OT0395
フランス
1880年代 フレンチスタイル マホガニーベッドルームレディースバレット / スクリーンオブチムニー
サイズ |
幅 385mm 奥行 300mm 高さ 935mm 収納部内寸・幅 310mm 収納部内寸・奥行 90mm 収納部内寸・高さ 35mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
素敵なアンティークがフランスより届きました。
小物入れつきのマホガニー製自立式ハンガースタンド/バレットです。
・・フランス18世紀、ルイ16世Louis XVIスタイルの流れを組むシルエットライン。
女性的な優しい線の細さは、あたかも、フランス王ルイ16世の王妃、
マリーアントワネットが好んだベッドルームファニチャーをトレースしたかのようです。
こちらはもともと、ちょっとしたジャケット&ハットハンガーとしても使える、
ファイヤースクリーンとして作られた、機能性(兼用)家具だったようです。
そのため、ワインレッドの花柄生地が張られているスクリーン部は、抜き差しができるようになっていて、
スクリーンを抜けば、中央部の小物入れトレイを使ってタオルなどの平らなものも掛けられるようになっています。
スクリーンのトップは、つまみ兼フック状になっていて、帽子などもひっかけていただけると思います。
さらに、デニムで少し細工をさせていただいて、スクリーンも伸縮ハンガーとして使えるよう、
伸ばした位置でもショートコートなどがかけられるように、構造変更させていただきました。
すでに150年近く経過している古い家具ですが、良質なアンティークマホガニーのおかげで、
端正なプロポーションは、19世紀当時のまま。
代々長く大切に受け継がれてきたのでしょう、アンティークならではの、素材感、風合いが確かに感じられます。
些細といえば、些細なアイテムですが、
後世に残しておきたいな、と思わせてくれる、逸品。
ぜひ、ベッドルームの隅に置いておいてあげてください・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
フランス19世紀のベッドルームバレットです。
ファイヤースクリーン兼ハンガースタンド、という当時の兼用家具になります。
素材はマホガニー無垢材。
美しい色合いの出てきている良材のマホガニー材が使用されています。
長く大切に使われてきたのでしょう、入荷時、前オーナーによると思われるいろいろな補修作業が施されていて、
とても好感の持てるコンディションで送られてまいりました。
おそらく、前オーナー様は女性だったのでは?
生地の色選びや、端をきっちり縫い込んで張り上げている生地張りなど、
いかにも女性を感じさせる優しい補修状態でした。
大好きだったおばあさんの時代から受け継がれてきた大切な家具だから、と
楽しんで補修している姿が目に浮かんでくるようです。
しかし、デニムがお客様へお届けするレベルの状態としては・・、
残念ながらすべてが中途半端な修理状態で、構造面から塗装まで、一から見直す必要がありました。
自分だけが使う家具だから自分が適当と思う範囲の修理で良い、ということなのでしょう、
個人的には良くても他人様にご奉仕するための家具となるとそうはいかない。
基本メンテナンスをしっかりと行うことといたします。
まずはフレーム構造の強化から。
もともと接合部は、すべてがゆるゆるの状態。
つくりが良いのか、きちんと自立は保っていましたが、立っているだけで精一杯という状態でした。
しかし出来の良い家具で、かつ破損などは一切ありませんでしたので、
きっちりと接着剤を使用して、接合部は全面的に締め直しいたしました。
現状、ガタつき、ぐらつきは完全に解消されています。
よほど重量のあるレザーブルゾンなどを除けば、
普通にハンガーとしてお使いいただける程度の強度は再生されました。
そして、トップの笠木は、裏側が新しく作られた笠木に差し替えられていましたが、
おそらく前オーナー様の日曜大工仕事と思われ、パイン材が使用され、荒削りの状態のまま、
とりあえず似た形状で作られたパーツをはめ込んであるだけでした。
これは外して、硬めの古材で作り変えてしまう方が良いかなとも思われましたが、
何だか、このバレットへの愛情がこういう慣れない仕事でもすることになったんだろうな・・って考えたら、
この修理仕事を引き継いで仕上げてあげた方が、この家具にとっては良いのではないかと思われました。
荒削りだった再生パーツをサンディングして表面を磨き上げ、カタチを整形致しました。
白木の使用ですが、マホガニーカラーに色合わせすれば、きちんとなじむことと思います。
次に、スクリーンの補修。
スクリーンにも、前オーナー様の愛情補修がされていた状態。
素敵な生地でとてもセンスが良いセレクトだと思いました。
端もしっかりと縫い込んであって、なんとなく男性ではできない緻密さを感じました。
やや生地には使用感はあり、すこし汚れなども付着していましたが、現状張替えの必要は全く感じませんでした。
ただやはり日曜大工仕事なのか、生地を張ってあるボード板に反り止めがされてないようで、
大きくボードが反っていて、抜き差しするのに支障が出ていました。
何らかの反り止めが必要でした。
また、ボードのトップの飾り彫りの部分と生地張りされた部分との境目の処理が、
おおざっぱに釘止めされているだけで、見た目にちょっと難がありました。
ということで、まず前述の反り止めの製作です。
マホガニーに似た木肌の現代ラワン材を使用し、コノ字型の挟み込みレールを作成しました。
現代の完全な直線の出してある材料を使用していますので、この反り止めをスクリーン下部に差し込むだけで、
大きく沿っているスクリーン面を、平らに矯正することができました。
※下記エクストラフォトご参照。
こちらも後で色合わせ塗装をして、フレームになじませることといたします。
尚、この反り止めはあくまで応急の補強材ですので、将来、スクリーンのボードの反りがなくなれば
不要なパーツとなります。
その場合には処分していただいても結構です。
次に、生地と木地との境目の見た目処理、これが難しい問題でした。
隙間が出ているので生地を伸ばしたいものの、織り込んで折り目のついた生地なので、そういうわけにはいかない。
とすれば、ブレードなどの淵飾りで隠すしかありませんが、
ブレードが厚いとその厚みでスクリーンが引っかかってしまうかもしれません。
案の定、ブレードを張ってみるとスクリーンの抜き差しがちょっときつくなってしまいました・・。
が、いろいろなブレードを合わせてみて、一番薄いものを選んでみたところ、とりあえずまあ、
慣れれば支障はないかな、と思える程度の薄さのブレードが見つかりました。
他にもっと薄いブレードがあればお届け前に交換させていただくかもしれませんが、
現状はこれで何卒ご了承を・・。
いずれ、生地自体をお張替えすれば、ブレードは不要になりますので。
ちなみに、このスクリーンはファイヤースクリーンとして、「火の粉除け」のためにあるもののようですが、
現代日本で、あまり暖炉のある家庭なんてありませんよね。
なので、このスクリーンを使って、伸縮式のハンガーとしてお使いいただけるよう、
つまりスクリーンを伸ばした位置でキープしておけるよう、ちょっとした細工をさせていただきました。
スライドレール内部に、本棚などのステンレス製棚受けダボをつけられるように、
さりげなく(見えにくいように)ダボ穴をあけておきました。
下部に設置したダボを抜いて、レール内のダボ穴に差し込んでいただければ、その位置でスクリーンが固定されます。
(お好みの位置にダボ穴をあければその位置で固定できます)
ダボ穴はダボにぴったり合わせていますのでちょっときつめ、なじむまではペンチなどを使ってつまみ出してください。
いろいろご不便が合って申し訳ございません。
さて、以上で構造的なコンディションは完全再生されました。
次は外観のリフレッシュに移ります。
小さな傷などは多少ございましたが常識的な範囲内のもので価値を損なうレベルではありませんでした。
ちょっと気になった箇所は、部分的にサンディングし、キズなどはパテ埋めなどで仕上げました。
そして、全体をクリーニングしたのち、マホガニーの赤みを引き出すレッドマホガニーカラー、
英国直輸入のオイルステインで色味を整えました。
もちろん単にきれいにするのではなく、時代感は失わないように配慮しております。
仕上げは天然素材由来のシェラックニスを数回重ね塗りして艶出しいたしました。
以上、大変好感の持てるアンティークでしたので、隅々まで手を尽くしました。
多少、前述のとおり不備もございますが、すべて積み重ねられた愛情所以のものとして、
暖かくご容赦いただければ幸いです。
その他、ご留意いただくような箇所はありません。
お届けの際には塗装の完全乾燥を待って天然蜜蝋ワックスで磨き上げいたします。
全体的に充分お薦めに値するコンディションです。
担当職人から自信を持ってお奨めさせていただきます。
(Restorer/YM)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
とっても素敵な、マホガニー製のハンガー台です。
こちらは若干小ぶりなサイズで、
マホガニーレッドに、アンティークレッドのサテンファブリックが華やかですね。
女性にぴったりな雰囲気です。
実際にジャケットやコートをかけていただくのはもちろん、
玄関先やリビング、ベッドルームにもぴったりです。
「使わなくても絵になる」ハンガースタンドです。
お早めにご検討ください!!
(Sales/TJ)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | フレンチスタイル マホガニーベッドルームレディースバレット / スクリーンオブチムニー | |||
品番 |
OT0395
|
管理番号 | Lot18-1_0101 | |
販売価格(税込) | 38,880 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 385mm 奥行 300mm 高さ 935mm 収納部内寸・幅 310mm 収納部内寸・奥行 90mm 収納部内寸・高さ 35mm ※スライドさせた最大時の高さは1130mmです。 | |||
送料ランク・重量 |
Bランク 送料目安:4,400円~7,040円
(沖縄 10,010円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 家具/Furniture > その他の家具 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | フランス | 年代 | 1880年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ステイン・ニス・ワックス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | フランス | 年代 | 1880年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ウォルナット | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | 1級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ダーク系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | 布 | |||
その他の素材のカラー | 赤系 | |||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 年代なり | |||
交換・改造 | あり | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | A |
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