HC0275
イギリス
1890年代 ヴィクトリアンナーシングチェア
サイズ |
幅 465mm 奥行 570mm 高さ 805mm 座面高 400mm 座面奥行 440mm 座枠高 320mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
すばらしいヴィクトリアンの椅子が入荷しました!
19世紀末、いわゆる“レイト・ヴィクトリアン”に製作された、ピアスドカービング(透かし彫り)のナーシングチェア(座の低い椅子)です。
スタイルはおそらく中期の“チッペンデール”様式、すなわちフランスの“ルイ15世”スタイルをベースにヴィクトリアン風に再現したものだと思います。
“チッペンデール”はアンティーク好きの方なら耳にしたことがあるのではと思いますが、世界で、そう、最初の家具デザイナーです。
今でこそ、ハンス=ヴェグナーやアルネ=ヤコブセン、チャールズ=イームズなど、星の数ほどの家具デザイナーが存在し、彼らの作品が“デザイナーズ家具”としてブームになったりもしていますが、実は全て、このトーマス=チッペンデールからはじまったものだったのです。
余談ですが、もともと家具というものは、王侯、貴族たちが金にまかせてつくっていた道楽品で、庶民にはまったく縁のないシロモノでした。そこでトーマス=チッペンデールは庶民のための家具開発に取り組んだのです。
クイーンアン様式をベースにした、その流れるような美しいチッペンデール・スタイル・・。しかし、それは量産化を目的とした、極めて合理的で優れた“工業デザイン”といえるものでした。
そして量産化された家具は、狙い通りブルジョア階級に受け入れられ、
その後、広く世に広まることになりました。
でもそんな民衆のためのチッペンデールデザインも、今では庶民には手の届かない、
高級家具の代名詞になってしまったことは、何とも、皮肉なことですね・・。
少しでも皆さんの手に届きやすく・・と、当「無銘の椅子」は日々頑張っております!
閑話休題、それにしても、18世紀ロココの“ロカイユ”(装飾)をほうふつとさせられる
“ピアスドカービング”(透かし彫り)のデコレーションは本当に見事です・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
19世紀末のジェニンアンティーク(真の骨董)です。
素材はソリッドのマホガニー材になります。
おそらく、現在の南洋系のマホガニーとは全く質を異にする、
素晴らしい高級材が使われています。
100年以上も経過した真のアンティークチェアですが、
入荷時より非常にしっかりとしたお品で構造的な問題点は特にありませんでした。
接合部に関しては念のため締め直しはいたしますが
特にガタつきぐらつきは感じられませんでした。
背面の透かし彫りも、目視ながら一通り確認しましたが、
特にこちらもダメージは見られませんでした。
塗装の状態はまずまずでしたが、若干乾燥気味でしたので、
さらに英国古来からのシュラックニスを薄く塗装して艶出しを行いました。
その後、塗装の乾燥を待って天然蜜蝋ワックスで磨き上げて仕上げを致しました。
シート部分ですが、入荷時ではクッションがしっかりしており、
特に交換などは必要ありませんでした。
ただ、残念ながら表面の外張り生地はさすがに汚れがひどく、
クリーニングしてもきれいにすることは難しそうな状態でした。
そこでクッションに関してはオリジナルを再利用することとし、
表生地のみ交換することにいたしました
生地には椅子の「格」に合わせ、高級「金華山織」をセレクトすることにいたしました。
ベルギー製の輸入生地で、取扱いは国産トップブランドのサンゲツさんになります。
オリジナルはサテン地のピンクストライプでしたが、
シックなマスタード系のアカンサスリーフパターンで、
現代のインテリアに馴染みやすいよう配慮をさせていただきました。
実用的にもインテリアとしても、充分な品質を備えた、才色兼備な椅子です。
※2脚中1脚はまだ張り終えておりませんので、お好みの生地もお選びいただけます。
※その場合生地代につきましては別途となります。
隅々まで手を尽くして美しく仕上がりました。
自信をもってお勧めできる素晴らしい仕上がりの逸品です。
(Restorer/MS)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
背あてのピアスドカービング(透かし彫り)が印象的なナーシングチェアです。
素材はマホガニーの無垢ですが、長い歳月が作り上げた“パテナ(古艶)”のある木肌は、
決して人工的には作り出せない風合いのものです。
その素材の質についても、アンティークにしか見られない、
上質な植民地時代のマホガニーが使用されています
一番に目を奪われるのは細部にまで丁寧に彫られた、背あての透かし彫りです。とにかく「素晴らしい!」の一言です。どなたもその美しさに惹きつけられるのではないでしょうか?
艶のあるマホガニーの木肌には100年以上を経た今でも充分艶もあって、永く大事にされてきたことが良くわかります。
座面はお張り替え済みのまっさらな状態。
布面はベルギー製の高級輸入生地でクッションも総交換済み。
かなりお得な仕様となっております。
・・さてさて、次のオーナー様はどのような方で、どのような使い方をするのでしょうか?
ラウンジチェアとしてもホールチェアとしても、さまざまなシーンでご活用いただけると思います。
ぜひご検討を!よろしくお願いいたします。
(Sales/YM)
※こちらのチェアは2脚ペアで入荷いたしました。
※2脚中1脚はまだ張り終えておりませんので、お好みの生地もお選びいただけます。
※その場合生地代につきましては別途となります。
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | ヴィクトリアンナーシングチェア | |||
品番 |
HC0275
|
管理番号 | Lc1-4_0220 | |
販売価格(税込) | 40,000 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 465mm 奥行 570mm 高さ 805mm 座面高 400mm 座面奥行 440mm 座枠高 320mm サイズは幅465mm×奥行570mm×高さ805mm、座面高400mmです。 座面奥行440mm、座枠高320mmです。 | |||
送料ランク・重量 | ||||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 椅子/Chair > サロンチェア/ホールチェア |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1890年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1890年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | オーク | |||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
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