スーパークオリティ ゴシックリバイバル オークカップボード アンティーク家具・照明の専門店｜デニム アンティーク ファニチャー
SB0392
イギリス
1930年代 スーパークオリティ ゴシックリバイバル オークカップボード
| サイズ |
幅 1155mm 奥行 475mm 高さ 1320mm ※ 詳しいサイズは、こちら | |||
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ！当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス（英国）アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
素晴らしいアンティークをご紹介します。
1930年頃のイギリスで製作された最高級オークキャビネット(カップボード)です。
残念ながら、マニュファクチャーの情報は取れませんでしたが、
ハンドメイドの相当な高級家具だと思います。
おそらくゴシックリバイバル系の家具では英国でも著名な家具工房の作品では、
と思っておりますが、あいにくメーカーの刻印が見当たりません。
少なくとも老舗ブランドのジェイシーやオールドチャームなどと同等以上のクオリティで、
かつ、量産型のメーカーではなく、一つ一つハンドメイドでの製作を得意とする、
旧来型の家具工房であろうかと思われます。
ズシッと重みのある良質なオークの躯体は、ご覧の通り繊維が詰み木目も美しく、
パテナ(古艶)の輝くすばらしいマテリアルです。
また、前オーナーも大事にお使いになられていたのでしょう、
目立ったダメージもなく、木肌には良く磨きこまれた自然な艶があります。
デザイン的にはイギリス・ゴシック、すなわち「オークの時代」といわれた
16～17世紀の家具様式を再現したデザイン&フォルム。
19世紀から20世紀初めごろ、当時ものの家具に古典様式のデザインを復刻させたクラシック家具が流行し、
こちらの家具もその流れの中で作られたものと思います。
いわゆる、”ゴシック・リバイバル”の家具と呼ばれています。
これもまた伝統的な英国の家具スタイルの一つ、といえるでしょう。
製作されたのがアールデコに近い時代性で、近代デザインのトレンドも取り入れながら、
古典様式を踏襲したスタイルに製作されています。
フットスタイル、カービング(彫刻)、そして金具などのディテールさえも、
古典様式をベースとした、こだわりぬかれたデザインです。
すばらしい材、手の込んだ製作技術、重厚かつ格調高いクラシカルスタイルを受け継いだデザイン、
そして、何よりも大切に扱われてきた良好なコンディション・・。
率直に言って、大変素晴らしいアンティーク家具と思います。
家具が単なる「収納」の道具ではなく、「家財」であることを思い出させてくれる、
大いなる過去の遺産です・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
大きすぎず小さすぎず、ジャストサイズながら、収納力たっぷりのサイドボード(カップボード)です。
オーク無垢のハンドメイド品です。
素材のオーク材は、オーク独特の「虎斑杢(とらふもく。トラ柄の杢目)」が最高級の表情を見せています。
ほぼ総無垢といっても良い仕様ですが、背板や引き出しの底板、および
天板の3箇所にはオーク合板が使用されています。
使用されている合板は現代合板をイメージする内部に繊維を詰めた繊維材の合板ではなく、
初期のころの薄板を縦横に、繊維を交差させて張り合わせた文字通りの積層合板になります。
この家具が作られたころには、まだ積層合板は量産化されていなかったと思いますので
おそらくコストダウンのために使用されたのではなく、無垢板ですとゆがんだり割れたりしやすいため、
適材適所で採用されたものと思います。
しかも、交換が容易なパーツにのみ使用されていますので、
修理しながら長く使われることを前提に作られた家具であることもわかります。
優良な当時の優良家具ということができます。
その証拠としてもう一つ気づかされるのは、棚板には無垢材が使用されていること。
現代では普通、合板が使われているところですね。
このサイズのカップボードになると収納品も重くなることが想像されますが、
この時代の合板の棚板は、確かに反りや変形は起こしませんが、硬度が低いため、
重い物をのせると、よほど厚みのある板でない限り、たわんでしまいます。
逆に無垢板ですと、反りや歪みは避けられませんが、硬度は高く、重いものでもたわみは少ないです。
つまり見た目よりも長く使えることを想定したのでしょう、
最適な材料を最適な場所に構成させていることがわかります。
さて、これほどの高級家具ですので、長く大切にされてきたようで、
入荷時よりコンディションは良好でした。
天板には気になる輪ジミなどはなく、内部には多少使用感はありましたが、
ほぼ100年物の家具であることを考えれば、かなりエクセレント、といって良い状態でした。
ふんだんに施された彫刻にも欠損はありませんでしたし、塗装面の劣化もすくなく、
良質なアンティーク、といった感じでした。
構造面もしっかりとメンテナンスされていて、扉や引き出しの稼働部の動き、
脚のがたつきやぐらつき、など基本的な構造面では一切手を付ける必要がないほどに、
1世紀を経た今に至っても、完全な実用コンディションを保っておりました。
ということで、メンテナンスは細部の点検と、全体的なクリーニングおよび塗装のリフレッシュを行うことといたします。
まずは詳細な構造点検。
さすがにほぼ総無垢の家具なので、多少の接合部のゆるみは見られましたので、
一部組みなおしは行いました。
でも、念のため程度です。
まだまだこれから100年は使えると思われる安心の実用コンディションです。
引き出しの出し入れ、又、扉の開閉など稼動は、前述のとおりきっちりと精度を保っていて、
すべてスムーズな動きでしたので微調整のみ行いました。
尚、お気づきのことと思いますが、こちらのカップボードには一切つまみや取っ手類がついておりません。
上の扉はおろか、下の引き出しにも取っ手がないので、
引き出しは気が付いても引き出せない、「隠し引き出し」といっても良い仕様です。
これは、中世ヨーロッパの古い「櫃(ひつ)」状の家具に標準的だった仕様で、
「櫃」はその家の大切な「もの」を収納している家具だったので、
鍵がないと簡単に開け閉めできないようになっていたのです。
後年、デザインの変遷とともに取っ手やつまみなどがつけられるようになりましたが、
こちらは中世ゴシックリバイバルの復刻家具ということで、つまみなどがついてはデザインが変わってしまうため、
古い時代の外観仕様を踏襲したものと思われます。
よって、このような家具で頻繁に収納物を出し入れをする場合には、現地では鍵は差しっぱなしにして、
つまみ代わりにしているケースもよく見かけます。
差しっぱなしでも紛失防止や見栄えをよくするため、キータッセルなどをつけておくのも、
アンティーク上級者の方が良く行っているアレンジメントです。
※下記エキストラフォトご参照。
ただ、修復士の意見として言わせていただければ、常時鍵を差しっぱなしをしておくと、
引掛けて曲げてしまう原因にもなりますし、
ロック本体のキーシリンダーに影響が出てしまう場合もございますのであまりお勧めは致しません。
あまり開け閉めしない時には鍵は抜いておいていただいた方が良いでしょう。
また頻繁に開け閉めしたい場合には、デニムの豊富なパーツストックの中から、
目立たなそうなつまみや留め具をお選びいただいてお付けすることもできます。
※工賃は無償、パーツ代は実費ご負担です。
いろいろ工夫するのも、愛用の家具とお付き合いする楽しみではないかと思います。
ちなみに鍵は、オリジナルキーが付属しておりました。
ロックアンロック、問題なく稼働しています。
予備用として、デニムで合い鍵をご用意させていただくことも可能です。
必要な場合にはお申し付けください。
※1本/1,000円税抜でアンティークキーを加工しお作り致します。
(キーデザインは合うものをランダムにお選びします)
さて全体に彫刻が張り込まれていますが、割れや欠けなどは特に見当たりません。
それにしても扉の鏡板に無垢板を掘り出して描かれている風俗画の出来は素晴らしいですね。
当時の専門の彫刻士が何日もかけて描写したものと思います。
ほとんど工芸品クラスです。
何か意味があるシーンを、左右の扉に表現しているようなのですが、
残念ながら何の物語なのかは不明です。
逆に知っている方がいらっしゃれば教えてくださいね。
本当によくできています。
それと、一つ補足事項ですが、前述のとおり、内部(上棚部)には無垢一枚板の棚板が一枚入っております。
入荷時、この棚板は固定式でした。
おそらく無垢一枚板のため歪みや反りが起こった際にカタカタするのを防ぐために釘で固定したのだと思います。
ただ、多様なものにあふれる現代、棚板を外したいこともあろうかと、
棚板は取り外せるようにフリーにしておきました。
棚板は必要のない場合、外に取り出して収納場所に困らないよう、
内部の下に底板として収納できるようになっています。
使うときは棚板に乗せ、使わない時は底板に収納、と、使い勝手は良いと思います。
ただし、棚板を外に取り出したい場合には棚受けを外さないと出せないようになっています。
棚受けはマイナスねじ2本で固定してあるだけなので外すのはどなたでもできます。
とても使い良くなったと思いますが、唯一、やはり無垢板のため、棚は少し反りが出ていてカタカタしています。
フェルトなどを下にあてればよい程度ですが、気になる場合には固定式にも変更できますので、
お求め時にその旨お申し付けください。
※無償対応です。
さてメンテナンスは仕上げ前の全体クリーニング。
100年の汚れをてっぺんから脚の裏まで徹底的に行います。
さすがにかなり汚れておりましたが、「CR0291 HOWARD クリーナフィニッシュClean-A-Finish 473ml」と
「CR0290 HOWARD オレンジオイルOrange Oil 473ml」で大掃除した結果、見違えるようにきれいになりました。
全体にさっぱりしています。
金具も一つ一つ、はずして磨きあげています。
大掃除も終わり、最終工程は塗装作業。
旧塗装を軽くサンディングで均し、塗装のノリを良くしたのち
天然樹脂塗料のシェラックニスで、内部、裏面、底面も含め、全面塗装いたします。
アンティークらしさを残しながら、きれい目な風合いに仕上げさせていただきました。
きっとご満足いただける仕上がりです。
お届け前には塗装の完全乾燥を待って、フレームはダークカラーの天然蜜蝋ワックスで隅々まで磨き込みます。
元々の塗装もコンディションの良い物で艶やかに仕上がりました。
全体的にコンディションも良く美しい仕上がりです、
自信をもってお勧めできるお品です。
(Restorer/YM)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
アンティークならではといった、
風格あふれるカップボードが入荷いたしました!
ダークオークのアンティークブラウンはその色艶も素晴らしく、
オーク独特の虎斑杢(とらふもく。トラ柄の杢目です)もまた、
躯体に彩りを添えています。
オークの持つ魅力を最大限に引き出した、一級の高級家具だとご紹介いたします。
インテリアとしても、アンティークらしい存在感も充分ですし、
きっとリビングを格式ある空間に演出していただけると思います。
また当店できちんと手を入れさせていただいておりますので、
外見だけではなく、ご利用にあたっても実用家具として安心してお使いいただける
エクセレントコンディションとなっております。
ぜひ一生涯のパートナーとして、お近くに置いていただきたい高級品です。
サイズもコンパクトで、置き場所にも融通がききます!
厳選された素材、デザインのバランス、仕上げの伝統技術等、
全てがエクセレントなコレクタブルズ・アンティークです。
3拍子そろった素晴らしいお品だと評価しております。
商品性を考えれば相当のお値打ち品と思っております。
ぜひこの機会にご検討ください!
(Sales/TJ)
★EXTRA PHOTO
↑つまみがないのでタッセルをつけたキーをつまみ代わりにお使いいただくとよろしいかと思います。
(キータッセルは付属いたしません)
↑棚板は外すことができます。
ただ、棚板を外へ取り出すためには棚受けを外す必要がございます。棚受けはマイナス木ねじを緩めれば外すことができます。
↑白紙はA4サイズです。
↑ハンドメイドのダブテイル(蟻組み工法)です。
↑白紙はA4サイズです。
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スペック表
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
| 商品基本情報 | ||||
| 品名 | スーパークオリティ ゴシックリバイバル オークカップボード | |||
| 品番 |
SB0392
|
管理番号 | LC30-23_1013 | |
| 販売価格（税込） | 181,440 円 | 在庫数 | 0 | |
| サイズ |
幅 1155mm 奥行 475mm 高さ 1320mm ※上棚の内寸は、幅1020mm×奥行き360mm×高さ510mmです。 ※引き出しの内寸は、幅440mm×奥行き360mm×高さ85mmです。※各最大部での採寸です。 | |||
| 送料ランク・重量 |
Eランク 送料目安：16,555円～30,085円
（沖縄 45,155円）
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
| 商品分類 | クラス | |||
| デザイン | ||||
| ユース | ||||
| ランク | ||||
| カテゴリ | 家具/Furniture ＞ サイドボード/カップボード/ドレッサー | |||
| 商品プロフィール | ||||
| 原産国 | イギリス | 年代 | 1930年代 | |
| メーカー | デザイナー | |||
| 主要素材 | ||||
| 主要素材の材質 | ||||
| 主要素材の等級 | ||||
| 商品の無垢率 | ||||
| カラー | ||||
| 塗装・仕上げ | ステイン＆シェラックニス仕上げ | |||
| その他素材 | ||||
| その他の素材のカラー | ||||
| メンテナンス状況 | ||||
| コンディション | 傷の程度 | |||
| 目立つ傷 | ||||
| 交換・改造 | ||||
| 実用性 | ||||
| 商品プロフィール | ||||
| 原産国 | イギリス | 年代 | 1930年代 | |
| メーカー | デザイナー | |||
| 主要素材 | マホガニー | |||
| 主要素材の材質 | 無垢材 | |||
| 主要素材の等級 | １級 | |||
| 商品の無垢率 | 90％以上 | |||
| カラー | ダーク系 | |||
| 塗装・仕上げ | ||||
| その他素材 | 金属 | |||
| その他の素材のカラー | 素材色 | |||
| メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
| コンディション | 傷の程度 | 少ない | ||
| 目立つ傷 | 少ない | |||
| 交換・改造 | 年代なり | |||
| 実用性 | あり | |||
| 商品評価 | ||
| デニムの総合評価 | ||
| 商品評価 | ||
| デニムの総合評価 | Ｓ | |
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商品数：0点
合 計：0円
