GF0004 イギリス 1910年代 コロンビア テーブルグラモフォン Columbia Grafonola Model 117
サイズ |
幅 460mm 奥行 485mm 高さ 325mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
パーフェクト・コンディションのグラモフォン(蓄音器)が入荷しました!
1910年ごろに製作された英コロムビア社正規品のグラモフォン、正確にはグラフォノラGrafonolaです。
※こちらのグラモフォンのレコード再生が視聴できます。
下記サイズコメント欄をご覧ください。
いやはや、驚きました・・。
これ程のレアアイテムを入手できるとは。
まずはその躯体!
ソリッドオークの堅牢かつオリエンタルな造形は、古艶(パテナ)のダークオークも美しく、
ほぼ当時の容姿を今に伝えています。
家具がまだ「使い捨て」の時代を迎える前の、良質な家具と同様のボディ構造ですから、
私たちデニムの家具再生技術で完璧に蘇らせることができました!
次に、そのプレミアム性!
一般的に蓄音器は、イギリスアンティークとして、”グラモフォン”と呼ばれていますが、
正確に言うとそれは、英コロムビア社製の蓄音器の製品名。
商品名には”グラフォノラGrafonola”と名付けられています。
ところでちょっと話は変わりますが、12月6日は「音の日」だったって知っていました?
そう、かの発明王“トーマス・エジソン”が蓄音器を発明した日、ということだそうです。
でも、エジソンの発明したレコードは、ほどなく姿を消すことになる「円筒式」というレコードで、
私たちが一般に知っている「円盤式」のレコード再生システムを開発したのは
“エミール・ベルリナー”というドイツ系アメリカ人だったこと、以前にもご紹介しましたね。
彼はエジソンと「円盤型 VS 円筒型」の普及競争に勝利し、1895年、アメリカに
“ベルリーナ・グラモフォン”という蓄音器の製造・販売会社を設立します。
そして“ベルリーナ・グラモフォン”社は1901年、”ビクタートーキングマシン”社と名を変え、
さらに発展していきます。
一方、この米グラモフォン社は、1897年に英グラモフォン社を設立します。
しかし英グラモフォン社は短命で、1931年には英コロムビア社と合併をしています。
ちなみにその会社は・・現在の英EMI社です。
さて、ということはつまり、この英コロムビア社製蓄音器には”グラモフォン”の名前が使われていないことから、
1931年のEMI社設立以前に製作されたものであることがわかりますね。
なぜなら合併した後なら、「蓄音器」の代名詞、“グラモフォン”を使っているはずですからね。
英国ディーラー情報通り、製品の完成度から見ても1920年前後につくられたものなのでしょう。
素性のはっきりとした骨董品です。
機械については、どの程度のレベルのコンディションなのかは専門ではありませんので
骨董品レベルでしか表現できませんが、使用状況はとても良好だと思います。
すべての機能は完ぺきに稼働しています。
ゼンマイの巻き上げ具合、稼働時間、音量、全てが当時に近い状態を維持していると思います。
音については、本来の音がわからないので私感ですが、
デニムの耳にはとても良い音に聞こえます。
どこかで聞いたような(遊園地で聞いたような?)懐かしい音です。
もちろん、詳しい専門家の方にチェックされれば、マイナスポイントはあるかもしれませんが、
聞く人の「耳」、そして「心」をわしづかみにして離さない、”サウンド”です。
些細な欠点など、全く気になりません。(と思います。)
ぜひそのサウンド、聞いてください・・。
※こちらのキャビネットグラモフォンはケースに入ったレコード盤が33枚付属しています。
中には、使用に向かないものもあるかもしれませんが、全てお付けいたします。
(Buyer/AY)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
ソリッド・オークが素晴らしい、アールデコデザインの蓄音器です。
入荷時より、全く問題なく使用可能な状態でした。
蓄音器はラッパを本体に収納したホーンレスタイプです。
音は扉の開放具合で音量調整できるようになっています。
初期の蓄音器よりも進んだモデルと思われます。
外装は全体的に家具職人が製作するレベルの本格的なもので、
オークの無垢材が、内・外部共に使用されていてその意匠の美しさを際立たせています。
入荷時のコンディションについては、驚くほど、良い状態を保っていました。
内部機構はサウンドボックス・ターンテーブル・スピードレギュレーター、
内部のゼンマイ動力etc.. 全く問題ありません。
全てまだまだ現役でした!
商品の性格上、「実用状態」というと語弊があるように思いますが、
アンティーク品という前提で申し上げれば、不具合のない完動品、と申しあげられると思います。
尚、専用のレコード針はデッドストックと思われる品が付属しておりました。
ただ見た目では、それが未使用品なのか、使用済み品なのか、外観上では区別ができません。
通常、数回使用すると針を交換するものだそうで、何度も再利用された針は雑音が多くなります。
恐縮ですが、雑音の多いものが使用済み品と思われますので、付属の針を使いまわしてみてご確認ください。
見た目で使用品とわかる針ですと、レコード盤を傷める可能性もありますので、
そのような針はご利用されないようお願いいたします。
現代でも蓄音器用の新品針を販売しているお店はあるそうですし、
また、少し研いで再利用する事も可能(?)だそうですので、
楽しみながらいろいろと研究なさってみてはいかがでしょうか。
一方、ケースの外装面でも塗装面の経年劣化が目立おりましたので、
普通の家具同様、リフレッシュ塗装をする必要がありました。
パーツは一旦ばらした上で、それぞれ作業に取りかかります。
長く良い状態を保っていただけるよう、塗装については、
気になる箇所を内外ともにサンディングで下地を整え、
オイルステインで色調整をしました。
仕上げには天然樹脂塗料のシェラックニスでを使用し、全面的にリフレッシュ塗装をしています。
もちろん退色を補ったり、小キズやクラックなどのタッチアップ補修なども、あわせて行っています。
内部はクリーニングをメインに行ないました。
強力パワーのダスターガンを使い、埃を追い出し、クリーンアップしています。
ひとつひとつパーツをチェックしつつ、磨きこんでいます。
表側の機械部はニッケルメッキでしょうか、艶のくすみはありますが、さびなどはなくきれいな状態です。
天板の開閉を司るヒンジやラッチ金具もニッケルメッキのようですが、
ラッチ金具はとても複雑な構造でよくできています。
開けるときも閉じるときも、天板を目いっぱい開くことで、OPEN→CLOSEを繰り返す仕組みとなっています。
使い勝手はとても良いと思います。
尚、レコードを乗せるターンテーブルには、ビロードのような生地が張ってありましたが、
劣化していて使用に向かないと判断いたしましたので、茶のフェルトに新しくお張り替えしました。
それから、右側下の回転速度調整ダイヤルの下に何か所か穴が開いており、
パテ埋めして塗装することも考えましたが、
あまり見た目によくないため、真鍮製のプレートを取り付けることにしました。
あまり違和感なく、アクセントになったのでは・・と思います。
さて、演奏の使用方法についてですが、まず、本体の天蓋を開け、ターンテーブルにレコードをセットしたら、
外側右手のハンドルを時計回りに5回ほどゆっくり回します。
そうするとディスクを回す動力源のゼンマイが巻きあがります。
次に、ターンテーブル向かって左手前のブレーキレバーを手前に移動するとターンテーブルが回転をはじめますので、
レコードの一番外周の溝の上にそっと「針」をのせます。
※下記「動画」ご参照。
針はレコード盤の向かって右側に乗せるようにしてください。
左側に乗せると音が悪くなります。
停止はブレーキレバーを奥に移動すると回転盤にブレーキがかかり、回転が止まります。
またゼンマイが伸びきっても停止します。
演奏を止める際は、先にサウンドボックスの「針」(アーム)を上げた方が良いでしょう。
その他、ターンテーブル右手前側のゲージは回転速度調整ゲージとなっています。
これは、右へ動かしていくと曲が早くなり、逆方向で遅くなるような仕組みです。
音源のオリジナル演奏が正直なところよくわからないので、耳を頼りに回転を早めたり、遅めたりして、
ちょうどよいと思われる位置にセットしてください。
さらにこちらは、レコード33枚が入ったレコードボックスも付属しておりました。
ボックスにつきましては、黒の革張りがしてありますが、ところどころ破れなどがあり、
できる限り接着して、アンティークらしさを失わないよう、気になる箇所だけ塗装しました。
その後、ミンクオイルで磨いております。
取っ手部分には鍵も付属していますが、現状はロックアンロックはきいていません。
出荷時に調整してみますが、回復できないかもしれませんので、
この点についてはご了承いただければと思います。
レコードは、少し亀裂が入ってしまっているものもあり、
視聴に向かないものもあるかもしれませんが、全ておつけします。
また、デニムサイトでもレコード盤を販売しておりますので、
ご覧になってください。
このキャビネット蓄音器で奏でるアナログ音楽はとても懐かしいレトロな音質で、気持を豊かにしてくれます。
実際、レコードなどのアナログ音楽には、CD、DVD等のデジタル技術では、
表現できない音域が再生可能といわれていますが、
そんな科学的な根拠に加えて、スピーカーの原点ともいえるオルゴールのようなストレートなサウンドが、
きっと私たちを心地良くさせてくれるのだと思います。
コレクターの方ばかりで無く、初心者の方にも簡単に楽しくご使用出来ます。
自信を持ってお勧めできる素晴らしいお品です。
(Restorer/AY)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
今から100年前に製作されたオーク製外装の蓄音器グラモフォンです。
骨董品ですが、単に曲を聴くだけでしたら、全く知識のない初心者の方でも、
すぐに簡単にご利用いただくことができます。
とてもシンプルな構成です。
ハンドルを回すだけでレコードを聴く事が出来ます。
レトロな音には、何だかほっこりします・・。
どこかで聞きかじった話ですが、現代のデジタル音では、どうしても発音できない音域の周波数があるとのこと。
それが、アナログのレコードプレーヤーならその音を表現できるそうなのです!
(本当に聞きかじりの話ですが・・。)
今でもレコードマニアの方がいらっしゃるのは、そういう音域に魅かれているのかもしれませんね・・。
もちろん!
ディスプレイやインテリアのアクセントとしてもおすすめのアイテムです。
こちらのグラモフォンでお聴きいただけるSPレコードも、多数揃えております。
ぜひこの機会ににご検討ください!
(Sales/TJ)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | コロンビア テーブルグラモフォン Columbia Grafonola Model 117 | |||
品番 |
GF0004
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管理番号 | Lc29-5_1111 | |
販売価格(税込) | 118,800 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 460mm 奥行 485mm 高さ 325mm ※レコードボックスサイズは、幅380mm×奥行き115mm×高さ65cmです。 ↓どうぞ、ご視聴ください! | |||
送料ランク・重量 |
Aランク 送料目安:3,190円~4,290円
(沖縄 5,720円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 装飾品/Decor > 蓄音器 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1910年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ステイン・ニス・ワックス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1910年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | マホガニー | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | 1級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ダーク系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | 金属 | |||
その他の素材のカラー | 素材色 | |||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 少ない | |||
交換・改造 | 少ない | |||
実用性 | 年代なり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | A |
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