OC0051 イギリス 1890年代 スーパークオリティソリッドマホガニーシート スウィベルオフィスチェア
サイズ |
幅 650mm 奥行 650mm 高さ 815mm 座面高 440mm 肘掛高 725mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
1890年代、イギリス・ヴィクトリアンの時代に製作された、スウィベルドクターチェア(回転椅子)です。
驚いてください。
こちらのチェアは何と、マホガニー総無垢製!
背も座もひじ掛けも、脚も、スポークでさえも、
すべての材がソリッド・マホガニー!
特に座面は1枚板。
マホガニー無垢の1枚板座面なんて、聞いたことありますか?
笑っちゃうほどのハイスペックです。
イギリス・アンティークならではの高級仕様。
それにしても、う~ん、なんともレトロなプロポーション。
とってもノスタルジックです・・。
いわゆるイギリス・ウィンザースタイル、”ボウバック・キャプテン” チェア。
イギリスでは伝統的なデザインです。
日本でも今から70~80年前の、大正~昭和初期にかけて、
このような木製フレームのオフィスチェアが数多く製作されていて、
今でもまれに和骨董屋さんで見かけることがあります。
おそらくそうした日本の「回転椅子」は、このオフィスチェアのような、
英国スタイルをリ・デザインして製作されたものだと思いますので
そういう和骨董の回転椅子を見た記憶が、こちらのドクターチェアにも郷愁を感じるのでしょうね。
それにしても、こう言っては何ですが、日本の和骨董の回転椅子って、
なぜどれもこれもボロボロ、ガタガタの椅子が多いのでしょうか・・?
別にわが国の製造技術を卑下するわけではありませんが、
1世紀以上を経た今、このチェアとその辺の和骨董の回転椅子を比較してみれば、
・・残念ながら、その違いは歴然ですね。
何も製造技術が大きく劣っている、というわけではありません。
大きな違いは素材面。
このようなマホガニー無垢など、当時の日本ではそうやすやすとは
入手できなかったでしょうから。
使用するユーザー側の意識の問題も大きかったものとは思いますが、
使用されている素材の違いが、耐久性に影響している面は逃がせないポイントでしょう・・。
でも、今や、日本も変わりました。
モノづくりは世界の先端を行き、交易はボーダレスの時代。
こちらのようなマホガニー製は無理にしても、世界中から良い素材が入手でき、
さらには過去になかった新素材まで開発され、別のカタチで、
良いオフィスチェアは、これからも生まれていくことと思います。
過去に作られたものにせよ、未来に作られるものにせよ、
今の子供たちには、「良いもの」をたくさん残してあげたいものですね・・。
こちらは、まさにそのような、将来に受け継がれていくべき「無銘の名作椅子」。
デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
19世紀末から20世紀初めごろのイギリス製高級オフィスチェアです。
ウィンザー・ボウバックキャプテンチェアの古典的なイギリス伝統デザイン。
赤みの華やかなマホガニー無垢の躯体がとても新鮮に映ります。
座面は一枚のマホガニー無垢板を削り出して製作したサドルシート(くぼみを彫り込んだ形状の座面)、
S字カーブを描く、スクエアレッグもマホガニー無垢の削り出し。
このような贅沢な仕様のチェアは、未来永劫二度とつくられることはありませんね・・。
つくりも明らかに古来からのハンドメイドな家具製作の工法。
量産には向かない構造からみて、オーダーメイドされた1点ものであることは間違いありません。
とても貴重なものと思います。
座面高も、イギリスの椅子にしては低く、44cm。
ほぼ日本のドクターチェアと同等の高さです。
領主のご婦人専用に、お抱えの家具工房が製作した、
そんな印象のオフィスチェアに思われました。
尚、回転軸に昇降機能はなく、高さは回転させても上下は致しません。
ティルト機能(座面と背もたれが一定の角度を保ったまま前後に振れる)もありません。
仕様的には19世紀標準です。
それでも、座面は比較的広めで、すわり心地の良い形状に造形され、
背もたれも体のラインに合わせてカーブを描いています。
かなり快適さを追求してありますね。
素材は前述のとおり、マホガニー無垢材が使用されています。
オークなどの普及材が多いイギリスのオフィスチェアにあって、マホガニー製はとても珍しいと思います。
やはり特定のご婦人のために作られた華やか系の椅子なのでしょう。
座面などはかなり分厚い無垢板を使用しています。
まぎれもない最高級のコレクターズピースです。
回転部にはアイアンが使われていますので、無垢材と相まってがっしりとした重量感があります。
回転椅子として結構重い方ではないかと思います。
さて、入荷時のコンディションとしては、大きく破損したような箇所も無く、
良くメンテナンスされていた状態でした。
気になる回転軸にはがたつきもなく、使用環境も良かったことが想像されます。
脚裏にはもともとキャスターはついていませんでした。
あってもよさそうですが、脚裏に取り付けられた形跡はありませんでした。
実際にオフィスなどで使用するにはキャスターをつけてもよいかもしれませんね。
※ご希望の場合には別途お見積もりいたします。
フレ―ムの構造的には緩みやガタつきはほとんどなく、素晴らしい状態が保たれていました。
外観面ではやや塗装面に経年劣化が進んでいましたので、
いつも通りのリフレッシュ塗装で、この素晴らしいマホガニーの躯体を蘇らせていきましょう。
まずはクリーニングから始めました。
脚周りを中心に木部は「CR0291 HOWARD クリーナフィニッシュClean-A-Finish 473ml」で、
座面の動きをつかさどる金属パーツにはオイルメンテを施します。
回転軸は動きがより一層滑らかになりました。
現状、きしみ音もなく、スムースに回転しております。
下半身のメンテナンスの後は上半身です。
塗装の下準備も兼ねて、全体的にサンディング。
古い塗膜や表面の汚れを落とします。
同時に、小傷も消し込んでいきます。
その他気になりそうな小傷は硬質パテを充填し形を整えておきました。
そして塗装。
塗装の工程はアンティークが生まれた当時と同じ、昔ながらの塗料を使用して作業します。
まずは英国から取り寄せておりますオイルステインで色味を整えます。
カラーはレッドマホガニーを使用。
もちろんアンティークらしい時代感は失わないように配慮します。
仕上げは天然素材由来のシェラックニスを数回重ね塗りして艶だし致しました。
このシェラックニスがミソで、無色透明の現代のニスとは異なり、
素材自体がやや「あめ色」のブラウンの色味を帯びています。
天然素材に由来する優しい半透明の金茶で、塗り重ねによって色に深みが増します。
最後は塗装の完全乾燥を待って天然蜜蝋ワックスで磨きあげて仕上げます。
全体的にクリーンで艶やかに仕上がっています。
素晴らしいマホガニーオフィスチェアで、稀に見るコレクターズアイテムです。
担当修理職人から自信を持ってお奨めさせていただきます。
(Restorer/MJ)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
グッドデザインの英国製ドクターチェアです。
現代では考えられない、マホガニー総無垢製です。
当店では将来、資産価値としてもご期待いただけるプレミアム・アンティークと高く評価しております。
100年以上の時を経て、今尚本来の姿・機能を保ち続けるその作りと素材の良さ。
アンティークファンならずとも、誰もが納得の高級オフィスチェアではないでしょうか。
マホガニーの木肌には充分艶もあって、永く愛されてきたことが良くわかります。
実用的にも、程よい座面高に加え、ワイド&ローでリラックスいただける座面によって
デスクチェアのみならず、オケージョナルにお使いいただけるユーティリティ性です。
実用性、デザイン、コンディション共に優良で、次代に引き継ぐべき逸品だと思っております。
きっといつか、その価値にご満足いただける日がくるものと信じております。
アンティーク調ではなく本物をお求めの方、ぜひご検討をお待ちしています!
(Sales/TJ)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | スーパークオリティソリッドマホガニーシート スウィベルオフィスチェア | |||
品番 |
OC0051
|
管理番号 | LC34-4_1211 | |
販売価格(税込) | 121,000 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 650mm 奥行 650mm 高さ 815mm 座面高 440mm 肘掛高 725mm ※回転機構につきましては、昔ながらの、座面を回すだけのタイプとなっております。 ※昇降機能やリクライニング機能はございません。 | |||
送料ランク・重量 |
Cランク 送料目安:7,535円~13,035円
(沖縄 18,865円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ |
椅子/Chair
> オフィスチェア/デスクチェア
無銘の椅子コレクション/Premium Chair Collection > 無銘の名作椅子 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1890年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ステイン・ニス・ワックス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1890年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ウォルナット | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | S級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ダーク系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | 金属 | |||
その他の素材のカラー | 素材色 | |||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 少ない | |||
交換・改造 | 少ない | |||
実用性 | あり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | S |
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