます。
現代の日本家具とも相性が良く、
カジュアルカントリーな空間にもぴったりなのではないでしょうか。
デザイン違いのベントウッドチェアを数脚揃えてお使いになるのも、
楽しそうでお薦めです。
年代なりの傷はありますが、
機能共にエクセレントなアンティークと評価しております。
状態の良いアンティークベントウッドが少なくなってきた昨今、
大変お値打ちチェアだと思います!
この機会をお見逃しなく!
(Sales/TJ)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | ベントウッド No152 アーチバックチェア | |||
品番 |
DC1121
|
管理番号 | Lot16-6_0409 | |
販売価格(税込) | 15,984 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ | 幅 380mm 奥行 480mm 高さ 880mm 座面高 470mm 座面奥行 355mm | |||
送料ランク・重量 |
B/2ランク 送料目安:4,400円~7,040円
(沖縄 10,010円)
らくらく家財宅急便による配送:同ランクの椅子をもう1つ同梱できます。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ |
椅子/Chair
> ダイニングチェア/キッチンチェア
無銘の椅子コレクション/Premium Chair Collection > ベントウッド/トーネット |
商品プロフィール | ||||
原産国 | ポーランド | 年代 | 1920年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ステイン・ニス・ワックス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | ポーランド | 年代 | 1920年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ローズウッド | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | 1級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ダーク系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 少ない | |||
交換・改造 | なし | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | A |
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