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GF0005  23 アメリカ 1920年代 クイーンアンスタイル キャビネットグラモフォンVictrola Talking Machine

LC30-20_0922
クイーンアンスタイル キャビネットグラモフォンVictrola Talking Machine

サイズ 幅 825mm  奥行 535mm  高さ 860mm  
※ 詳しいサイズは、こちら

アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。

Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)

とっても素敵なグラモフォン(蓄音器)が入荷しました!
1920年ごろに製作された米ビクタートーキングマシン(Victor Talking Machine Company, 1901 - 1929年)社製、
正規品の家庭用蓄音機、
しかもミュージックキャビネット一体型の高級グラモフォンです!

※こちらのグラモフォンのレコード再生が視聴できます。
 下記サイズコメント欄をご覧ください。


なんと見事なクイーンアンスタイルのマホガニーサイドキャビネット。

当時の蓄音機は、機械を収納するケースが大変素晴らしく、
アンティークマーケットではそのケースだけをサイドボードなどとして再利用されているのをよく見かけます。

こちらもそんな当時流行した家具調蓄音器の一つ。
ソリッドマホガニーの美しく堅牢な造形は、古艶(パテナ)のアンティークブラウンも美しく、
往時の容姿を今に伝えています。

家具がまだ「使い捨て」の時代を迎える前の、良質な家具と同様のボディ構造ですから、本当に美しいです。
私たちデニムの家具再生技術で完璧に蘇らせることができました!

ところでちょっと話は変わりますが、12月6日は「音の日」だったって知っていました?

そう、かの発明王“トーマス・エジソン”が蓄音器を発明した日、ということだそうです。

でも、エジソンの発明したレコードは、ほどなく姿を消すことになる「円筒式」というレコードで、
私たちが一般に知っている「円盤式」のレコード再生システムを開発したのは
“エミール・ベルリナー”というドイツ系アメリカ人だったこと、以前にもご紹介しましたね。

彼はエジソンと「円盤型 VS 円筒型」の普及競争に勝利し、1895年、アメリカに
“ベルリーナ・グラモフォン”という蓄音器の製造・販売会社を設立します。
そして“ベルリーナ・グラモフォン”社は1901年、こちらの蓄音機の製造メーカー、
”ビクタートーキングマシン”社と名を変え、さらに発展していきます。

機械については、どの程度のレベルのコンディションなのかは専門ではありませんので
骨董品レベルでしか表現できませんが、使用状況はとても良好だと思います。

すべての機能は完ぺきに稼働しています。
ゼンマイの巻き上げ具合、稼働時間、音量、回転スピード、調整機構、それぞれ
全てが問題のないレベルで機能を維持していると思います。

音についてはノイズは若干混じりますが、サウンドボックスとかレコード針とかの交換パーツの状況にもよりますし、
本来の音がわからないので私感ですが、デニムの耳にはとても良い音に聞こえます。
どこかで聞いたような(遊園地で聞いたような?)懐かしい音がします。

もちろん、詳しい専門家の方にチェックされれば、マイナスポイントはあるかもしれませんが、
聞く人の「耳」、そして「心」をわしづかみにして離さない、”サウンド”です。

些細な欠点など、全く気になりません。(と思います。)

ぜひそのサウンド、聞いてください・・。

※こちらのキャビネットグラモフォンお求めいただいた方には、お好みのレコード盤を1枚差し上げます!
 こちらからお選びください。


(Buyer/AY)

クイーンアンスタイル キャビネットグラモフォンVictrola Talking Machine

Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)

美しいマホガニー材で製作されたキャビネット一体型の高級蓄音器です。

日本ビクター(現・JVCケンウッド)の親会社にあたる、
ビクタートーキングマシン(Victor Talking Machine Company, 1901 - 1929年)社製の人気蓄音機ブランド、
ビクトローラの”Model # VV-215”になります。

ビクターはアメリカの会社ですが、世界展開していましたので、
英グラモフォン(現・英EMI、英HMV)でもビクトローラを扱っていたのでしょう、
こちらはイギリスより入荷してまいりました。

このビクトローラの”Model # VV-215”というモデルは、アンティークファンたちの間でもかなり有名なモデルのようですね。
レストア前の個体でも1,200USDほどの値が付くそうです。

20世紀にはいると、グラモフォンは普及することでどんどん進化を続けていき、
外観から機械らしさを減らし家具らしくする、という見た目重視のデザインになっていきました。

1906年には、ターンテーブルとホーン木製キャビネットの中にを収めた蓄音機を開発、
ビクトローラ (Victrola) と名付けて同年8月に発売したところ、すぐにヒット商品となったそうです。

15ドルの小さな卓上用モデルから600ドルの高級モデルまで、様々な大きさ・デザインのモデルを販売し、
ビクトローラは家庭用蓄音機の一躍人気ブランドになりました。

こちらのモデルはもちろん、当時の高級モデルの1つ。

 ←同系モデルのビクトローラの広告(1910年代)。明らかに高級モデルだとわかります。

上の広告を見れば、そのモデルのグレードは容易に想像できますね。
アンティークとなった今でも人気のモデルです。

内部左側にはレコードの収納スペースに使用できるミュージックラックがあり、
右側には上にターンテーブル、下側に拡声するラッパを本体に収納し、ホーンレスタイプとしています。

音は右側の観音扉の開放具合で音量調整するようになっています。

ごく初期の蓄音器よりも一歩進んだモデルになりますね。
扉を全開にするとかなり大きな音になり、また低音が響くようになります。

尚、上の天蓋は演奏時には少し閉めておいた方が、高音の雑音が抑えられてよさそうです。

外装は全体的に家具職人が製作するレベルの本格的なキャビネットです。
マホガニー材が、内・外部共に使用されていてそのクイーンアンの意匠の美しさを際立たせています。

ちなみに本体正面、扉の上側には2杯の引き出しが見えますが、左側は普通の引き出しですが、
右側はダミーの引き出しですので、引き出すことはできません。
イギリス家具特有の左右対称にこだわるデザインです。

入荷時のコンディションについては、おそらく英国現地で近年にフルレストア受けてきた状態かと思われました。

外観も最近ニスを塗られたような艶がありますし、内部、特に機械系の箇所については、
すべての固定ねじがステンレスのプラスねじに替えられていましたので、
間違いなく、機械系はフルオーバーホール済み、といった印象を受けました。
※機械系以外はオリジナルのマイナスねじのままです。

テストでSPレコード盤をかけてみると、きちんと良い音色が出ますし、
回転スピードの調整つまみ(ターンテーブル右下)を回せば、スロー&アップが正常に行われることを
ストロボスコープを使って確認いたしました。



内部の機構については、サウンドボックス、ターンテーブル、スピードレギュレーター、内部のゼンマイ動力etc.. 
現状、入荷時オリジナルの状態で全く問題ないと思います。

マシンオイルも良く潤滑されていて、近年まで良くお手入れもされていたのだと思います。
全てまだまだ状態は現役でした!

躯体は家具サイズで、小さなサイドボードといったイメージ。
でも、実は動力部はかなりコンパクトにできていて、
レコードの収納スペースと音の出るホーンに大きくスペースが割かれています。

また躯体が大きく機械が小さいことで手入れもしやすく、
このおかげで、機械のメンテナンスも行き届いていたのかもしれません。

商品の性格上、「実用状態」というと語弊があるように思いますが、
アンティーク品という前提で申し上げれば、不具合のない完動品、と申しあげられると思います。

尚、専用のレコード針は、当時もののケースに入ったユーズドストックと思われる針と
ビニール袋に収められている針が、相当数、付属しておりました。
※下記エキストラフォトご参照。

見た目では、それが未使用品なのか、使用済み品なのか、外観上では区別ができません。
おそらくビニール袋に入っている針が、未使用針のようで音が良いように感じられました。

通常、針は数回使用するともう交換するものだそうで、何度も再利用された針は雑音が多くなります。

恐縮ですが、雑音の多いものが使用済み品と思われますので、付属の針を使いまわしてみてご確認ください。
見た目で使用品とわかる針ですと、レコード盤を傷める可能性もありますので、
そのような針はご利用されないようお願いいたします。

現代でも蓄音器用の新品針を販売しているお店はあるそうですし、
また、少し研いで再利用する事も可能(?)だそうですので、
楽しみながらいろいろと研究なさってみてはいかがでしょうか。

内部はクリーニングをメインに行ないました。
強力パワーのダスターガンを使い、埃を追い出し、クリーンアップしています。

ターンテーブル側の機械部は、ひとつひとつパーツをチェックしつつ、磨きこんでいます。

裏側の動力機械部分はやや錆の浮いている箇所があります。
完全に落とすことは困難ですが、簡易的な金属磨きとオイルメンテナンスでさび落としは行なっております。
グリスアップは既に十分行われていました。

外装の金具類もしっかりと磨き上げています。
特に家具の表情の重要なアクセントとなる、真鍮取っ手は、アンティーク家具同様、しっかりと磨きこんでいます。



天板の開閉を司るヒンジやラッチ金具も真鍮製のニッケルメッキのようですが、
ラッチ金具はとても複雑な構造でよくできています。

開けるときも閉じるときも、ただ単純に天蓋を上下させれば、その位置で止まるようになっています。
この天蓋でも音質の調整ができるようになっているのでしょう、使い勝手はとても良いと思います。

尚、レコードを乗せるターンテーブルもクリーニングはしていますので、気持ちよくお使いいただけると思います。

もちろん、本体裏側まで専用クリーナー「CR0290 HOWARD オレンジオイルOrange Oil 473ml」、や
「CR0291 HOWARD クリーナフィニッシュClean-A-Finish 473ml」を使い、すみずみまでクリーンナップしました。



細かい部分まで手抜きはありません。

さて、演奏の使用方法についてですが、まず、本体の天蓋を開け、ターンテーブルにレコードをセットしたら、
ターンテーブルの向かって右上のブレーキレバーを奥側にあることを確かめます。

次に外側右手のハンドルを時計回りに20~30回ほど(ゼンマイが開放されている状態の場合で)、ゆっくり回します。
そうするとディスクを回す動力源のゼンマイが巻きあがります。

そして奥に向いたブレーキレバーを手前に移動するとターンテーブルが回転をはじめますので、
レコードの一番外周の溝の上にそっと「針」をのせます。
※下記「動画」ご参照。

停止はブレーキレバーを「START」から「STOP」位置(奥側)に移動すると回転盤にブレーキがかかり、回転が止まります。
またゼンマイが伸びきっても停止します。
演奏を止める際は、先にサウンドボックスの「針」(アーム)を上げた方が良いでしょう。

その他、ターンテーブル右手前側のゲージは回転速度調整ゲージとなっています。
これは、右へ動かしていくと曲が遅くなり、逆方向で早くなるような仕組みです。
1分間に何回転といった指定の目盛りはありますが、耳を頼りに回転を早めたり、遅めたりした方が良いかと思います。

現状78回転のレコードは78の目盛りの位置で良いように思いますが、
音源のオリジナル演奏が正直なところよくわからないので、ちょうどよいと思われる位置にセットしてください。
(ストロボスコープという回転数を合わせる台紙もございます。
必要な場合には差し上げますのでその旨お申し付けください)

このキャビネット蓄音器で奏でるアナログ音楽はとても懐かしいレトロな音質で、気持を豊かにしてくれます。

実際、レコードなどのアナログ音楽には、CD、DVD等のデジタル技術では、
表現できない音域が再生可能といわれていますが、
そんな科学的な根拠に加えて、スピーカーの原点ともいえるオルゴールのようなストレートなサウンドが、
きっと私たちを心地良くさせてくれるのだと思います。

コレクターの方ばかりで無く、初心者の方にも簡単に楽しくご使用出来ます。

自信を持ってお勧めできる素晴らしいお品です。

※輸送時には右側のぜんまいを巻き上げるハンドルは外してお送りします。
 お取り付けは奥まで差し込んで時計回りにねじ回すだけになります。


(Restorer/AY)

クイーンアンスタイル キャビネットグラモフォンVictrola Talking Machine

Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)

今から90年前のイギリスで製作された、マホガニー製外装の蓄音器グラモフォンです。

骨董品ですが、単に曲を聴くだけでしたら、全く知識のない初心者の方でも、
すぐに簡単にご利用いただくことができます。
とてもシンプルな操作です。

ハンドルを回すだけでレコードを聴く事が出来ます。
レトロな音には、何だかほっこりします・・。

機械的にも、何か物理的な障害でも起こらない限り、当面メンテナンスの必要はありません。
安心してお使いいただけます。

どこかで聞きかじった話ですが、現代のデジタル音では、どうしても発音できない音域の周波数があるとのこと。
それが、アナログのレコードプレーヤーならその音を表現できるそうなのです!

今でもレコードマニアの方がいらっしゃるのは、そういう音域に魅かれているのかもしれませんね・・。

もちろん!
ディスプレイやインテリアのアクセントとしてもおすすめのアイテムです。

こちらはキャビネットがクイーンアンスタイルでデザインされた、特にレアなアイテムです。
コレクションのレコード収納にもとても便利なサイドポケットつきです。
※SPレコード盤12インチ(LPサイズ)がちょうどよく横置きできます。

かなり入手困難なお品です。
ぜひお早めにご検討ください!

(Sales/TJ)

★EXTRA PHOTO

クイーンアンスタイル キャビネットグラモフォンVictrola Talking Machine

 

クイーンアンスタイル キャビネットグラモフォンVictrola Talking Machine

 

クイーンアンスタイル キャビネットグラモフォンVictrola Talking Machine

 

クイーンアンスタイル キャビネットグラモフォンVictrola Talking Machine

 

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クイーンアンスタイル キャビネットグラモフォンVictrola Talking Machine

 

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品番:DC1203 価格(税込) 25,920 円

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スペック表

※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。

商品基本情報
品名 クイーンアンスタイル キャビネットグラモフォンVictrola Talking Machine
品番
GF0005
管理番号LC30-20_0922
販売価格(税込) 138,240 円 在庫数 0
サイズ 幅 825mm  奥行 535mm  高さ 860mm  
↓どうぞ、ご視聴ください!
送料ランク・重量 Cランク   送料目安:7,535円~13,035円 (沖縄 18,865円)  らくらく家財宅急便による配送になります。
※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。  
商品分類 クラス
デザイン
ユース
ランク
カテゴリ 装飾品/Decor  >  蓄音器
商品プロフィール
原産国 アメリカ 年代1920年代
メーカー デザイナー
主要素材
主要素材の材質
主要素材の等級
商品の無垢率
カラー
塗装・仕上げステイン・ニス・ワックス仕上げ
その他素材
その他の素材のカラー
メンテナンス状況
コンディション 傷の程度
目立つ傷
交換・改造
実用性
商品プロフィール
原産国 アメリカ 年代1920年代
メーカー デザイナー
主要素材ウォルナット
主要素材の材質無垢材
主要素材の等級1級
商品の無垢率90%以上
カラーダーク系
塗装・仕上げ
その他素材金属
その他の素材のカラー素材色
メンテナンス状況フルメンテナンス
コンディション 傷の程度年代なり
目立つ傷年代なり
交換・改造年代なり
実用性年代なり
商品評価
デニムの総合評価
商品評価
デニムの総合評価

ご購入・お問い合わせ・入荷予約

装飾品/Decor  >  蓄音器

お電話でのご注文は
046-845-4280
FAXでのご注文は
046-845-4290 FAX送信フォームはこちらからどうぞ
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品番
GF0005
クイーンアンスタイル キャビネットグラモフォンVictrola Talking Machine
品名

クイーンアンスタイル キャビネットグラモフォンVictrola Talking Machine

販売価格(税込) 138,240 円
通常価格 134,400 円
   
ポイント 1316 Pt
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