DK0157 イギリス 1780年代 スーパークオリティ ジョージアンGeorgeⅢ レザートップ二ーホールデスク
サイズ |
幅 1240mm 奥行 530mm 高さ 770mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
何と! 18世後半のスーパーアンティークが入荷してまいりました!
それも「英国家具の黄金期」、“ジョージ・スリーGeorge Ⅲ”のリアルタイムなマホガニーライティングデスクになります!!
今から230年以上前という、驚くべき“スーパーアンティーク”です。
19世紀初頭のジョージ4世治世下、“レイトジョージアン”(1812-1830)ならば、
日本中探せば、まだジョージアンデスクの見つかる可能性はあるかもしれません。
でも、18世紀後半のジョージ3世治世下、それも“ミッド・ジョージアン”(1760-1811)のライティングデスク、
という事になれば、なかなか出てこないと思います。
それにしても、こちらのデスクは、まさにジョージアンスタイル、ど真ん中のデザインです。
スクエアなフォルムに、脚元はブラケットフット(囲み型台座の脚)、
見たこともないようなマホガニー杢の躯体に、赤銅色に輝くパテナ(古艶)のオーラ、
そしてゴールドの“スワンネック”(白鳥の首)型高級ソリッドブラス(真鍮無垢)ループハンドル・・。
絵にかいたようなジョージアンスタイルです。
これぞ、生粋の英国伝統スタイル。
さらに、そんな赤銅色の躯体に彩りを添えているのはクロッチマホガニーと呼ばれる、
独特のリボン杢の現れた化粧張り。
あたかも「さざ波」のような美しい木目が、どのような人工的な装飾よりも、
アンティークファンの目を魅了しています。
さすが「黄金の木」と呼ばれる生粋のアンティークマホガニーです。
ジョージアンといえば、世界最高水準をもつ英国家具の歴史の中でも、
「英国家具の黄金期」と呼ばれるほど、ハンドメイド家具の製作技術水準がピークに達していた時期です。
つまり歴史上もっとも良質な家具がつくられていた時代、と言い換えることもできるかも知ません。
このデスクは、まさしくそのど真ん中で生まれた家具です。
家具に少しでも造詣のある方であれば、お写真でも十分にその価値はお感じいただけることと思います。
う~ん、これはもう家具というよりも、一つの歴史的な「生活文化遺産」ですね。
大切に未来へと残していかなければならない「記憶」の一里塚・・。
ということで、次の世代へと長く、この人類の遺産を引き継いでいっていただける方、
ぜひご連絡お待ちしております。
(Buyer/AY)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
素材、デザイン、装飾技術、製作技術、いずれもトップクラスのライティングデスクです。
富裕層のために、ハンドメイドで手間をかけて作られた当時の最高級家具になります。
そして230年以上前のアンティーク家具として、パーフェクトコンディションとご案内させていただきます。
素材は、マホガニーの無垢材が総無垢で使用された構成で、木目も美しく、
つくりの良さを充分感じます。
躯体の前面には、クロッチマホガニーの化粧張りが施されていますが、
浮きや剥がれもなく、蒸着技術も高いです。
さすがジョージスリーの家具、
無垢の家具なのに2世紀以上にもわたってほとんど変形していないところはすごい。
アンティークとしてのクオリティも最高級に感じとっていただけるレベルにあります。
デニムでは安心してお使い頂けるように、基本的なメンテナンスをしっかりとした上で、
外観のリフレッシュに重点をおいてメンテナンス致しました。
まずは構造点検から。
数十年もすれば、良質な家具でも精度が狂ってくるといわれる総無垢の家具で、
230年もの歳月が経過しているのです。
普通だったらとても実用は無理なところですが・・。
定期的なメンテナンスがあったことがうかがわれるかのように、接合部はしっかりとしていました。
ほぼノーメンテでも問題のない状態でしたが、より長くご愛用いただけるよう、
脚周りや躯体の一部には増し締めをしておきました。
より一層安心してお使いいただけると思います。
尚、総無垢の躯体ですので、重量はかなりありますが、しっかりとした硬質な無垢の脚なので、接地は安定しています。
がたつきぐらつきはありません。
引き出しなどの可動部も良好。
微調整程度で十分実用的にお使いいただける状態になっています。
また、金物などの付属品類。
これもとても幸運でした。
金物には取っ手、鍵、丁番が使われていましたが、まずロックは全て使用可能な状態で、
さらにオリジナルキーまで付属していました。
ジョージアンの鍵が、ですよ。
これこそ本当の奇跡。
しかも、かしゃんかしゃん、と小気味よく動いている・・信じられませんね。
19世紀ヴィクトリアンのキーですらほとんど壊れているのに、18世紀ものがこの状態・・。
一体、どのような使い方をされていたのでしょうか?
いや、それほど、「家具の黄金期」ジョージアンの金物は出来が良かったということなのでしょう。
しかしながら、特に取っ手などは、これ元は何色? というくらい、まっ黒な状態でした。
このように時代がかった古びた真鍮が好き、とおっしゃる方もいらっしゃるのですが、
どうしても当時の真鍮ゴールドを再生させたくて、全ての金具を外し、一つ一つ手作業で徹底的に磨き込みました。
半日の時間を費やし、何とか磨きあげを終えました。
でもその結果・・レッドマホガニーの美しい躯体に、ピカピカの真鍮ゴールドが蘇りました。
うっとり・・。
引き出しの底板にも無垢材が使われているため、何か所かすきまや割れが入っていました。
これもすべて埋め木や接着で対応します。
無垢の木割れは、ある程度現代の強力な業務用接着剤ならば再生することが可能です。
しかもよく見ると、引き出しの底は1枚の板を切り出し作られています。
横一列の引き出しを開けると、木目がつながっているのがおわかりいただけると思います。
※下記エキストラフォト参照
目につかない引き出しの底まで、とても贅沢にこだわって作られていて、
一体どんな人が使っていたのでしょうか・・。
あと、脚先あたりに欠けが多く見られましたが、こちらも修復済みで、ガタつきなどもチェックしています。
グラつきもありません。
これで木部はほぼ全て実用コンディションに修復できました。
躯体の修復時には、ばらしたついでに脚の裏まで、この巨体をひっくり返したりして、隅々までクリーニングを行いました。
こういう時でないとクリーニング出来ない部分もありますので。
引き出しの内部など、こびりついた汚れはサンドペーパーで削り落しています。
全体的に、おおむねきれいな印象をもっていただける状態と思います。
これほどのアンティークの価値をご理解いただけるアンティークファンの方でしたら、
全く気にならないレベルと思います。
構造面が再生されたあと、次はどこまで商品として魅力的に見せられるか、塗装の再生です。
おそらく大切にされていたのでしょう、木肌の状態は悪くはありませんでした。
でも部分的に退色が進み、マホガニーらしい赤みが薄れ、
全体的に色合わせの調色をしながらを赤みを調整させた方が良いように思われました。
そのため、ほぼ全面、旧塗装を全て剥がしたうえでの、再塗装といたしました。
サンディング後、マホガニーの英国製オイルステインで色調整。
フィニッシュは環境にやさしい天然樹脂製シェラックニスを使用し、仕上げ塗装をいたしております。
鍵については、2本オリジナルが付属していて、引き出し用とデスク下の扉用に分かれております。
全て鍵は使用可能です。
いずれもロックは交換されたようには見えないので、当時もののジョージアンキーと思います。
また、デスクトップ面には、赤茶色のレザーが張られていました。
黒ずみや輪ジミなど確認できますが、周囲には金箔押しも残っていて、
アンティークとして「味」の範囲内と思いますので、すぐに交換の必要はないと判断しました。
もちろん、レザー用のコンディショナーでクリーニングしております。
さて、ダークレッドマホガニーに引き締まり、
往年の容姿が再生できたのでは、と思います。
塗装の完全乾燥を待って、お届け前には天然蜜蝋のワックスで磨きあげてお送りいたします。
雑感ですが、このようなジョージアン家具について、日本には数多くのアンティーク家具屋さんが存在しますが、
おそらくデニムと同じレベルまで、修復作業を出来るところは、ごく少数のお店しかないと思います。
なぜならば、大きな家具屋さんでは、多くの仕事をこなす中で、
これほどのレストア作業をこなすことは事実上難しいと思われるからです。
つまり、効率を追求するならば、このジョージアンのような家具は
非効率で儲からないことが分かっているので、手を掛けられないのです。
また小さすぎるアンティーク屋さんだと、他の仕事が全く手をつけられなくなってしまうので、
同様に絶対にこのような家具の修復には手を出さないでしょう。
また知識や設備的にも取り組むのは難しいかもしれません。
何人かの職人がいて、それなりの技術力があり、小さすぎず、大きすぎない修理工房。
このような修理工房でなければ、取り組めないでしょう。
余談でしたが、大きなところから小さななところまで、かなり手を尽くしたつもりです。
2世紀半前の時代家具とはいえ、これからも実用家具としてお使いいただけると思います。
ぜひ末永くご利用になってください。
(Restorer/AY)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
230年前に制作された、正真正銘の本モノ、“ジョージアン”の家具です。
凛としたフォルム、華やかなレッド・マホガニーの色艶、
そして、ため息が出るほど美しい杢目・・。
アンティーク・マホガニーならではの彩りです。
きちんと手入れをされ、大切に扱われてきたことが伺われる、
スーパーエクセレントコンディションです。
とてもそんな長い時を経ているとは思えないほどの洗練された容姿。
実物をご覧いただければ、たぶん想像以上だと思います。
やや大きめのサイズで収納性も高く、便利にお使いいただけると思います。
これからアンティークを揃えていこうとお考えの方にも、
アンティーク上級者の方にも、
きっとご期待に沿えるデスクと思います。
将来資産としてご期待いただける「家財」としても。
これほどのコンディションのジョージアンの家具、おそらくデニム以外では手に入れられないと自負しています。
価格も決してお安くはありませんが、アンティークの相場として、
状態と希少性を考えれば決してお高くはないものと思っております。
18世紀のイギリスから21世紀の日本へ。
2世紀を超えても不変な価値をもつ人類の生活文化遺産です。
ぜひ時代へ引き継いでいってください!
(Sales/TJ)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | スーパークオリティ ジョージアンGeorgeⅢ レザートップ二ーホールデスク | |||
品番 |
DK0157
|
管理番号 | Lc29-17_0210 | |
販売価格(税込) | 378,000 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 1240mm 奥行 530mm 高さ 770mm ※天板有効域は、幅1215mm×奥行520mmです。 ※中央の引出サイズは、幅475mm×奥行き460mm×高さ80mmです。 ※左右引出サイズは、幅295mm×奥行き460mm×高さ1段目80mm・2段目105mm・3段目125mm・4段目160mmです。 ※棚サイズは、幅480mm×奥行320mm×高さ1段目220mm・2段目250mmです。 ※棚は可動式で、ピッチ30mmです。 | |||
送料ランク・重量 |
Dランク 送料目安:10,945円~19,525円
(沖縄 29,095円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 家具/Furniture > デスク |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1780年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ステイン・ニス・ワックス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1780年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ウォルナット | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | S級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ダーク系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | 革 | |||
その他の素材のカラー | 赤系 | |||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 年代なり | |||
交換・改造 | あり | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | S |
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