ヴィンテージHMV テーブルトップ グラモフォンwith ブラスホーン アンティーク家具・照明の専門店｜デニム アンティーク ファニチャー
GF0006
イギリス
1950年代 ヴィンテージHMV テーブルトップ グラモフォンwith ブラスホーン
| サイズ |
幅 700mm 奥行 500mm 高さ 600mm ※ 詳しいサイズは、こちら | |||
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ！当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス（英国）アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
おそらく20世紀半ばに製作された英グラモフォン社のHMVグラモフォン(蓄音器)です。
珍しいマホガニーカラーのモデルです。
こちらはアンティークファンのお客様からご提供いただいたアンティークコレクションになります。
ケースのつくりは本格的な家具仕様。
マホガニーのきめの細かい木肌と優雅なダークレッドは、古艶(パテナ)も美しく、
ほぼ当時の容姿を今に伝えています。
家具がまだ「使い捨て」の時代を迎える前の、良質な家具と同様のボディ構造ですから、
私たちデニムの家具再生技術で完璧に蘇らせることができました!
ケースの状態の良さはご覧のとおりです。
さて、英グラモフォン社製HMVグラモフォン自体については、以前に入荷しました
OT0242 HMV テーブルグラモフォンで、詳しく解説させていただきました。
そちらをご参照なさってくださいね。
ただ、こちらは推測ですが、戦後のヴィンテージモデルかと思われます。
デニムの経験値では1950年代から60年代のものでしょう。
詳しい方ならご存じのとおり、グラモフォン社は1931年に消滅していますので、
この時代にはグラモフォンの蓄音機はすでになかったはず。
そもそもラッパ型のホーンの蓄音機は19世紀に主流だったタイプですから、
どうも時代感がおかしい。
とすれば、こちらは19世紀のグラモフォン社の蓄音機を、
戦後に復活させたモデルと考えた方が良いでしょう。
”ロイヤルエンフィールド”というイギリスの古い時代のバイク(オートバイ)がありますが、
イギリスの植民地だった英領インドから、戦後独立した現代のインドでも変わらず、ずっと作り続けられています。
それも、昔の古い仕様・デザインのまま、変わることはなく。
このグラモフォンもロイヤルエンフィールドと同じように、
インドあたりで昔の仕様のまま作られたものではないかと、デニムでは推測しています。
それより、何より気になるのはこちらの個体の「音」ですね。
デニムではきちんとゼンマイの巻き上げ具合、稼働時間、音量について、(半分楽しみながら)チェックしました。
全てが問題のない状態でした。
もちろん、その道の専門家の方にチェックされれば、マイナスポイントはあるかもしれませんが、
わくわくさせてくれる音感はさすがグラモフォン!といえるほどのものです。
※音色をこちらで視聴できます。
些細な欠点など、全く気になりません。(と思います。)
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
シンプルなテーブルトップデザインの蓄音器です。
ホーンが本体に内蔵されていない、外付けラッパ型の古いタイプのモデルです。
モデルとしては19世紀のころのデザインですが、つくりは比較的新しいように思います。
戦後の復刻モデルといったところでしょう。
付属していたレコードのラベルにはヒンディー語らしき文字を確認。
おそらくイギリス人が英領インド(第二次大戦後は独立国)で作らせた復刻品かと思われます。
この手の復刻品は様々な分野で存在しますが、
いずれもほぼ完全に当時のイギリス仕様が再生されていてつくりも良く、
欧米ではとても人気のある商品です。
入荷時のコンディションは、といえば、前オーナーにかなり愛用されていたのでしょう、
全体に使用感があり、動力部は不動の状態でした。
機械をオーバーホールし、内外ともにフルメンテする必要がありました。
外装は全体的に家具職人が製作するレベルの本格的なもので、
ウォルナット系の無垢材が、内・外部共に使用されています。
塗装面に経年劣化が進んでいましたので、ある程度手を入れる必要がありました。
塗装の再生でかなり美しくなることでしょう。
内部機構はサウンドボックス・ターンテーブル・スピードレギュレーター、内部のゼンマイ動力、と
構造としては欠品はありませんので、ひとつひとつ見直していけば動くようになってくれるでしょう。
さて、まず修復としましては、外ケースの再生から。
構造的な問題はなかったので、仕上げ塗装できれいにします。
塗装処理前に全体を細かい粒度のサンディングで下地を整え、
英国製のオイルステインで色調整をしました。
その後、環境対応のウレタン塗料で仕上げをしました。
艶出し仕上げとしていますので、ピアノのようにピカピカになっています。
一応、コレクションアイテムとして、グラモフォンカンパニーのメーカーシール、
”His Master's Voice(HMV)” の表示はきちんと残すように塗装しています。
内部はクリーニングをメインに行ないました。
強力パワーのダスターガンを使い、埃を追い出し、ステイン塗装でリフレッシュさせました。
尚、外ケースは天蓋構造となっていて、ターンテーブルを持ち上げると
ターンテーブル自体が天蓋となっていることがわかります。
ターンテーブル裏には動力部が設置されていて、メンテナンスがしやすい設計となっています。
動力部に対してケースの収納部は全然余裕がありますので、
ここにレコード針やちょっとしたメンテナンス用品などを収納しておくことができそうです。
外ケースの後は機械部のオーバーホールです。
調べてみると動かない原因は、まずゼンマイが切れていました。
そして動力を伝えるギアが摩耗して咬み合わせが悪く、
うまくターンテーブルに動力が伝わっていませんでした。
いずれも交換部品などはないので、元の部品を使って再生します。
かなり難易度の高い作業でしたが何とか動力は復旧できました。
グリスアップしてさらに調子よく動くようになっています。
ただかなり愛用されてきたようで、微妙に各部歪みが出ていて、
ちょっと気になる点はございます。
一つはターンテーブル自体が少したわんでいるようで、回転するとわずかに波打っているように見えます。
2つ目はサウンドボックスのレコード針をレコードの上に置いたとき、
若干傾いで見えること。
そして3つ目はラッパのホーンを差す箇所が、何度も抜き差ししたのか、
若干緩くなっていること。
いずれも使用上は問題はありませんので、アンティークコレクションなりの状態とは言えますが、
ホーンの抜き差しが緩いのはちょっと気になるかと思いますので、
お届け前にはアルミテープなどで少しきつめにささるように調整をいたします。
以上、動力も再生され、良い音を奏でるようになりました。
最後はラッパのブラスホーンと金具類を一つ一つしっかりと磨き上げ、
またターンテーブルのフェルトもきれいに張替えて完成です。
尚、使用方法ですが、まず、ターンテーブル左手前「I型」のレバーがロック(手前左に位置)されていることを確認し、
付属のハンドルを時計回りに30回ほど(完全にゼンマイが解放されている場合)回します。
※ハンドルはお送りする際、外してお送りします。
ハンドルを回すとディスクを回す動力源のゼンマイが巻きあがります。
次にロックレバーを奥方向に押すとロックが解除され、レコードが回転をはじめます。
回転を確認したらサウンドボックス(針)をレコードに乗せます。
※回転する前にサウンドボックスを乗せてしまいますと、サウンドボックスの重みの抵抗により、回転をはじめませんのでご注意を。
停止はロックレバーを手前引けば回転が止まります。
またゼンマイが伸び切っても停止します。
回転数は1分間に78回転ですが、微調整が可能です。
右手前の”FAST”、”SLOW”のレバーの位置を手動で動かし、曲調に合わせて回転数を調整します。
お好みの回転数をお試しください♪
ちなみにレコード針は視聴用に1本のみついています。
デニムではあいにくストックがありませんので、レコード屋さんで予備のレコード針はお求めください。
(ネットなどでも入手できるかと思います)
視聴サンプル用のSPレコードも1枚付属しています。
※下記エキストラフォトご参照。
余談ですが、このポータブル蓄音器で奏でる音楽はとても、気持を豊かにしてくれます。
実際、レコードなどのアナログ音楽には、CD、DVD等のデジタル技術では、
表現できない音域が再生可能といわれていますが、
そんな科学的な根拠に加えて、スピーカーの原点ともいえるオルゴールのようなストレートなサウンドが、
きっと私たちを心地良くさせてくれるのだと思います。
コレクターの方ばかりで無く、普通のアンティークファンの方にも簡単に楽しくご使用いただけます。
自信を持ってお勧めできる素晴らしいお品です。
(Restorer/YM)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
今から50年ほど前に製作されたマホガニー製外装の蓄音器グラモフォンです。
ヴィンテージクラスのコレクションアイテムです。
骨董品ですが、単に曲を聴くだけでしたら、全く知識のない初心者の方でも、
すぐに簡単にご利用いただくことができます。
とてもシンプルな構成です。
ハンドルを回すだけでレコードを聴く事が出来ます。
レトロな音には、何だかほっこりします・・。
どこかで聞きかじった話ですが、現代のデジタル音では、どうしても発音できない音域の周波数があるとのこと。
それが、アナログのレコードプレーヤーならその音を表現できるそうなのです!
(本当に聞きかじりの話ですが・・。)
今でもレコードマニアの方がいらっしゃるのは、そういう音域に魅かれているのかもしれませんね・・。
もちろん!
ディスプレイやインテリアのアクセントとしてもおすすめのアイテムです。
こちらのグラモフォンでお聴きいただけるSPレコードも、多数揃えております。
ぜひこの機会ににご検討ください!
(Sales/TJ)
★EXTRA PHOTO
↑ソリッド(無垢)のブラス(真鍮)製です。
↑針はこまめな手入れ、あるいは交換が必要です。
↑こちらのレバーで音楽の速度を微調整できます。
↑こちらのレバーがターンテーブルのスタートストップレバーです。
↑サンプルレコードが付属いたします。↓
その他のオススメ商品
スペック表
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
| 商品基本情報 | ||||
| 品名 | ヴィンテージHMV テーブルトップ グラモフォンwith ブラスホーン | |||
| 品番 |
GF0006
|
管理番号 | Lot19-24_0907 | |
| 販売価格（税込） | 88,000 円 | 在庫数 | 0 | |
| サイズ |
幅 700mm 奥行 500mm 高さ 600mm ※トップのサイズ表記は撮影時のセットした状態の外寸です。 ※ターンテーブル木箱本体は幅305ｍｍ×奥行き305ｍｍ×高さ185ｍｍです。 ※ブラスホーンは最大直径420ｍｍ×高さ380ｍｍです。 ↓どうぞ、ご視聴ください！ | |||
| 送料ランク・重量 |
Bランク 送料目安：4,400円～7,040円
（沖縄 10,010円）
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
| 商品分類 | クラス | |||
| デザイン | ||||
| ユース | ||||
| ランク | ||||
| カテゴリ | 装飾品/Decor ＞ 蓄音器 | |||
| 商品プロフィール | ||||
| 原産国 | イギリス | 年代 | 1950年代 | |
| メーカー | デザイナー | |||
| 主要素材 | ||||
| 主要素材の材質 | ||||
| 主要素材の等級 | ||||
| 商品の無垢率 | ||||
| カラー | ||||
| 塗装・仕上げ | ウレタン仕上げ | |||
| その他素材 | ||||
| その他の素材のカラー | ||||
| メンテナンス状況 | ||||
| コンディション | 傷の程度 | |||
| 目立つ傷 | ||||
| 交換・改造 | ||||
| 実用性 | ||||
| 商品プロフィール | ||||
| 原産国 | イギリス | 年代 | 1950年代 | |
| メーカー | デザイナー | |||
| 主要素材 | パイン | |||
| 主要素材の材質 | 無垢材 | |||
| 主要素材の等級 | １級 | |||
| 商品の無垢率 | 90％以上 | |||
| カラー | ダーク系 | |||
| 塗装・仕上げ | ||||
| その他素材 | 金属 | |||
| その他の素材のカラー | 素材色 | |||
| メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
| コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
| 目立つ傷 | 少ない | |||
| 交換・改造 | 年代なり | |||
| 実用性 | 年代なり | |||
| 商品評価 | ||
| デニムの総合評価 | ||
| 商品評価 | ||
| デニムの総合評価 | Ａ | |
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