TB0794
イギリス
1900年代 スーパークオリティ ローズウッド マーケットリーゲームテーブル
サイズ | 幅 550mm 奥行 550mm 高さ 720mm 最大拡張幅 775mm 収納部内寸・幅 415mm 収納部内寸・奥行 355mm 収納部内寸・高さ 60mm |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
大変すばらしいマーケットリー(絵画調の象嵌細工)の最高級アンティークテーブルが入荷いたしました!
今から約130年ほど前、19世紀末、ヴィクトリア後期のイギリスで製作された、
回転リフトアップ式のゲームテーブルです。
“リッチ”という言葉すら、このテーブルの前では陳腐でしょうか・・。
家具材の最高峰、ローズウッドの木肌は、木目も大変美しく、
このテーブルのボディ全体を淡い光に包みこんでいます。
デザインはヴィクトリア末期に流行した、クラシカルなシェラトンスタイル。
その優雅なテーパードレッグ(先細り脚)の繊細なストレートラインと、
4本の脚をつなぐサーペンタイン(波型)なシルエットラインのカービングストレッチャー(加工された横貫)は
21世紀の「美的感覚」をもつ私たちさえも充分に魅了する、エイジレスな造形美だと思います。
しかも、これほどの端正なラインを実現させ、さらに1世紀という歳月を経ていながらも、
一切の歪みを見せず、当時のままの姿をキープし続ける、この逸材、ブラジリアン・ローズ!
・・信じがたいほどのスーパー・クオリティです。
非常に硬く波の職人には加工の難しかったローズウッドを、
相当な技術を持った家具職人が、このように相当な品質の材と出会って
初めてこの世に存在することのできた、究極のヴィクトリアンテーブルではないでしょうか。
特にその素材の色、艶、質感、きめの細かさ、そして独特の墨を水面にこぼしたような縞杢は、
家具材の中でも最高級とされるローズウッド材の中にあってさえ、
さらに歴史上最高峰とされる、“ブラジリアンローズ”クラスの銘木では、と推測しております。
もちろんブラジリアンローズは、レッドリスト(絶滅危惧種)により現代では伐採禁止。
もはや二度と家具材として使われることの無い希少な銘木になります。
また、その気品あふれるプロポーションには、非常に細かな描写のマーケットリーのお花模様がトップに象嵌され、
そのお花に呼応するかのように、ぱあっ、と花びらが開くかのようにカードテーブルが展開。
長い歳月を全く感じさせることのない、生き生きとした躍動感すら感じる、
みずみずしいアクティビティです。
またゲームテーブルらしく、ワインレッドのレザートップも相性良く、とても明るい印象を受けます。
さらにそのブロンズに輝く、華やかなブラジリアンローズの木肌は、
100年という時が作り上げた“パテナ(古艶)”を身にまとって、より一層輝きを増しています。
現代ではまず復刻不可能な「奇跡」のような究極のカードテーブルといえるでしょう。
デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
1世紀以上前の最高級アンティークテーブルです。
コレクティングファニチャーとして、アンティークオークションでも高値の付く逸品です。
素材はローズウッド無垢ベース。
そこに、象牙とツゲ材で美しいマーケットリーインレイ(絵画調象嵌)が施されています。
脚部ももちろんローズウッド。
抽斗の中はマホガニーです。
天板はマホガニー無垢ベースのローズウッド化粧材かもしれません。
いずれにせよ、当時の貴族階級仕様です。
入荷時からコンディションは良く、
複雑な稼働部など、基本構造には特に目だった留意点はみられませんでした。
予想のつくことですが、コレクターの手で大切にコンディション維持されてきたものと思います。
細かい傷などは若干ございますが目立つようなダメージは無く、
年代なりの常識的な範囲内のものです。
天板はレザートップのスクエアテーブルベースに、四等分した三角形の拡張板を、
アンティークならではのストラップヒンジで連結した構成。
非常に高い設計精度の素晴らしい一級品です。
もちろんアンティークなりの経年は感じる状態でしたが、輪染みなどの使用感も少なく、
まずまずの状態でした。
ただ入荷時のチェックポイントとしては、テーブルトップが、製作当初はレザーであったかと
思われますが、グリーンのフェルトに張り替えられていたこと。
また、フェルトの使用感も気になりました。
そこで、デニムがデスクトップ専用に薄くすいた、
「FB0140 本革(エンジ) ニュースムース Q6-633」をセレクトし、お貼り替えすることに致しました。
グリーンからレッドへ、かなりのイメージチェンジになりますが、
華やかなレッドが重厚感のあるローズウッドの色調、木目と引き立てあって、
とても良い色合いに調和しているのでは、と思っております。
また、脚先の形状を見ると、、過去にキャスターがついていたのでは、と想像されました。
バランス的にももう少し脚は長い方がしっくりきますので、
イギリス製の「CR0007 真鍮製ホイール グリップネックキャスター 25サイズ」を
お取りつけすることにいたしました。
新品になりますが、アンティークの時代から作り続けられている信頼できる品質のものです。
決してこちらのカードテーブルの価値を下げるようなものではありませんので
ご安心を。
塗装面では、全体的にやや退色気味だったのと、乾燥気味だったのがちょっと気になりました。
気になりそうな傷などについては埋め木やパテ充填により、目立たないよう処理させていただきました。
その上で全体にサンディングをかけ、積年の汚れを削り落とすと共に、再塗装に向けて表面を整えます。
削りかすやらその他の汚れを水拭きと
「CR0291 ハワードHOWARD クリーナフィニッシュ 16oz(473ml)」できれいに除去し、
クリーニングと致します。
ひっくり返して裏面までしっかりお掃除しておりますので、清潔に感じて頂けるものと思います。
下地調整後、ローズウッドカラーのオイルステインで色調整。
時代感を失わないよう注意しながら染色します。
フィニッシュは英国製の天然樹脂製シュラックニスでトップコートの再塗装をいたしました。
多少色むらなどが残っている部分もありますが、ほぼ杢目と違和感なく、
ローズウッドの杢目の色艶の良さが回復し、とても風合いの良い状態となりました。
また、パーツの欠損や全体のゆがみなど、構造面は隅々までチェックしました。
特に問題もないようでしたが、安心してお使いいただけるように、
念のためレベルには締め直しを行いました。
天板は無垢なので厳密に測れば反りもあるかもしれませんが、ぴったりと隙間なく2枚重ねになっておりますので、
特に目立った変形のない証拠かと思います。
細い4本脚の自立の状態はよく、設置は安定しています。
傾きもありません。
また、こちらには引き出しが付いていますが、底材が無垢材の収縮により、多少隙間ができていました。
良くありがちなケースで、無垢材家具の作成時より造り手によって修正可能に設計されておりますので、
スムーズに解消することができます。
現状おさまりも良く、ご使用上差し支えありません。
拡張板の開閉を司る金具(ストラップヒンジ)や天板の回転を司る回転軸についても、
付け替えられた痕跡がないので100年前のオリジナルと思われますが、
今なお、稼働状況は現役です。
こちらもきれいに磨いてオイルメンテしておきました。
最後はレザーの貼り込みです。
旧フェルトを剥がし、しっかりと下地を整えます。
その上でワインレッドのレザーへと一新しました。
カードテーブルとしてはフェルト張りの方が使いやすいかもしれませんが、
日常用途では圧倒的にレザー張りの方がお使いやすいと思います。
地板との相性も良く納得の仕上がりです。
なお、天板の拡張の仕方については、以下の通り行ってください。
※エキストラフォトにお写真をのせています。
①まず時計回りに天板を少しだけ(10度程度)回転させます。
②すると天板裏のカラクリによって、4つの拡張板の内、一枚だけ拡張板が少しだけ持ちあがります。
③持ちあがった拡張板をつまみ、広げたのち90度まで回転させます。
④ベースの天板の四隅に4つの拡張板を開いてのせます。
閉じるときは逆の動作を行ってください。
ご注意点としましては、開く時は開いてから天板を回したり、閉じるときに天板を閉じる前に回したり、
つまり開いた状態で回すことは避けてください。
台座の角が天板に擦れて傷をつける可能性があります。
一応こすれそうな部分には、もともとはありませんでしたが、擦れ防止のフェルトを添付して
お送りする予定でおります。
※撮影時には付けておりません。
とはいえやはり開いた状態で回転させることは避けるようにしてください。
動作は問題なく小気味よく行えます。
以上、隅々まで手を尽くし、安心して気持ちよくお使いいただける状態となっております。
尚、天板を閉じた状態でティーテーブルなどとしてお使いいただくのであれば、
ガラスやビニールマットなどを敷いて使われた方がよろしいかもしれません。
※デニムでも天板マットの製作を承っております。
必要に応じてお求め時にその旨お申し付けください。
お届け前には天然蜜蝋のアンティークワックスで磨きあげてお送りいたします。
担当職人から自信を持ってお奨めさせていただきます。
(Restorer/MJ)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
とても美しいテーブルが入荷しました!
今から100年以上前に製作された“ヴィクトリアン・スタイル”のゲームテーブルです。
ゲームテーブルというくらいですから、上流階級の調度品だったことは容易に想像できますね・・。
素材は、「木の宝石」と呼ばれるローズウッド。
美しく輝く華やかな色艶は、まさに、アンティークならでは・・です。
もちろん、見た目だけではありません。
天板を少し回すと浮き上がり、「羽」を「お花」のように広げて拡張できるるような機能も備えています。
当時の最先端のハイテクテーブルだったのでは、と想像されます。
見かけによらず、しっかりとしておりますので、現代の生活でも、
収納付のオケージョナルテーブルとして、様々なシーンでお役立ていただけるのではないでしょうか。
テーブルトップの製作などもデニムでは承っておりますので、
ご質問などはお気軽になさってください。
100年を迎えた“ジェニン・アンティーク”(真のアンティーク)ですが
まだまだこれからも充分永くお付き合いいただけるクオリティです。
現代家具にはないこの味わい・・。
そして、世界にいくつも存在していない、貴重な逸品です。
ぜひ、この出会いにご検討ください!
(Sales/TJ)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | スーパークオリティ ローズウッド マーケットリーゲームテーブル | |||
品番 |
TB0794
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管理番号 | Lc26-13_0827 | |
販売価格(税込) | 216,000 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ | 幅 550mm 奥行 550mm 高さ 720mm 最大拡張幅 775mm 収納部内寸・幅 415mm 収納部内寸・奥行 355mm 収納部内寸・高さ 60mm | |||
送料ランク・重量 |
Bランク 送料目安:4,400円~7,040円
(沖縄 10,010円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 家具/Furniture > テーブル |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1900年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ステイン・ニス・ワックス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1900年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | エルム | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | 1級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ダーク系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | 布 | |||
その他の素材のカラー | 緑系 | |||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 少ない | |||
交換・改造 | あり | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | S |
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