SU0442 イギリス 1820年代 リージェンシー ウォルナット ティーキャディ
サイズ | 幅 355mm 奥行 205mm 高さ 215mm 収納部内寸・幅 70mm 収納部内寸・奥行 130mm 収納部内寸・高さ 110mm |
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Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
19世紀前半、今から200年前、リージェンシーの時代につくられた、
めずらしいドームトップ型ティーキャディです。
ほぼ完全なオリジナルコンディションとして入荷してまいりました!
・・イギリスに喫茶の習慣が中国から伝わったのは、18世紀のことでした。
18世紀の終わりごろになると、上流階級の間に普及し、彼らの生活の中に徐々に定着していきました。
当時はまだ、カップにはハンドルのない”ティーボウル”が使われていた時代です。
19世紀にはいると、ハンドルつきのティーカップも広まり、お茶の習慣も中流階級にまで広がり始め、
イギリスの現在の紅茶文化が形成され始めた、ということです。
しかしまだそのころは、お茶にしても陶磁器にしても、一般庶民には到底手の届かない高嶺の花の時代。
本格的な紅茶の普及は20世紀以降を待たなければなりません。
茶葉は女主人が鍵のかかるティーキャディに入れ、大切に寝室に保管されていたと言われています。
このような宝石箱のように頑丈で高価な収納ケースに入れて・・。
このティーキャディはまさにそんな時代、1820年頃に使われていた収納ケースです。
オルゴールのようなドームトップの天蓋を開けると、そこには2つのセクションが・・。
デザインも凝っていますが、つくりについてもとても手が込んでいます。
この2室+1室構造には理由があって、ほとんどの当時のティーキャディは内部は2つの部屋に別れていました。
それは、緑茶と紅茶(又は烏竜茶)をそれぞれの部屋に入れ、
ブレンドをして楽しむことができるようになっているためなのです。
こちらのような高価なティーキャディには、ブレンドをするためのスペースをとり、
3セクションに分かれていたりしました。
こちらのティーキャディは、フルセクション、ということですね。
ちょっと驚かされるのはそのつくりの精度の高さ。
1世紀半経っている無垢の木箱にミリ単位の歪みもないんです!
これってどういうこと?
未だに日本の「桐ダンス」のようにぴったりと蓋が開け閉めされます。
外箱も、もちろん内箱も。
それも、見事なバール・ウォルナットの希少材を使用していながら、ですよ。
さすがにロックの金具はちょっと施錠解錠に引っ掛かりのような感じが出ていますが、
それも強いて言えばの話。
2世紀も経過しているものですから。
まさに高価な貴重品を収納するにふさわしいケースといえます・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
1820年頃のティーキャディです。
200年前のスーパーリアル骨董ですが実用アンティークとしても、
コレクションとしても、気になりますね。
リージェンシー独特の研ぎ澄まされたようなデザイン。
サーベルフォルムのドームトップ型、といったところですが、
”ナポレオン・ハット”といった方が良いかもしれませんね。
素材は貴重な杢目を持つ、バールウォルナットの化粧材。
ベースは無垢材のようですが、とても軽く仕上げられています。
内箱内部の天蓋もウォルナット材です。
鍵の動きや上蓋の開閉の動きは、130年前のものとは思えないほどの
実用的かつスムーズさです。
兆番などの金具も一切問題ありません。
これほどのコンディション、どこかで使われることなく保管されていたのかとも思いましたが、
内側に張られた箔の状況から見ると、レストアを受けながら近年まで使われていたように思えるんですけどね。
お茶のにおいはほとんど感じませんが。
さて、メンテは入荷時のホコリを丁寧に洗い落とし
クリーンな状態にする事から始めました。
外観は角周りに少し当て傷程度はありますが、全体的にはとても良い風合いに年月を経てきています。
古艶もあり、大切に使われてきたことが伺われます。
塗装状態はパテナの出ている良い状態でしたが退色が激しかったので、
再塗装することにしました。
仕上げには天然の蜜蝋ワックスで隅々まで磨き上げます。
とてもきれいに仕上がったものと思います。
ポリッシャーで鏡面仕上げにしています。
もちろん生活骨董品ですので、全体的に許容範囲程度には小傷、色むらは見られますが、
商品価値に影響するほどのものではないと判断しております。
鍵はオリジナルキーでロックアンロックも今尚正常な状態で、
当方ではオイルメンテのみ行なっております。
クリーニングに関しましては、実際のご利用を考慮し、内箱の紙箔などはそのまま残しておりますが、
基本的に隅から隅まで、隅々行っております。
ご安心下さい。
底面には4つ足がついていますが、もともと布が張られていたので、
本来は直置きだったものかもしれません。
フェルトをきれいに張りなおした後、一応入荷時通り、4つ足を戻しておきました。
無いよりもあった方が見た目のバランスも良いですね。
以上、高価なアンティークコレクションですので、手抜きなく隅々までメンテナンスをいたしました。
とても貴重なリージェンシー時代の歴史ある茶箱です。
ぜひこの機会にご検討ください。
担当修理職人から自信を持ってお奨めさせていただきます。
(Restorer/NM)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
レアなアンティークが入荷しました!
今から200年前のティーキャディ(紅茶入れ)です。
それにしても、信じられないほどのグッドコンディションです!
もちろん、香りを逃がさないため、完全に密閉しておく必要があったのでしょうけど、
1世紀以上経っても、未だに内箱外箱ともに、隙間がほとんどなくぴったりと締まることなど、
木製家具の常識からは考えられませんね。
さすがに、19世紀のティーキャディでは状態の良いものはどんどん減ってきているそうなのですが、
このキャディに限ってはまだまだ安心して長くつきあって行けそうですね!
鍵付きなので、紅茶だけでなく、割り切れば他にも色々と用途がありそうです。
ぜひアンティークファンの方のお気に入りアイテムに加えていただきたいものです。
歴史ある希少なアイテムになります。
ぜひ、ご検討を!!
(Sales/TJ)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | リージェンシー ウォルナット ティーキャディ | |||
品番 |
SU0442
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管理番号 | LC33-12_0731 | |
販売価格(税込) | 132,000 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ | 幅 355mm 奥行 205mm 高さ 215mm 収納部内寸・幅 70mm 収納部内寸・奥行 130mm 収納部内寸・高さ 110mm | |||
送料ランク・重量 |
佐川急便100 送料目安:1,520円~2,000円
佐川急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 雑貨/Miscellaneous > キッチン/テーブルウェア |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1820年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | クリーニング&ワックス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1820年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | パイン | |||
主要素材の材質 | 化粧材 | |||
主要素材の等級 | S級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ダーク系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | 金属 | |||
その他の素材のカラー | 素材色 | |||
メンテナンス状況 | 一部メンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 少ない | |||
交換・改造 | 少ない | |||
実用性 | 年代なり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | A |
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