AC0409 イギリス 1790年代 スーパークオリティ ジョージアン ダブルフープバック ウィンザーアームチェア
サイズ | 幅 590mm 奥行 620mm 高さ 1080mm 座面高 430mm 肘掛高 675mm 座面奥行 345mm |
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Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
今から約230年前の18世紀末!英国家具の黄金期!!
イギリス・ジョージアンのど真ん中で製作された、オールドウィンザースタイルのアームチェアです。
・・信じられません。
2世紀を経過した椅子です。
日本でいえば「明治維新」よりもさらに1世紀近くさかのぼった時代につくられたものです。
それでいて、このコンディション。
ツヤツヤ、ピカピカ。
「奇跡」としか言いようのないミラクル・コンディションです。
永年大切に使われて、使われて・・人の手でツルツル、トロトロな木肌に経年変化しております。
そして決して人工的には再現ができない、200年以上のアンティークだけが持つ、独特の硬質な質感、
さらに、この色、艶・・そして摩擦で丸まってしまったカドというカド、
しかしながら人の体重を長年支え続けながらも、ほとんど歪みを見せない、屈強な躯体・・。
いや・・人の体の線に合わされて、微妙に左右非対称になっていますね。
でも、230年という歳月を考えれば、ほとんど誤差程度でしょう。
ホント、最高ですね!
これぞ“ザ・アンティーク”!ってカンジです。(笑)
アンティークワックスでまめに磨きこんで見てください。
「べっこうあめ」のような艶がいつまでも続くことと思います!
この椅子は、イングランド北部のファームハウス(民家)から放出されたお品で、
実際に永い間、生活で使用されていたものです。
デザインは人気の高い「二段」タイプのダブルボウバック・ウィンザースタイルですが、
英国現地でも、19世紀のお品で、このハイバックタイプのウィンザーチェアって、
とっても人気があって高価なんですよね・・。
※イギリスアンティークの相場で、最も権威のある“ミラーMiller”社のプライスリストによると、
要レストアもので現地価格400ポンド、状態の良いものだと1,000ポンド以上で取引されているようです。
(現在、1ポンド=約155円です)
「こんな古い椅子がこんな値段!?」・・って、馴染みのない方なら絶句してしまうようなチェアですが、
分かる人が見れば、見るべきところが多い、すばらしいチェアですよ。
とっても硬いオーク材を大きくフープバックさせる製作技術、
そして、杢目をデザインとして木取りしたエルム1枚板の無垢板座面のホロウ(くぼみ状)シート・・。
ぜひ次代へ引き継いでいただきたい、“コレクタブル・アンティーク(収集目的の骨董品)”です。
デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
長年使用していた年季は感じますが、それが全て良い「味」に変化している
スーパーエクセレントコンディションです。
歴代のオーナーが、まめにお手入れされていたようです。
さまざまな種類のあるウィンザーチェアの中で、こちらは背の高いダブルボウバックデザイン。
もちろん230年前当時ハンドメイドで製作され、また製作上、最も手間のかかるデザインになりますが、
構造的に大きな破損も無く、使われ方もとても丁寧に愛用されてきたものと思われます。
もちろん長年使用されてきたアンティークですので、例えば入荷時、
各部の接合部が外れてたりしていましたが、接着がはがれていただけで、
ダメージというわけではありませんでした。
そもそも、全てが「直して使い続ける」ことを想定してつくられているため、
このようにパーツが外れてしまうことで逆に他に影響が出ず、二次被害が起こらないような構造になっていて、
いつまでも当時のままの姿が保たれ続けている、というわけですね。
よく考えられた構造です。
素材については、アームや背もたれ部分は、イングランドオークを使用した無垢のベントウッド(曲げ木)製です。
ビーチ材や合板が主流の今ではなかなか見る事がありませんね。
座面の素材は無垢のニレ材一枚板で、素材も変化の少ない良いものを使っています。
ヨーロッパ産独特の杢目をもつ、東洋産のニレとはちょっと違う質感の一枚板の座面で
こちらも接ぎあわせの多い現代品とは根本的に質が違います。
すべてが良質でとても優良なアンティークと思います。
さて、具体的なメンテナンスですが、入荷時、アームや脚の接合部に関して、
多少のグラつきがありましたので締め直しを行いました。
現在、ガタつき、グラつきはありません。
とてもしっかりとしていて安心感があります。
唯一、ちょっと気になったのは座面の木割れ。
無垢の天然木ですから、経年で収縮し、木割れが起きるのは致し方のないこと。
ただ、この場合は木割れの入っている場所が悪くて、上下にずれが生じてきていました。
このずれはほっておくとどんどん悪化しそうな場所にあったので、早急に歯止めをかけておく必要があります。
まず強力なクランプでずれを矯正し、現代の業務用強力接着剤で圧着。
さらに再び外れないように、契りやビスケットとも呼ばれる平たい木ダボを叩き込んでおきました。
これでよほどのことでもない限り、再び割れるようなことはないでしょう。
※仕上がりは下記エキストラフォトご参照。
さて、構造的には以上のように何も問題はなかったのですが、
塗装面に関しては、かなり劣悪ともいえる状態でした。
いや、正確に申し上げますと、この手のジョージアンのカントリーチェアは通常、塗装は一切されていません。
ダークに黒光りしていウィンザーチェアをよく見かけることがありますが、あれは実はほとんどが「すす汚れ」。
すすや手あかで汚れた上に、蜜蝋などのワックスをひたすらかけ続けていくと、あのように黒っぽく艶が出るのです。
同様に、こちらのチェアにつきましても、やはり「すす汚れ」で真っ黒。
多くのアンティークショップでは、この汚れを落とすのは非常に大変なので、
このままオイルやニスなどで艶付けを行います。
デニムでも、そのように仕上げをすることもありますが、
こちらのチェアについてはあまりにも真っ黒すぎて杢目も見えにくい状態でした。
価値あるジョージアンチェアですし、とても素晴らしい個体なので、
一度、生まれた当時の姿に戻してみようかな・・と「直したい誘惑」に駆られてしまいました。
ということで、ひたすら「すす」落としのサンディングスタート。
あの手この手で削りまくること約7時間。
ようやく生まれたままの真っ新な状態になりました。
ふう。
こんなコストを考えないメンテナンスをしてしまうのはデニムくらいでしょう。(苦笑)
もしかしたら、ここまで手を入れてしまうのはこれが最後かも・・。
さて、まっさらにはなりましたが、現代の新材ではなく、
230年もの歳月が経過している白木なので、このままにはしておけません。
次は、天然樹脂製のシェラックニスを使用して、木肌を保護する表面コートを施します。
ニスは透明度が高いクリアもありますが、クリアニスだと古い材料なので色むらが目立ってしまいます。
なので、少し茶の混じったニスで「あめ色」仕上げでフィニッシュします。
仕上がりは・・きれい目ながらアンティークらしさは残しつつ、とても味わい深い色合いなりました。
尚、かなり深めの「あめ色」に仕上がっておりますが、オイルステインによる着色は一切しておりません。
色は無着色です。
時代感を残したリフレッシュ塗装により、より一層いい感じのアンティークになったと思います。
しかもかなり細かく傷などもパテや埋木で消し込んでいきましたので、
目立った傷らしい傷もほとんどありません。
もちろん小さな傷、色むらなどは多少ありますが、気になるようなものは全く無いと思います。
全て「味わい」レベルのもので常識的な範囲内のものです。
全体的に見た印象は非常に程度の良いアンティークと思います。
知らない人が見たら絶対に230年前の椅子などとは思えないことでしょう。
かなり古い骨董品になりますが、当面、特別なメンテナンスの必要はなく、ご留意点もありません。
まだまだ100年くらいは使用が可能なはずと思います。
お届け前にはフィニッシュとして、英国製の天然蜜蝋ワックスで隅々まで磨き上げて仕上げます。
以上、とても高価なお品なので隅から隅まで手を尽くしました。
艶やかな仕上がりで自信をもってお勧めできるエクセレントなスーパーアンティークです。
(Restorer/YM)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
今から何と!!220年以上前のイギリスで製作された、ウィンザーチェアです。
めったに入荷しない貴重品です!
ウィンザーチェアの王道を行くデザインのアームチェアですね!
弓のように湾曲した背枠の“ボウバック”に、
櫛のような背もたれの“コームバック”の2段構成で、
きっちりとウィンザーチェアのデザインをおさえています。
アンティークらしい雰囲気たっぷりの1脚です。
永年愛用されて、人の身体にあわせて変化した木肌やフォルム。
これこそ木製家具の醍醐味ですね・・。
また、全体にまとった古艶が大変美しいです。
本当に特別な椅子だと思います。
必要があって椅子を用意する。というのは当たり前のことですが、
椅子のための時間を用意する。というのも、このような特別な椅子には「あり」ではないでしょうか?
この様な椅子に腰掛ける時間が作れるということこそ、真に豊かな生活と思います。
眺めているだけの鑑賞的価値も十分にあるウィンザーチェアですが、
ぜひあなたの「分身」でもあるかのように、一生ものの“マイチェア”として実用いただければ幸いです。
こだわりの一品をお探しの方、ぜひこの機会にご検討下さい!
(Sales/TJ)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | スーパークオリティ ジョージアン ダブルフープバック ウィンザーアームチェア | |||
品番 |
AC0409
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管理番号 | Lc29-13_0113 | |
販売価格(税込) | 136,080 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ | 幅 590mm 奥行 620mm 高さ 1080mm 座面高 430mm 肘掛高 675mm 座面奥行 345mm | |||
送料ランク・重量 |
Cランク 送料目安:7,535円~13,035円
(沖縄 18,865円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 椅子/Chair > アームチェア |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1790年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ステイン・ニス・ワックス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1790年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | スチール | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | S級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ミディアム系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | 木 | |||
その他の素材のカラー | 茶系 | |||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 少ない | |||
交換・改造 | 年代なり | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | S |
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