OC0013 チェコ 1900年代 ベントウッド オフィスチェア
サイズ |
幅 610mm 奥行 500mm 高さ 855mm 座面奥行 420mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
貴重なアンティークが入荷いたしました!
1900年頃、旧チェコスロヴァキアで生産され、英国で長く使われていたベントウッド(曲げ木)の回転椅子です。
なかなか探しても見つからないアンティークです。
とってもレアなアイテムです。
肘掛つきの回転椅子自体は1873年のポスターカタログにすでに掲載されている商品ですが
こちらのモデルはその旧モデルからの進化系に当たるモデルになります。
下半身は古くからの形状をそのまま踏襲しているようですが、
上部は当時のベントウッドアームチェアのデザインを流用しています。
現在でもつくり続けられているベントウッドオフィスチェアのオリジナルモデルですね。
20世紀に入り、産業の発展に伴ってオフィスチェアとしての注文が増えたため、
トーネットのラインアップに回転椅子が定番化し、同時にこの商品のような事務用途のデスクチェアが登場したようです。
ただアンティークとしては、その苛酷な用途と、回転部分の経年劣化のため、
現存していることは少ないようです。
このように状態の良い個体は、しばらくは見つからないでしょうね・・。
う~ん、と購入思案中の筆者でした・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
1900年ごろに製作されたジェニンアンティーク(真の骨董)です。
素材はビーチ材です。
年代にしてはまずまずのグッドで入荷いたしました。
最も重要なポイント、スチールの回転軸もパーフェクトでした。
唯一、4本のストレッチャーの1本に亀裂が入っておりまして、少しぐらつきが出ておりましたが、
ダボと業務用の強力接着剤で硬化させ締め直しをしましたところ、
ぐらつきは完全に解消され、現代家具並みの剛性感が回復いたしました。
あとは基本的なメンテナンスをしっかりと行いました。
接合部分のジョイント強化など構造的な部分の補強を行い、全体を丁寧にクリーニングしました。
また、オイルステインでさっと磨いて極く小さな傷のメンテナンスも行い、部分的に塗装が痛んでいる箇所はシュラックニスで塗装の補修を行いました。
座面やアーム、笠木などの特に塗装の痛みが出やすい所には、
部分的にシュラックニスを塗布して塗装の再生を行った部分もございます。
塗装はピアノポリッシュの技術に準じたタンポ塗装によって塗装し、艶出しも兼ねて丁寧に塗装を施しました。
木ねじによるジョイント部分はねじの締めなおしも行いました。しっかりとしたお品で日常使用にも充分な強度を持っていると思います。
がたつきやぐらつきはありません。
最後に天然蜜蝋ワックスで磨き上げ仕上げました。
全体的に非常にグッドです。
自信をもってお勧めできるお品です。
(Restorer/MS)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
19世紀末、目覚しく発展を続けていたトーネット社は、曲げ木でできるものは何でもござれ、とばかり照明器具から揺りかご、車椅子、マガジンラック等、椅子に限らず、考えつくありとあらゆるアイデアを商品化してきます。
このデスクチェアもその中のひとつですが、この椅子が発売された当時、1900年ごろには定番商品と注文家具をあわせ、その商品バリエーションは5,000種類に上ったそうです。
その頃、トーネットが主催した曲げ木家具のデザインコンペも、トーネットの商品バリエーション以外のアイデアはでなかったということですから、恐るべし、ですよね。
それにしても、とにかくトーネット社が優れていたのは、パーツの組み換えだけで無数のバリエーションをつくっていったことだと思います。
つまり、パーツさえ共通であれば、多品種にもかかわらず、小ロットから大量生産まで自在に対応が出来るという事ですからね。すばらしい・・。
この回転椅子にしても、新規に作っているパーツはほとんどないのではないでしょうか。
上半身はほぼアームチェアとパーツを共用しているようですし、下半身はコートハンガーやスツール等の家具のパーツを流用しているように見えます。
とはいえ、共用パーツだけでこれだけの美しいスタイリングをもつデスクチェアにまとめ上げてしまうのですから、さすが百戦錬磨のトーネット社、おみそれしてしまいますね。
100年経っても全く色あせることのない、
それどころか、ますます評価の高まっていきそうな、すばらしい“ウィーン”フォルムです。
きっと何年、いや何十年後かには、ご満足いただける評価を受けるべき、まさに「無銘の名作椅子!」だと思います。
ぜひ次代へと引き継いでいっていただきたい、20世紀の文化遺産です。
ご家庭用のパソコンチェアも単なる事務的な椅子ではなく、
アンティーク家具とも相性の良い、こんなベントウッドPCチェアも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
どうぞご検討を!
(Sales/YM)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | ベントウッド オフィスチェア | |||
品番 |
OC0013
|
管理番号 | Lot09-7_1017 | |
販売価格(税込) | 68,000 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 610mm 奥行 500mm 高さ 855mm 座面奥行 420mm サイズは幅610mm×奥行500mm×高さ855mm、 座面高は最小値で475mm(肘掛までの高さは最小値755mm)、座面奥行420mmです。 | |||
送料ランク・重量 | ||||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ |
椅子/Chair
> オフィスチェア/デスクチェア
無銘の椅子コレクション/Premium Chair Collection > ベントウッド/トーネット |
商品プロフィール | ||||
原産国 | チェコ | 年代 | 1900年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | チェコ | 年代 | 1900年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | オーク | |||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
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