スーパークオリティ アーリーヴィクトリアン ローズウッド ダムウェイター アンティーク家具・照明の専門店｜デニム アンティーク ファニチャー
SL0048
イギリス
1850年代 スーパークオリティ アーリーヴィクトリアン ローズウッド ダムウェイター
| サイズ |
幅 1220mm 奥行 420mm 高さ 1210mm ※ 詳しいサイズは、こちら | |||
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ！当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス（英国）アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
貴重な19世紀アンティーク、”アーリー・ヴィクトリアン”の3段シェルフが入荷しました!
今から170年ほど前、イギリス1850年ごろに製作された、「家具の宝石」ローズウッド総無垢製フードラックです。
それもコレクションアイテムとして名高い、”ダム・ウェイター”と呼ばれる、希少な高級アンティークになります。
”ダム・ウェイターDumbwaiter(寡黙なウェイター)”は、18世紀ジョージアンの時代に流行した、
主に“トリポッド(三脚台)”タイプの2～3段棚式テーブルの俗称です。
ティータイムやホームパーティで、人間の給仕(ウエイター)の代わりに、
デザートやティーセットを乗せてサーブしてくれる、それが名前の由来ということです。
イギリスらしいウィットが感じられるエピソードですよね!
こちらのように、”バッフェbuffet ”のようなシェルフ式だったりするものも、
食事のサービング機能を持っているアイテムであれば、その用途からダム・ウエイターと呼んでいるということです。
ダム・ウエイターは、本国でもなかなか見つけにくくなった、貴重なアンティークアイテムの一つ。
デザインが良く、良質な素材のものは、小ぶりなテーブルタイプでも3,000ポンド以上の値が付くこともあります!
※現在1￡=約150円
現状こちらは移動をさせない据え置き型になっていますが、
もともとは脚裏にキャスターなどをつけることを想定しているようにも見えます。
それで移動式のサービング・ラックとして、ダム・ウエイターと呼ばれていたのかもしれませんね。
このように、ダム・ウエイターは、現代的に言えば業務用の家具にあたりますので、
家庭用に給仕などの使用人がいなくなってしまった現代では見かけることの少ない家具になってしまいました。
それゆえ、かなり探されているコレクターも多いコレクションアイテムとなっています。
しかも、こちらは稀代の銘木”ローズウッド”、それも総無垢製という超・貴重な品。
ただでさえコレクター垂涎のダム・ウエイターで、人気のローズウッド家具ともなれば、
普通に考えても、かなりの値の付く高級骨董でしょう。
デニムでも決してお安くはない値がついてはいますが、一般的な相場から考えれば、
この希少性&素材品質でこの価格は、かなりのお値打ち品といって良いと思います。
さらにヴィクトリアン初期、アーリーヴィクトリアン製。
そんなお品がこの値段?・・と疑われる向きもあるかもしれませんが、
こちらは正真正銘、英国家具が頂点を極めた、19世紀中盤の初期のヴィクトリアン家具です。
ぜひ、デニムをご信頼ください!
アーリーヴィクトリアン期の家具は、英国家具史上、ハンドメイド家具の品質が最も極められた時代。
そのひと時代前、「英国家具の黄金期」といわれたジョージアンの時代は、
最もイギリスの家具産業が発展した時代ではありましたが、その品質レベルがピークに達したのは
ヴィクトリアンの時代に入ってからでした。
こちらのような”ダム・ウェイター”など、様々な機能家具が考案されたのは主にジョージアンの時代でしたが、
そうした家具が熟成されていくには、実際には多少の時間が必要だったのです。
つまり、現在の「全世界の家具のルーツ」をジョージアンの時代とするならば、
「全世界の家具のマザーモデル」はアーリーヴィクトリアンの家具、ということになるでしょう。
その後、英国家具のデザイン、工法、そして生産技術は、ヨーロッパやアメリカに渡り、
時空を超えて全世界に伝播しました。
そしていまや、現代家具はそれぞれの国の風土に馴染みながらも、
ほぼ全世界共通のデザインに集約されています。
例えば、バイキングなどに使用される”バッフェbuffet ”と呼ばれるフードラック。
そうした家具も、ルーツをたどればこちらのダム・ウェイターに行き着くかもしれませんね。
身近な生活家具の多くが18世紀の英国家具にルーツを持ち、そのリアルタイムな時代に作られていた家具が、
今、実際目の前にある・・何だかちょっと感慨深いものがありますね。
話が横道にそれましたが、こちらはそんなアーリーヴィクトリアン期の家具。
ボウフロント(弓形の前面)に、どっしりとした裾広がりのターニングレッグを持つ、
スタンダードな真正ヴィクトリアン・フォルム。
3つの棚それぞれにはトレリス(格子)状の天飾りだけがシンプルに装飾され、
広いつややかな棚板面には、ローズウッド独特の「縞杢」が美しいナチュラルアートとして映えています。
更にこの3枚の天板のパテナ(色艶)は・・さすが、アンティークローズウッド、
木肌のきめが細やかで、「銘木」クラスだけにしか見ることのできない美しさです。
いや、これほど大きなローズウッドの無垢板など、
材木屋さんですら、そうそう見たことはない、と思いますけど・・。
さすがに2世紀近くを耐え抜いてきた実用的なテーブルラックですから、
耐久強度は当時そのまま、というわけにはいきませんが、まだまだあと100年は現役で健在でしょう。
間違いなく、後世に引き継いで行くべき「生活文化遺産」です。
デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
今から何と!!150年以上前の高級骨董、
とても珍しいアンティークコレクタブルズ、”ダムウェイター”というスタンド式フードラックです。
日本でいえば、江戸末期、つまり2世紀近くに迫るスーパーアンティークになります。
素材はなんと、木の宝石、”ローズウッド”。
それもまさかのローズウッド総無垢、ソリッド・ローズです!
ローズ独特の「縞杢」から見て、ブラジリアンローズではなく、インディアンローズ系かもしれませんが、
基本的には産地が違うだけの、同じ植物科目のローズウッド。
肌目が詰んでいて、狂いが少なく硬い、そして比重が高いローズだけあって、
これだけ華奢なつくりの割にほとんどそのフォルムに狂いの出ていないことが、お写真でお分かりになるでしょうか。
ただし、逆に言えば、重い!
これだけさっぱりとしたデザインだからと、一人で動かそうとすると、
意外なほどの重量にちょっと驚かれることと思います。
総無垢ゆえに当然といえば当然ですが、ローズ総無垢の家具なんて、プロの家具屋さんですら、
まず見たことはないはずなので、びっくりするのも当たり前。
ほぼ唯一無二、と言って良いでしょう、超・貴重なアンティークです。
さて、1世紀半という相当に古い棚家具ですが、入荷時よりとても良いコンディションでした。
構造面のコンディションとしましては、接合部の軽い緩み程度。
ほとんどそのフォルムは150年間、動いてはいないように思われました。
もちろん細部を見るとエッジの欠けや傷などがありましたが、日常的に使われてきた家具ならば致し方のない程度。
普通に修復できる程度のダメージでした。
塗装面に関しましては天板に少々輪染みが有りました。
せっかくのローズウッドの天板
美しく蘇らせたいところですよね。
できるだけ古い塗装面を剥ぐ、剥離作業を行うことといたしました。
その他、基本的なメンテナンスはしっかりと行っていく事にします。
ということで、まずは、構造のチェック。
前述した通り、構造面の接合緩みなどはほとんどありませんでしたが、
面接着の接ぎ合せ箇所などは、念のため増し締めをしておきました。
素材がいいからでしょう、華奢なフォルムの割に全体に剛性感が有ります。
天板下四隅の飾りパーツが少々ぐらついていましたので、そちらはきちんと固定しておきました。
全体の構造が固まりましたら、次は美観の回復です。
巨体をひっくり返し、内部の隅々までエアダスターで埃を吹き飛ばします。
その後、塗装の下準備も兼ねて、表層の汚れをサンディングで削り落します。
この時、微細な傷は均しておきます。
上段の棚板については旧塗膜をしっかり取り除き、ロースウッドの木肌が出るまで磨き込みました。
経年で、変色してしまった塗膜が除去され、素材本来の美しさが顕わになりました。
サンディングの粉やもろもろの汚れは水拭きし、
「CR0291 HOWARD クリーナフィニッシュ 16oz(473ml)」を使用しクリーニング。
内部の隅々まで手を入れ掃除します。
積年の汚れも落ち、さっぱりときれいになりました。
掃除をしながら各所、細かくチェックしていくと、少し大きめの欠損箇所を確認。
修復し、形状を整えます。
材料はさすがにローズウッドはストックがないので、オーク系の古材を使用して埋木処理。
塗装で色合わせをすることといたします。
次は最終の塗装工程。
イギリスから輸入しております、オイルステインにて全体の色を調整を行います。
カラーは素材に合わせ、華やかな赤みの強いローズウッドカラー。
フィニッシュは天然素材由来のシェラックニスで隅々まで塗装しました。
時代感を損なわないように慎重に行ってあります。
木肌が出るまで磨き込んだ甲斐が有って、木目がみずみずしく引き立ってります。
なお、これはあくまで推測ですが、デザインから見て、脚裏には、
もともとキャスターがあっても良さそうなデザインに思われました。
ただ背面は壁に沿わせることができるような据え置き型のフォルムですので、
当方の勘違いかもしれませんが、”ダム・ウェイター”というと、
どうしても移動式の家具のイメージがありますので、ちょっと気になりました。
もちろん、ご希望が有ればキャスターお取り付け対応も致しますので、
必要な場合にはお求め時にその旨お申し付け下さい。
お選びいただくキャスターにもよりますが、一般に、キャスター取りつけで4～5㎝程高さが出ます。
※工費は頂きません。
キャスターの実費のみ、ご負担下さい。
重い家具なので、キャスターをつけると、移動は楽になりますが、その反面、
背が高くなるので、動かし方によっては転倒させてしまうリスクも生じます。
ご利用用途を考慮したうえでご検討いただけますようお願いいたします。
以上、これほどの貴重な家具ですので、隅々まで手を尽くしました。
お届け前には塗装の完全乾燥を待って、
英国から輸入しております天然蜜蝋ワックスでさらに磨きをかけます。
めったに見ることのできない、美術工芸品のような家具かと思います。
担当職人から自信を持ってお奨めさせていただきます。
(Restorer/YM)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
素敵な最高級アンティーク・バッフェが入荷しました!
宮廷家具クラスのローズウッド製ダム・ウェイターです。
それも“アーリー・ヴィクトリアン”のイギリスで製作された、
本物&リアルタイムなコレクティングファニチャー(収集目的の家具)になります。
「木の宝石」とも呼ばれる、稀代の銘木“ローズウッド”。
赤みの華やかな色つやは、率直にため息ものの美しさです。
確かに価格は高価になりますが、その永遠に失われることの無い価値は、
これから未来永劫、二度と作ることのできないゆえの価値でもあります。
従いまして、決して高価すぎるものではないと思っております。
骨董ファンの方でしたら、きっとその価値を認めていただけるものと思っております。
状態も、ご覧のようにアンティークとしてはきちんと手入れをされ、
大切に扱われてきたことが伺われるもので、
また当店でも手を入れさせていただいておりますので、グッドコンディションとなっております。
1世紀半以上経過する古い家具ですが、今でも実用性はしっかりとキープしています。
当時ものとして、ご飲食店様のフードラックにご利用いただいたり、ご家庭の飾り棚にご利用いただいたりと、
様々なシーンでお役立ていただけることと思います。
間違いなく次代に引き継ぐべき、19世紀貴族階級の生活文化遺産です。
アンティーク上級者の方の、一生をともにするパートナーとして
ぜひご検討ください!
(Sales/TJ)
★EXTRA PHOTO
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スペック表
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
| 商品基本情報 | ||||
| 品名 | スーパークオリティ アーリーヴィクトリアン ローズウッド ダムウェイター | |||
| 品番 |
SL0048
|
管理番号 | Lc28-19_0805 | |
| 販売価格（税込） | 237,600 円 | 在庫数 | 0 | |
| サイズ |
幅 1220mm 奥行 420mm 高さ 1210mm ※棚の有効域は、1段目幅1195ｍｍ×奥行390ｍｍ×高さ1125ｍｍ・2段目幅1090ｍｍ×奥行375ｍｍ×高さ635ｍｍ・3段目幅1085ｍｍ×奥行390ｍｍ×高さ145ｍｍです。 ※最大部分でお測りしています。 | |||
| 送料ランク・重量 |
Dランク 送料目安：10,945円～19,525円
（沖縄 29,095円）
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
| 商品分類 | クラス | |||
| デザイン | ||||
| ユース | ||||
| ランク | ||||
| カテゴリ | 家具/Furniture ＞ シェルフ/ラック | |||
| 商品プロフィール | ||||
| 原産国 | イギリス | 年代 | 1850年代 | |
| メーカー | デザイナー | |||
| 主要素材 | ||||
| 主要素材の材質 | ||||
| 主要素材の等級 | ||||
| 商品の無垢率 | ||||
| カラー | ||||
| 塗装・仕上げ | ステイン・ニス・ワックス仕上げ | |||
| その他素材 | ||||
| その他の素材のカラー | ||||
| メンテナンス状況 | ||||
| コンディション | 傷の程度 | |||
| 目立つ傷 | ||||
| 交換・改造 | ||||
| 実用性 | ||||
| 商品プロフィール | ||||
| 原産国 | イギリス | 年代 | 1850年代 | |
| メーカー | デザイナー | |||
| 主要素材 | エルム | |||
| 主要素材の材質 | 無垢材 | |||
| 主要素材の等級 | １級 | |||
| 商品の無垢率 | 90％以上 | |||
| カラー | ダーク系 | |||
| 塗装・仕上げ | ||||
| その他素材 | 金属 | |||
| その他の素材のカラー | 黒系 | |||
| メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
| コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
| 目立つ傷 | 年代なり | |||
| 交換・改造 | なし | |||
| 実用性 | あり | |||
| 商品評価 | ||
| デニムの総合評価 | ||
| 商品評価 | ||
| デニムの総合評価 | Ａ | |
ご購入・お問い合わせ・入荷予約
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商品数：0点
合 計：0円
